山麓も雪の季節になりましたが、今年もまた暖冬のようです。
あまり降りません。
天気予報ではまもなく天気が崩れるということですが
この写真は3日ほどまえの散策の折に小淵沢で、ちょっと気に入ってパチリ。
静かな林の際に、3軒ほどが肩を並べて建っています。
町の分譲団地をそのまま持ってきたような、にぎやかな別荘地も
ありますが、こうした風情が好きですね。
このあたりの一軒家にでも引っ越したいところです。
いまの山小舎も似たり寄ったりなんですが,一所不住こそ理想。
山麓も雪の季節になりましたが、今年もまた暖冬のようです。
あまり降りません。
天気予報ではまもなく天気が崩れるということですが
この写真は3日ほどまえの散策の折に小淵沢で、ちょっと気に入ってパチリ。
静かな林の際に、3軒ほどが肩を並べて建っています。
町の分譲団地をそのまま持ってきたような、にぎやかな別荘地も
ありますが、こうした風情が好きですね。
このあたりの一軒家にでも引っ越したいところです。
いまの山小舎も似たり寄ったりなんですが,一所不住こそ理想。
窓
丸めたコーモリ傘を振りながら
子供たちが帰ってゆく日暮れ
空は百年前のあかね雲だ
わたしの憂愁は北向きの窓に
紙魚(しみ)のように張り付いている
過ぎ行くものは懐かしい
わたしがわたしに別れる時に
眺める世界は淋しかろうね
山のなぞへを風が吹き
湖(うみ)はただ忘却の波光にゆれる
酔っぱらいと犬の合唱にはうんざりだ
裏山の雑木林に黄金の雨が降っている
黄落やわが誕生はあやまてり
かすかに父祖のささやきをきく
さてそうして いまわの際に夢見るものは
降りつむ 田毎の月の雪・・・
唱(うた)いつつ 焼かれし僧よ 山つつじ・・・
(長坂町小荒間から)
枯れすすきの彼方に、雪化粧の八ヶ岳。この標高1000Mあたりの麓では
あられがひととき降りました。夜はもう氷点下。晴天の外気温は5度くらいでしょう。
冬は寒いけれど、山の輪郭が美しい季節です。
霜つよし蓮華とひらく八ヶ嶽 (前田普羅)
普羅がこの句を作ったのは昭和11年11月。甲府から佐久方面に出るおりのこと。.
いつも見慣れている地元の人には作れない、鮮烈な心眼の作といえるでしょう。
広場にて
ー ヴェネツィア・サンマルコ
ここでは人間より鳩が威張っている
餌をやらぬと糞を落とす
ナポレオンの頭にだって
下手なしゃれで座布団欲しがる
にやけたご当地ガイドなんぞ放っといて
ふたりでカプチーノを飲もう
カフェ フローリアンのテーブルが
潮に流されないうちに
ほら 鐘が鳴る
獅子の影が地上に落ちる
彼方ブロン(鉛屋根)に張り付いているのは
カサノヴァだ
たったいま脱獄したばかり 女の家から
ヴィバルディの調べがながれ
広場の真ん中でアンソールが手招いている
僕らも仮面をつけて
仲良く踊るとしようか 月の下
骨を鳴らしながら
夢の世のひと踊り
*なつかしいアドリア海の真珠ヴェネツィア。
ナポレオンが「世界一美しい広場」と言ったサン・マルコ。
その近くのリストランテでは、愛想のいい親父に、ぼられたっけ。
やがては海に沈むまえにもう一度行きたいけれど。無理かな。
だが夕暮れのラグーナ(潟)をリード島に渡るとき、
私の胸内で鳴っていたマーラーのシンフォニーは今も消えない。
(標高900M レインボーライン付近から)
いかにも寒そうな風景になってきました。
最近は雪も少ないのですが、12月も下旬になれば麓も降るかもしれません。
落葉松林には葉が残っていますから、風が吹けばまだ当分は
「黄金の雨ふる」・・・というぐあいです。