７月と言えば、土曜の丑。鰻食べたいです。写真は５年前、会社で土用の丑の日に配られたうな重弁当。近所の鰻屋さんからの出前です。
会社員だったころ、７月末の丑の日には会社から鰻重が配られるか、昼に近くの鰻屋へ出かけてたらふく食わしてもらった。
昭和５７年入社だが、昭和が終わるまでは職員が半々に分けて２日間かけて鰻屋でミニ宴会をやった。
入社したころのTOPは堅物で入社して最初の配属が総務庶務係…稟議書を持っていくたびに赤ペンで徹底的に校正されて、真っ赤な稟議書が帰ってくるんだよな・・・。それが保存される、つまり未来永劫会社に残って後任や後輩に見られる・・・ま、恥ずかしい(笑)
真っ赤になって返還されるよりは再考し再度提出せよ！の方がよかったけど、なかなかハンコを押してくれなかったな・・・ま、そんな堅物で厳しいTOPだった。
けど、鰻屋では、ビール注文しなさい・・・えっ！いいんですか？ 午後から仕事が・・・というと、いいから出しなさい・・・で、自分はコップ一杯で終わり、あとは部下が適宜飲むように仕向けてくれて・・・こういう硬軟使い分けるってのは魅力ある人だけどね。ただ、このTOPは退職してとある会社を興したのはいいけど、ワンマンになりすぎて自己崩壊して最後は呆けて人知れず死んだという・・・。
さてさて鰻だが、美味いね・・・かば焼きは美味い！
土用の丑の日は、季節の変わり目という、夏バテする時期なのでビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果的な成分が多い鰻を食べるということで、古くは万葉集に夏痩せに良いから鰻を食べるという歌があるそうで、土用の丑にウナギを食べる習慣は１７００年頃、ま、江戸時代に習慣化したそう。一説には、売り上げが下がるこの時期に あの蘭学者平賀源内が 魚屋の店先に
「本日丑の日」 土用の丑の日うなぎの日 食すれば夏負けすることなし
とかいうキャッチコピーを書いたことがきっかけとか・・・・ま、信じるか信じないかは…あなた次第だけどね。
昔から、鰻が夏バテに良いと知っている人類の知恵！ 凄いよ。
‥‥‥そんな懐古よりも、今は、土用の丑の日に、いや、違う日でもいいから・・・写真のような鰻を食いたいぞ！(笑)
