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ソチで再び一騎打ち（キムヨナVS浅田真央）

2014-02-06 17:55:52

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キム・ヨナ、組み合わせ抽選５グループの「３番目」に＝フィギュア

ソチ冬季オリンピックでは、フィギュアスケートの組み合わせ抽選方式が以前の大会とは違う。キム・ヨナは当初の予想とは違い５グループの３番目に演技をすることになった。

国際スケート連盟（ＩＳＵ）はソチオリンピックで女子シングルショートプログラムの出場選手３０人を世界選手権のように６人ずつ５グループに分けると明らかにした。５人ずつ６グループに分けたバンクーバー大会とは違った方式だ。これに伴い世界ランキング２９位で今回の大会出場選手の中では１５番目となるキム・ヨナは、５グループの中で３番目のグループに分けられた。

当初の予想とは少し違ったが大きな差はない。一般的にキム・ヨナは、ショートプログラムで上位前の順に演技するのを好むという。氷が削られることが少なく待ち時間が短いからだ。
（フィギュアスケートニュースより）

　オリンピックムードも高まってきた。
　フィギュアスケートも過去のメダリストたちが優勝の行方を占いだしている。
　バンクーバーオリンピック時、キムヨナのコーチを務めたブライアン・オーサーは、韓国放送局のインタビューに応じ、「最高の能力と精神力を備えた」としてキムヨナを優勝候補の１番手に挙げた。しかし、続いて日本の取材陣インタビューでは「金メダルは強力なトリプルアクセルを習得した」として浅田真央の優勝を予想した。
　これはまあ、過去と現在の立場による社交辞令としておこう。

　２大会連続でメダルを取ったロシアのイリーナ・スルツカヤは、「キムヨナは凄い選手だ。２連覇の可能性は十分」としながらも、同レベルの力を持つ浅田真央の存在があって優勝は二人の出来如何との見方をとっている。長野オリンピックにおいて１５歳の若さで金メダルをさらっていったタラ・リピンスキーも二人の優勝争いに注目している。

　長野五輪を１５歳で制したタラ・リピンスキーも二人の優勝争いを予想している。

★ リピンスキーは２０１０バンクーバーオリンピックに続き「フィギュアクイーン」キム・ヨナとライバル浅田真央を金メダル候補と予想した。彼女はキム・ヨナについて「１年間休んで昨年３月の世界選手権を制覇したことにとても驚いた。当時、ジャンプで失敗がなかった。スケートの才能だけでなく度胸もある。フィギュア界では『キム・ヨナ２連覇』の占っている」と絶賛した。だが「バンクーバーのような完ぺきな演技ができるだろうか。過去４年間のキム・ヨナのジャンプ構成は世界トップレベルとは言えなくなった。特に今シーズンは小さな国際大会と韓国大会だけに出場しているので、ソチでどんな姿を見せるのか判断が難しい」とした。

　この二人が共に精彩を欠き、他の選手の後塵を拝するのは考えられないというわけであろう。
　
　僕も二人以外の優勝はないと見ている。バンクーバーオリンピックが終わった後、将来が有望な若手選手がどっと出てきた時は、ソチ五輪の一年前くらいには二人の出る幕などないのではないか、とさえ考えていたが、いざ、２０１３年の世界選手権を迎えてみると頂点を争っているのはキムヨナ、浅田真央、カロリナ・コストナーといったベテラン勢だった。元気のある若手がどんどん出てきてはいたが、元気さを支える技術不足はいかんともし難かった。
　この傾向はグランプリシリーズでも続いた。ベテラン勢が築いた壁に颯爽と風穴開けるほどの選手は登場しなかった。
　わずかの希望はロシア勢の若手だが、キムヨナや浅田真央を向こうに回すには荷が重い。技術はともかくジャンプでさえ二人を凌駕するほどのものはないからだ。
　
　ズバリ、金メダル争いはキムヨナと浅田真央の一騎打ちである。
　３位（銅）を確保するのはロシアかアメリカかが、もうひとつの見どころとなろう。