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松伯美術館

2023年02月05日 | 日記

松伯美術館 「こころの花鳥画 上村松篁・淳之展」へ。

初めての訪館。

美しさが、いっぱい。

隅から隅まで、丁寧に手が入れられた庭園。

木、一本一本。

草花、一草一草。

誇張でなく全ての草木が大切に大切に扱われていて、

敬意と感謝を感じずにはいられなかった。

木々の美しさ!

すっかり葉の落ちている木は、幹と枝とそして先端で春を待つ固い芽だけの姿が、

これもまた美しくて・・・・

本当に、素晴らしいお庭だ。

芝生か下草の斜面に、松だけが幾本も植えられたお庭は、

入ることはできないようだったけれど、

ああ、美しい。

愛と尊重を持って人の手が入っている自然の、美しさよ。

人の手が入らない美しい自然も、勿論あることだろうけれど、

残念・・いまだ訪れる機会が・・・

移って行く季節と共に、是非繰り返し訪れたいそんなお庭だった。

 

「こころの花鳥画 上村松篁・淳之展」

色彩の美しさ!

背景の、その美しい色彩だけで、抽象画が出来上がってしまいそうな。

あの色彩の美しさ・・・

清澄な世界。

清澄な美しさ。

とりわけ、上村松篁氏の幾枚かの絵の背景の色彩は、

それが自分の物にできないことが辛いと感じる程、清澄さと瑞々しさと優しさと暖かさと、

魅かれて止まない美しさだった。

人は、

このような美しさを自分の物にしたくて、作品を購入するのか。

でもそれは無理。

では、できるだけ近い美しさの布を探して、

服を仕立てて着てみたら・・

でも、満たされるとは感じられない。

そして、ようやく分かった。

物理的な「物」が欲しいのではないんだ。

あの美しさ、あの美しい世界を、

自分の中に創り出して、清澄で美しい、その世界そのものになりたいんだ・・・・

分かった。

飢餓感は、最終的には、内から満たされて消えて行くのだな・・・・

 

しかし、美しかった。

美しさがいっぱいだった。

淳之氏の絵には、理知が感じられて、

やはり美しくて、

とても立ち去り難かったけれど、

疲れて、帰宅 ^^

幸せな時間だでした。



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