傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

【求刑】パイセンの顎を真っ二つ(川口市)

2019年02月07日 | 刑事事件
平成30年(わ)第1417号 

中嶋 稔(40)

傷害

【概要】
平成30年9月16日、被害者を含めた勤務先の同僚と飲食の後、後輩を小突いたり足蹴にするなど粗暴な被告人の行動を制止した職場の先輩の被害者(44)に立腹してか?、被害者の顔面を手拳で殴打し、更に倒れた被害者に馬乗りになり、尚も暴力は続き被告人の交際女性が制止しても暴力は止まらなかった様です

被害者は両側下顎骨折によって下あごの骨が真っ二つだと言いますから、被告人からの暴行の激しさがうかがえます
処置がもう少し遅れたら、一生口から食べられなくなってしまう寸前だったと言います
被害者はその後34日間の入院を余儀なくされ、更に今後も再手術が予定されている様です

被告人は飲酒の勢いでスイッチが入ってしまったとか、無意識のうちに殴って居たとか良く分からない言い訳をして居ますが、なんのこっちゃ?意味不明だよ
被告人は過去にも粗暴犯の罰金前科や前歴があった模様ですから、その頃からの暴力傾向が全く改まって居なかった様ですね

被害者は被告人の職場の先輩にあたり、被告人の仕事上のトラブルの火消しや悩みの相談に乗ったり、励ましたりと感謝される理由は色々と有る様ですが、下顎を所謂ひとつのミスター風にされる理由はちっとも見当たりませんよ

【立腹の訳?】
散々小突き回して居た後輩を被告人宅に泊まる様に勧めたところ、色よい返事を得られなかったことから、後輩と被害者が誘い合わせてキャバクラに行くと邪推して、自身がのけ者にされていると感じてしまった様ですが、被告人と一緒に居た交際女性に遠慮したとは考えられなかったのでしょうか?
後輩が一言「お邪魔でしょうから遠慮します」とか言えば角が立たなかったのにねえ

【求刑】
懲役1年6月
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