寂しいもんだよ

とうとう退職まで３日。明日出勤すると最後のお仕事・・・次期支社長に引き継ぎ、労組へ春闘の回答と別れの挨拶。
それからいくつかの決裁事項と４月１日以降の日程の確認と保険関係などの手続き書類の確認。
机の中の整理・・・長年の埃を誇りを持って綺麗に流し・・・うーん３７年１０月・・・最後はコロナ感染の影響で会社の送別会は中止となって、最後会社から静かに消えていく・・・そんなシュチュエーションかな。

最後の最後で二次就職先が決まり・・・これも右往左往・・・送別会はできないし・・・これって精神的に、なんというか侘しいというか、二年前に前任者を送ったときに感じたんだが、やっぱり送別会という儀式を」過去延々と観てきた者にとって、・・・事情があるとしても送別会無しの退職って過去に数人いたけどそれなりに悪い方の事情で、直近では退職金借金払うために定年前に辞めたとか、２年程度で役に立たず辞めたとかなんかそんな人たちの同類のような気になっちまうんだよな・・・、そうじゃない！事情が事情だけに・・・と言い聞かせてみてもやっぱり送別会なんかしてもらえない、追い出されるみたいな感情が湧いてきてしまい、けじめがつかないようなそんな気分になっちまっている。
次の仕事にすーっと入れない・・・そんな感じなんだよ。

そりゃ違うよ！と誰しもが思うかもしれないが・・・３７年１０月 俺はここで仕事をしてきたという誇りがウイルスでやられた・・・やるせない気持ちの中で無くなっちまったような、そんな寂しい感傷にとらわれてしまう・・・。

ま、・・・・考えすぎだな・・・明るく元気に前向いて、涙を流さず、「諸君さらば！　老兵は消え去るのみ」と３１日１７時には静かに廊下を歩んでいこう・・・