【橋下が弁護士だったころの話】①かつてサラ金が我が世の春を謳歌していたころ、彼らの違法な利息取り立てによってどれほどの悲劇が生まれたことか。特に商工ローンの被害はひどいものだった。橋下は商工ローンのひとつである「シティズ」の顧問弁護士だった。
— あざらしじいさん泥憲和 (@ndoro19542566) 2015年11月19日
橋下は商工ローン「シティズ」の顧問弁護士だった
https://togetter.com/li/902257
「かつて飛田料理組合の顧問弁護士を務めていた大阪市長の橋下徹」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9B%E7%94%B0%E9%81%8A%E5%BB%93
(飛田遊廓 - Wikipedia)
あざらしじいさん泥憲和さんのツイート:
https://twitter.com/ndoro19542566/status/667225581533052929
【橋下が弁護士だったころの話】
①かつてサラ金が我が世の春を謳歌していたころ、彼らの違法な利息取り立てによってどれほどの悲劇が生まれたことか。特に商工ローンの被害はひどいものだった。橋下は商工ローンのひとつである「シティズ」の顧問弁護士だった。
②橋下のシティズもそうだが、商工ローンは連帯保証人を取る。金を借りた本人が返済できなくなると、連帯保証人が返さなくてはならない。連帯保証人はある日突然、借りぬしの支払いが滞ったという理由で、いきなり「ただちに全額耳をそろえて返せ」と求められる。
③連帯保証人が事業者の場合、やおら工場や自宅が差し押さえられる、銀行預金が押さえられる。こうなると信用を失い、事業継続は不可能だ。寝耳に水の状態ですべての財産を奪われ、住むところを追われる。こうした手法で身ぐるみはがれた人々の間に、自殺が相次いだ。
④夜逃げ、一家離散に追い込まれ、精神を病む人も相次いだ。奥さんが焼身自殺するなど、耳をふさぎたくなるような悲劇は数限りもなくあった。橋下がバックにつくシティズは特に悪辣だった。
⑤シティズの違法利息は本来無効だと言われていたが、法律を駆使して作った精緻な契約書で顧客をがんじがらめにしてしまい、本人が「違法な利息ですがそのことを納得して支払います」と申し出た形式をしつらえて、一切の逃げを許さず、橋下の名前で法律的に追い込んだ。
⑥ほかの商工ローンやサラ金が違法利息であることを認めて過払い金を返すようになってからも、橋下のシティズはびた一文返さなかった。しつこくしつこく裁判を繰り返して抵抗し、顧客を追い詰めた。違法な利益を得るために法律を利用する。厚かましいにもほどがある。
⑦シティズの悪辣さを示す話がある。平成20年、大阪高裁はシティズの違法性を認める判決を下した。シティズはこれを不服であるとして橋下を代理人として最高裁に上告した。翌年、最高裁は口頭弁論を開かずに判決日を指定した。これはシティズの負けを意味する。
⑧口頭弁論を開かないということで、シティズの負けが見えた。するとシティズはなんと自分が上告したにもかかわらず、判決を下されて負けが確定するのを避けるために、上告を取り下げやがったのだ。せっかく用意した周到な判決は「お蔵入り」にされてしまった。
⑨最高裁も、この態度にはプッツンしただろう。上告を取り下げて自ら負けを認めたシティズはこの客にだけ過払い金を返還したものの、それ以外の客からは相変わらず違法利息を取り続けた。「だって最高裁で負けが確定してないも~ん」というわけだ。なんだこの態度は。
⑩世の中も最高裁もなめ切ったやりくちだ。いまに至るも橋下の手口は変らない。口達者だが誠実さのかけらもなく、血も涙もない。法的に出来ることでも人としてやってはならないという信義則が彼には通じない。平気で裏をかいてぺろりと舌を出す。まさに法律やくざだ。
⑪商工ローンの薄汚く強硬なやり口のせいで、一体どれほどの人が自ら命を絶ち、人生を狂わせただろう。親の運命が急転した結果として、どれほどの子どもが不幸に突き落とされただろう。 本当に悔しい。
⑫橋下は他人の人生のことなど眼中にない。どれほど他人が苦しもうとも、自分のキャリアのために、違法を合法だと言いくるめつづけた。そしてそんな自分の法律的手腕を誇っていたのだ。しかも相手方の弁護士をまるでバカ呼ばわりしてへらへらしていた。
⑬彼がシティズの顧問弁護士を辞めたのは、いよいよ最高裁でどうにもならなくなる直前だった。追い詰められたら、最高裁で敗訴した弁護士という「汚名」から自分だけ逃れるために、訴状から名前を消して、さっさと泥船から降りたのだ。
⑭こんな不誠実でウソつきで卑怯極まりない人物が政治家を務めていられるなんて、何かの間違いだろうと思いたい。自民党だってろくなもんではないのかもしれないが、橋下よりは百倍もましだと思う。おわり