働く場所はあるんだが、通勤距離が・・・という問題だわな。俺が実際毎日47km往復94kmを通ってるんだが、JR と 私鉄乗り継いで駅からまた2.5km歩くとなると、車通勤なっちまうわけだ。
ところで、この街に住民が住んでいられる理由は過去の歴史とかもあるけど、この街は生まれて幼少を過ごし学校へ行って、高校は町外へ行かなきゃいけないが、食料も米から野菜、調味料に肉に魚に服にお寺に・・・人生のすべてが賄えるそういった地域でずーっときてるわけだ・・・
でも、公共交通機関の発達や車社会の普及によって、洗練され安く大量に物がうっているショッピングセンターができると、みんなそこに流れていった結果・・・さらに、仕事が町外ということで、どうせならと仕事場近くや雪の降らない所に住もうということになって、どんどん、人は外へ外へと出てしまうわけだ・・・。過疎なんだよね
でもね、この街には地域医療に人生をかけた医師が所長となっている、町立の診療所があるんだ。俺の母親もここで最後を看取ってもらったけど、その時もうちの姉(元保健師)が、4月も寝た切りになのに、床ずれがない、毎日毎日ケアしてくれるからやで・・・それに、担当医(所長)と話をして、ここの先生は医を通じて人を診ている、それだけじゃない、その家族も診てくれている と感動してたんだけど、
ま、話があっちいってしまったが、ともかく、医は仁術をモットーとした医師に感謝しながら、住民は何かあれば診療所へ・・・で、大きな病気でなければここでしばらく入院・・・ってな具合。
安心して、住んでいられるのはこの病院があるから。ここが無くなったら、過疎化は一気に進むだろうね。病院が近くにある、そしてほぼ24時間、夜中でも、先生が嫌な顔をせず、一生懸命治療にあたってくれるそんな安心感があるからこそ、それを感謝するからこそ、この診療所は成り立っているんだろうなと思います。
町立、つまり税金で運営している病院に対して、単に費用対効果を求めてはいけないんですよ。税金の無駄遣いじゃないんですよ。税金を使う公共事業だろうけど、それを数字や文字などで現される効果として、住民の安心感や感謝の気持ちをどうとらえるの? 言い方がおかしいのかもしれないけど、赤字の病院経営状況だからといって民間委託などでと対応することは、こんな田舎じゃ自殺行為なんだと思うよ。他の地域でそういうことがあったとしても、この街では通用しないことだと思うよ
過疎化という流れを留めているダムの一つが「町営の診療所」だと俺は思っている。
安い報酬でほぼ24時間働く先生に感謝と畏敬の気持ちを伝えたいもんです。ほんとうにありがとうございます。
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