康平は夕べ・・元気に部活から帰ってきました。
「ただいまぁ~~」
「おかえり~~大丈夫やった?」
「うん!」
「何したん?」
「主にランニング・・」
「鼻血は出んだ?」
「出た・・でも大丈夫」
どーやら・・今の所・・大丈夫そうだ・・
昨日の昼食の後・・ダンナにチョットした異変が・・・
昼食を食べに行く前までは・・「普通」でした・・
ところが・・いつもより早く昼休憩から上がってきました・・
アレッ??どーしたが??
「何か・・胸がザワザワして嫌な感じがするっ」
以前もありました・・こんな変な現象・・
2年前の「乳頭腫」が気管の三分の二をふさいでしまった時・・
あの時も突然・・呼吸が出来なくなり・・
パニックになっていったのです・・
その時とよく似た症状・・
椅子にも座れないし・・つらそうな顔でウロウロ
「どーしたが?急に?」
「わからん・・」
顔の表情が・・暗い・・
「部屋に戻って横になってこれば?」
「1人は怖い・・」
困ったなぁ~~・・
どーしてこんな風になったんだろーー・・
ダンナが不安がるので・・しばらく傍にいました。
体をギュゥと縮め込み・・体育座りの状態でうつむいている格好が・・
楽みたい・・・・
パニック状態になってる・・
どーしたんだろーー?
しばらくしてダンナがポツリと
「イヤな事・・考えたからかな~・・」
「イヤな事??」
「うん・・それを考えたら・・急に胸がザワザワしておかしくなった・・」
「何??・・」
「どーして・・親子はこんな所まで似るんかな~って」
康平の今の状態を言っているのは・・すぐにわかりました。
1時間ぐらい・・縮こまってジーーッとしていると・・
少しずつ・・楽になってきたよーーで・・
顔の表情も・・いつもの状態になりました・・・
そこから・・ダンナがポツリポツリと話し出しました。
「オレ・・・夏の大会で1打席もバッターボックスに立ってないんやぜー」
・・・
「えっ・・そーーなが??」
ダンナの話しによれば・・
試合の3日前の練習で頭の横の部分に球が当たったんだって・・・
医者に行って検査では異常なしだったけど・・
1試合目からのスタメンに出れなかったんだって
ダンナの高校野球人生も・・なかなかの困難なもので・・
1年秋・・レギュラーを取った矢先に・・目に球が当たり・・
入院・・失明覚悟まで宣告されたが・・見事・・復帰・・
2年冬・・椎間板ヘルニアで長野の病院に入院・・
春には復帰・・春の大会は出場
そして・・最後の夏・・
ダンナは副キャプテンでサード・・
当時・・一番甲子園に近いと騒がれていた高校でした。
何度も挫折を乗り越えての夏だったのに・・
頭にボールが当たったばっかりに・・
夏の大会・・ベンチにはいたけど・・
バッターボックスには、1度も立てずに・・
意外な相手に「転んで」負けてしまったのです・・
夏の大会・・そーいういきさつがあったのは、初めて知りました。
今回の康平のケガで・・
「なんで・・親子・・2代で・・同じ事になるんやろー」って考えたら
胸が締め付けられるほど・・辛くなったみたい
救急に運ばれた時・・・ポンポンに腫れた顔で
自分1人で歩けないのに・・
「吐きたいから・・トイレに行きたい」と・・康平が・・・・
ダンナに支えられフラフラになりながらトイレに行った康平は・・
トイレの中で「ワーンワーン」
泣いていたんだって・・
部長先生の前では見せたくない涙・・
トイレで・・20分近く・・泣いていたんだって・・
ダンナが後で教えてくれた・・
私も・・康平には「がんばろー!大丈夫!」って・・
前向きに励ましているけど・・
実際・・康平は・・ベンチにも入れないかもしれなって・・・
覚悟はしているんです。・・・
たとえ・・ベンチに入っても・・
到底・・試合には出れないだろーーって・・
覚悟はしているんです・・・
それでも・・康平の前では・・最後まで諦めるなって・・言うしかないっ!
ダンナが高校時代に・・そうとう・・辛かった思いが
急に蘇り・・息子にも降りかかるかと思ったら・・
体の具合をも・・おかしくしてしまうほど・・・
辛い気持ちになったんだね・・
ダメかもしれないけど・・・大丈夫かもしれないから・・
2人でそんな会話をしました・・・
ダンナは・・時間と共に元に戻り・・ホッとしました・・・・・
ダンナの気持ち・・・
高校野球に青春を費やした人にしか・・わからない・・
しんどい思いなんだろーなっ・・
ここまで・・康平は「奇跡」を重ねてきたんだから・・
やっぱり・・最後まで諦めてはダメなんだよっ・・
『下を向いていたら前が見えないから・・顔あげて・・前に進もう』
そう言って・・今まで・・何度も子供達といろんな事を乗り越えてきたんだから
前に進もう
たとえ・・康平がダメでも・・
チームはきっと勝ち進んで勝利をつかんでくれる
チームの勝利を信じよう
「ただいまぁ~~」
「おかえり~~大丈夫やった?」
「うん!」
「何したん?」
「主にランニング・・」
「鼻血は出んだ?」
「出た・・でも大丈夫」
どーやら・・今の所・・大丈夫そうだ・・
昨日の昼食の後・・ダンナにチョットした異変が・・・
昼食を食べに行く前までは・・「普通」でした・・
ところが・・いつもより早く昼休憩から上がってきました・・
アレッ??どーしたが??
