goo blog サービス終了のお知らせ 

雨の記号(rain symbol)

宇宙人はいる?

English Version
한국어
这边中文版
Version Française
Versión Española
Versão Portuguesa
Deutsche Version



 
 ある日、我が家の隣に住む友人と酒を飲むうち、宇宙人論争になった。

”UFOは地球に飛来しているか。宇宙人はいるか”

 の議論である。

★まあ、一杯入っている人はともかく…しらふの人は読むに耐えないからご遠慮ください(;^_^A アセアセ・・・

「広いこの宇宙で地球なみの生命を育む惑星は銀河系の中でいくつもあるだろう」
 双方ともこのことでは意見が一致した。
 しかしこの先の意見は分かれた。
「UFOは地球にいくつも飛来しているし、人間なみの知性を持った宇宙人も他にたくさんいる」
 と主張したのは友人である。
 そうなると同調するわけにいかない。
「人間なみの知性を持った宇宙人…」
 の存在については「我々がそう言えるんだろうから」と認めるしかないが、おそらく、人類滅亡の時まで自分たちではない宇宙人に遭遇することはないだろう、と僕は反論した。
 何光年もの宇宙の彼方からUFOが飛来して来るなんてとんでもない、いったいどんな飛行船に乗ってくるのだ、だいたい、土星みたいな輪を持った飛行船はいかにも鈍そうじゃないか、人類の作ったロケットの方がはるかに速そうだ、そしたらその飛行船スピードなんて高が知れてる、と。


 彼にはそんな風に話しただけだが、上の説明では説得力もなさそうなので、データーとともに自分の考えをまとめてみる。


★「最も近い恒星系」に地球サイズの惑星を確認
 太陽系から最も近い恒星系であるケンタウルス座アルファ星系に、地球とほぼ同じサイズの惑星が存在することが明らかになった。
 ケンタウルス座アルファ星系は、互いの周囲を回る3つの恒星(主星Aと、伴星BおよびC)からなり、太陽系からわずか4.4光年しか離れていない(別のところでは4.3光年の記述もあった)。
 太陽から最も近い恒星であるケンタウルス座アルファ星Bの周囲を、地球とほぼ同じサイズの惑星が回っていることが明らかになった。
 見つかった惑星は、われわれの地球と質量はほぼ同じだが、伴星Bとの距離は25分の1のため、この惑星の1年はわずか3.2日しかない。伴星Bとほとんど接するほどに近いため、この惑星の表面はおそらく摂氏約1,200度と非常に熱く、どろどろの溶岩で覆われていると考えられる。


 この星に生き物のいる可能性はないが、連星をなすこれら恒星の近くに生命を存在させる惑星の見つかる可能性が高まったということにはなる。
 
 隣人はこのことを引き合いに出し、何千光年じゃなくたったの4光年だよ。宇宙人の存在とUFOが飛来してくる可能性は一段と高まったじゃないか、と得意げに強調したわけだった。
 しかし…僕は考えた。
 星の話は何千光年、何万光年の話が多いから、4光年なんてすぐ近くに感じられるかもしれないが、それだってずいぶん遠いんじゃないか、と。


 意見を吐く時は知った風な言い回しをしても、二人とも星の観察などしたことのない人間である。
 わかりやすい天体の本やネット、CSテレビ(宇宙、天体の番組を熱心に見ている)で視聴者向きに解説された宇宙の番組など見て仕入れた借り物のネタなのはお互い分かりあっている。
 ネットで検索すると生命の誕生についてこんな風に知ることもできる。


 ★生命を育む水素、酸素、炭素、窒素などの物質はこの宇宙で豊富にある。条件さえ整えばたんぱく質をつくり、DNAを発現させ、環境に適応して進化を続ける生物を生み出し続ける…エトセトラ。


「我々は時速5万キロや7万キロのスピードでボイジャーを宇宙に送り出してるけど、人間を乗せて飛ぶ宇宙船ならそんなスピードも出せないだろう。4光年や5光年の星だってそこまでたどり着くには、たぶん何万年、何十万年とかかるはずだ。人類はDNAを何億年も引き継いでここまでの知性にたどり着いた。知性を育てるにはこれほどの時間を必要とするんだ。ボイジャー以上の飛行船を飛ばせる宇宙人がいったいどこの星にいるっていうんだい? 子孫を継承するようにして家族の集団で向かわせたにしても、食料が尽き、三代か五代で死に絶えてしまったに決まってるさ」
「いや、いる。いるに決まってるじゃないか」
 隣人は毅然と応じた。
「何光年であろうが、何千万光年であろうが距離なんて関係ない。光は見える世界を飛んでるから光速の限界が生じてるんだ。しかし暗黒世界には距離がない。時間もない。UFOはその道を通って高速を超えた瞬間移動でやってきてるんだ。別の宇宙からだって通り道はある。今、この部屋にも別世界の宇宙人が姿を現してるかもしれない。この目でとらえることは出来なくても宇宙人はいるって…俺はそう信じるね」
 僕は何か反論しようとしたが、まるでつかみどころのない話なので狐につままれた気分だった。
 僕が反論できないと見ると、彼は得意げにグラスの酒をあおった。




QLOOKアクセス解析
<script charset="UTF-8" src="http://amenokigou.analytics.qlook.net/analyze.js"></script><noscript>
<iframesrc="http://amenokigou.analytics.qlook.net/analyze.html" title="QLOOKアクセス解析" style="width:0;height:0;">QLOOKアクセス解析</iframe>
</noscript>
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「エッセイ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事