傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

祢津 歩子  求刑

2014年12月25日 | 刑事事件
平成26年(わ)第1136号等 

祢津 歩子 

詐欺

【求刑】
懲役6年

【弁護人最終弁論】
祢津の話は荒唐無稽であるから、もう少し被害者が冷静になれば、被害に遭わずに済んだ筈である。
すなわち、騙される方が悪いと言って退けました。(だから,弁護士って嫌いさ)
役場の人間になりすましメールを送ったり、守秘義務だからと言い口止め工作を行ったり、事件発覚を防止するためにかなり手が込んでいます。
巧妙かと言えば、疑問は残りますが、裁判に免疫が無い人には真偽の判別は付きにくかったと思います。
こんなことしないで働けば良いのに。(と、働けない私が羨望のまなざし)

【被害者意見陳述】
被告人の娘を不憫に思い年金、とアルバイト代の中から(嘘の)訴訟費用を捻出してましたが、やがてそれだけでは足りなくなり、貯蓄を切り崩し、友人知人に借金をし、家賃を滞納し、結果友人を失い、住居を失い、路上生活、生活保護を受給した時期も有ったと述べました。
祢津の厳しい要求に耐えかね、精神に変調を来たし亡くなった被害者の事に触れ、重く受け止めるべきだと指摘しました。心の時効等ありませんとも述べました。

【被告人最終弁論】
すごく悪い事をしたと思っています、反省していますから、もう2度としません。やり直したいと思っています。
(周囲の信用を失った被告人は、言うまでもなく2度と同じ事は出来ません。)

【感想】
ほとぼりが冷める塀の中の迄隠居生活でなく、社会内の更正の方がより辛い気がします。(ただし、生活保護は絶対に不可です)


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