地域に根ざした仕事

耳鼻咽喉科で患者に寄り添う

耳鼻咽喉科の看護師になるには?就職までの流れや仕事内容を解説

2023-09-21 11:17:18 | 日記

耳鼻咽喉科の看護師になるためには、どうすればいいのでしょうか。大まかな流れとしては、看護師国家試験に合格してから耳鼻咽喉科のある医療機関に就職することになります。看護師国家試験に合格するまでは、就職する科を特定せずに幅広い看護について学ぶこととなるのです。

看護師になるためには、高等学校を卒業してから4年制の看護大学、3年制の看護短期大学、もしくは3年制の看護専門学校と行った看護師養成所に通う必要があります。また、中学校を卒業してから5年制の5年一貫看護師養成課程校に通う方法もあります。これらの学校では人間の体の構造について幅広く理解し、根拠に基づいて看護を実践したり、他職種の人と連携したりする能力を身に着けます。その後、看護師国家試験を受け、合格した人だけが看護師になることができるのです。

「耳鼻咽喉科は楽そうだから就職したい」という新人看護師の声はよく聞きます。確かに耳鼻咽喉科は他の科と比較すると命の危険性がある患者が来院することは少なく、入院施設がない医療機関なら夜勤もありません。しかし、だからといって耳鼻咽喉科での業務が楽であるという訳ではありません。

耳鼻咽喉科では地域住民のかかりつけ病院として、とくに冬場は連日数多くの患者が来院します。混み合う待合室で診察の順番を待つ患者たちは些細なことで声を荒げることもあり、対応にはとても気を遣います。また、耳鼻咽喉科では医師の診察補助だけでなく、検査や吸入器といった医療器具の説明なども行わなくてはならず専門的なスキルが求められます。