主催者の現代カードが、冬季五輪の感動を再び韓国のファンたちに伝えようとアイデアを企画し、参加選手らの同意を得たという。このため、公演の第1部では、冬季五輪のショートプログラム(SP)、フリーの演技のどちらかを基本にしたプログラムが披露され、第2部は五輪で使用したエキシビジョンのプログラムで公演を盛り上げる。
参加選手は、「メダリスト・オン・アイス」という公演タイトルにふさわしく、豪華な顔ぶれが勢ぞろいする。冬季五輪男子シングル金メダルのエバン・ライサチェク(米国)と銀メダルのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)、女子シングル銀メダルの浅田真央(日本)、銅メダルのジョアニー・ロシェット(カナダ)、5位の安藤美姫(日本)が出演する。また、アイスダンス金メダルのヴァーチュ&モイア組(カナダ)、ペア金メダルの申雪&趙宏博組(中国)のほか、韓国でも人気の高い、2002年ソルトレークシティー冬季五輪金メダリスト、アレクセイ・ヤグディン(ロシア)や、08年世界選手権優勝のジェフリー・バトル(カナダ)、10年四大陸選手権優勝のアダム・リッポン(米国)も名を連ねる。なお、バンクーバー冬季五輪女子シングル金メダリストのキム・ヨナは参加しない。
このアイスショーは06年以降、現代カードが毎年開催しているもので、韓国だけでなく、国際的にも認知度が高い。出演者の顔ぶれが海外のどんなアイスショーにも引けを取らず、観客の反応も熱いからだ。この公演を見るために日本から訪れる観客も多い。昨年夏には同社の主催で、海外の有名指導者と選手が希望者にレッスンを行うというイベントも行われた。このため、インターネットのあるフィギュア同好会は昨年、会場に「愛してます、チョン・テヨン(現代カード・現代キャピタル社長)」という横断幕を掲げた。また、社長室に感謝の花束やもちケーキ(韓国で祝い事の際に贈られるもちのデコレーションケーキ)を届けるファンもいた。
アイスショーは、現代カードが05年から「スーパーマッチ」の名で企画しているスポーツシリーズの一環として行われる。「スーパーマッチ」はこれまで、フィギュアスケート以外にも、テニスの世界的スターを集めたイベントなどを行い、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ピート・サンプラス(米国)、マリア・シャラポワ(ロシア)、ビーナス・ウィリアムズ(米国)ら、数々の有名選手が韓国を訪れた。また昨年冬には、ソウル・光化門広場にスノーボード用の大型ジャンプ台(高さ34メートル、全長100メートル)を設置し、世界のトップ選手を集めて試合を行った。このジャンプ大会は、韓国では会場場所をめぐり物議を醸したが、世界約170カ国で放送された。
(ニュース記事より)
僕はフィギュアスケートが好きで好きで仕方のない人間である。だから、フィギュアスケートがもっとテレビで放送されるようになればいいと思うし、フィギュアスケートの選手がテレビのCMでもバラエティーでもいいからテレビに出てきて(この間、浅田選手が出てきてゲームをやっていた。見ていて楽しかった。あれを見ていて、スポーツ選手はやっぱり勘がいいし、動きも機敏だなと感心したりした。たまたま出てああだから、そこそこの時間があったら他のメンバーを寄せ付けなかったはずだ)、活躍の場をどんどん広げていってほしいと願う。そしたら、それが結果的にフィギュア競技の魅力やすばらしさを広い世界にアピールし、多くのファンをまた獲得していくこととつながっていくと思う。
そらあ、生で競技を見ることが出来たらいうことはないが、みんな悠々(時間的に金銭的に)と出かけていけるとは限らないわけだから、いろんな形で彼らたちに触れ合っていけたら嬉しいだろうと僕は思うのだ。
上記のニュースでキムヨナ選手の名がないのは残念だ。この「現代カード」と「(株)オール・ザット・スポーツ(AT Sports)」の関係というのはどうなのだろう? 「現代カード」からキムヨナ選手側への出演依頼のアプローチはなかったのであろうか。もし、あったとして決裂したのであるなら、どういう理由であれ、残念なことである。ファンにとって、楽しさや関心が多少ともそがれた感はぬぐえないから。個人的に僕は非常に残念に思う。
ファンの多くは彼らトップ選手の競演を理屈抜きで望んでいるはずだ。そらあ、競技の場でギスギスもするだろうが、それを離れれば同じ競技に打ち込む仲間であるはずだ。親近感がないはずはない。それぞれ、ファンの立場を思いやって、めちゃくちゃ仲いいところを見せたりは出来ないだろうけど、同じ世界を共有していくことは一生を通じてかけがえのない思い出を積み上げることでもあるのだ。それをファンはよくわかっているし、選手たちもそうありたいと願っているはずだ。
キムヨナ選手が出られないのは6月という時期がまずいのであろうか。キムヨナ選手にとって、トロントで本格的な練習に入る時期と重なっているから、予定を組み込むのは無理ということなのであろうか。それとも四月にファンの前で披露したプログラムだし、これを二度やるのは無粋であるということか。
このアイスショーには、ホスト国の選手としてキムヨナ選手にも出てほしかった思いでいっぱいだ。
こんなこと書くと、だから彼女は、と言い出す輩がいるかもしれないが、僕は難グセつけたくてこれを言っているわけじゃない。キムヨナ選手も彼らと一緒に出てほしかったと素直に思っているだけのこと。それだけだ。