「何か・・胸がザワザワして嫌な感じがするっ」
以前もありました・・こんな変な現象・・
2年前の「乳頭腫」が気管の三分の二をふさいでしまった時・・
あの時も突然・・呼吸が出来なくなり・・
パニックになっていったのです・・
その時とよく似た症状・・
椅子にも座れないし・・つらそうな顔でウロウロ
「どーしたが?急に?」
「わからん・・」
顔の表情が・・暗い・・
「部屋に戻って横になってこれば?」
「1人は怖い・・」
困ったなぁ~~・・
どーしてこんな風になったんだろーー・・
ダンナが不安がるので・・しばらく傍にいました。
体をギュゥと縮め込み・・体育座りの状態でうつむいている格好が・・
楽みたい・・・・
パニック状態になってる・・
どーしたんだろーー?
しばらくしてダンナがポツリと
「イヤな事・・考えたからかな~・・」
「イヤな事??」
「うん・・それを考えたら・・急に胸がザワザワしておかしくなった・・」
「何??・・」
「どーして・・親子はこんな所まで似るんかな~って」
康平の今の状態を言っているのは・・すぐにわかりました。
1時間ぐらい・・縮こまってジーーッとしていると・・
少しずつ・・楽になってきたよーーで・・
顔の表情も・・いつもの状態になりました・・・
そこから・・ダンナがポツリポツリと話し出しました。
「オレ・・・夏の大会で1打席もバッターボックスに立ってないんやぜー」
・・・
「えっ・・そーーなが??」
ダンナの話しによれば・・
試合の3日前の練習で頭の横の部分に球が当たったんだって・・・
医者に行って検査では異常なしだったけど・・
1試合目からのスタメンに出れなかったんだって
ダンナの高校野球人生も・・なかなかの困難なもので・・
1年秋・・レギュラーを取った矢先に・・目に球が当たり・・
入院・・失明覚悟まで宣告されたが・・見事・・復帰・・
2年冬・・椎間板ヘルニアで長野の病院に入院・・
春には復帰・・春の大会は出場
そして・・最後の夏・・
ダンナは副キャプテンでサード・・
当時・・一番甲子園に近いと騒がれていた高校でした。
何度も挫折を乗り越えての夏だったのに・・
頭にボールが当たったばっかりに・・
夏の大会・・ベンチにはいたけど・・
バッターボックスには、1度も立てずに・・
意外な相手に「転んで」負けてしまったのです・・
夏の大会・・そーいういきさつがあったのは、初めて知りました。
今回の康平のケガで・・
「なんで・・親子・・2代で・・同じ事になるんやろー」って考えたら
胸が締め付けられるほど・・辛くなったみたい
救急に運ばれた時・・・ポンポンに腫れた顔で
自分1人で歩けないのに・・
「吐きたいから・・トイレに行きたい」と・・康平が・・・・
ダンナに支えられフラフラになりながらトイレに行った康平は・・
トイレの中で「ワーンワーン」
泣いていたんだって・・
部長先生の前では見せたくない涙・・
トイレで・・20分近く・・泣いていたんだって・・
ダンナが後で教えてくれた・・
私も・・康平には「がんばろー!大丈夫!」って・・
前向きに励ましているけど・・
実際・・康平は・・ベンチにも入れないかもしれなって・・・
覚悟はしているんです。・・・
たとえ・・ベンチに入っても・・
到底・・試合には出れないだろーーって・・
覚悟はしているんです・・・
それでも・・康平の前では・・最後まで諦めるなって・・言うしかないっ!
ダンナが高校時代に・・そうとう・・辛かった思いが
急に蘇り・・息子にも降りかかるかと思ったら・・
体の具合をも・・おかしくしてしまうほど・・・
辛い気持ちになったんだね・・
ダメかもしれないけど・・・大丈夫かもしれないから・・
2人でそんな会話をしました・・・
ダンナは・・時間と共に元に戻り・・ホッとしました・・・・・
ダンナの気持ち・・・
高校野球に青春を費やした人にしか・・わからない・・
しんどい思いなんだろーなっ・・
ここまで・・康平は「奇跡」を重ねてきたんだから・・
やっぱり・・最後まで諦めてはダメなんだよっ・・
『下を向いていたら前が見えないから・・顔あげて・・前に進もう』
そう言って・・今まで・・何度も子供達といろんな事を乗り越えてきたんだから
前に進もう
たとえ・・康平がダメでも・・
チームはきっと勝ち進んで勝利をつかんでくれる
チームの勝利を信じよう
勝手に願って信じてますから。
子を思う気持ちは、痛いほどわかります。
Mさん、お父さん、チームの勝利を信じて頑張ってくださいね夏に、テレビで見られますように、広島の地で応援しています。
信じて願ってください・・
お願いします・・
一番は「チームの勝利」
複雑な気持ちで一杯ですね~・・
我が子がかわいいのは・・どこの親も同じなんだけど・・
やっぱり・・団体競技は「チームの勝利」が一番ですから・・
元気に練習に復活していますよ~