遅くなりましたが、「エビータ」 2月26日(金) マチネ の感想です。
エビータは野村さんでした。
初めての下手席だったので見える舞台風景がだいぶ違って面白かったです。
初めて目に入るものもあったり、上手の舞台袖で待機する役者さんがチラっと見えたり…(笑)
それにしても空席が目立ちました。結構良い席でもぽっかり空いていてもったいないほどでした。
さて、エビータの野村さん。
演技の迫力はあるけれど、やはり歌は安定感に欠けます。
出やすい音域と出にくい音域があるみたいで、つなぎがスムーズにいかないような…
あと、どうしても独特のコブシ?というのでしょうか、元々の歌い方があまり好みではないみたいです。
ファンの方、すみません。
でも、足がとても綺麗でした~。
ラストの病気メイクが、なんかすごいメイクでびっくりしました。
今までもそうだったかしら?
そんなに目の下とか黒くしなくても・・という感じで、なんかすごくお年寄りに見えてしまいました。
歌が時々ヨロヨロっとするのが、演技なのか、そうなってしまうのかがなんとも微妙な感じでした。
主役のエビータの歌に、どうも入り込めずにいるので、
どうしても、この舞台を観ていると、チェの存在感と印象が大きい。
芝さんオンステージ!状態は相変わらず。
サウンドオブ・・のお稽古もあるでしょうし、疲れていないかしら?と、思ったけれど、なんのその。
チェの楽曲が大好きなせいもありますが、最初から最後まで、芝さんの歌は本当に気持ちが良くて役にぴったりだな~と満足させてくれます。
金田さんのペロンは、1月に観た頃よりも、表情が柔軟で笑みが多くなったなぁと思いました。
前はもっと全体的に冷たい印象だったのですが・・・。
それは色々な笑みで、エリートのゲームで勝者となった時の、ニヤリとする誇らしげな笑みだったり、
エバとの出会いの中での、駆け引きなのか、愛なのか?のほほ笑みだったり、
自信がないんだ~の情けないニヤニヤだったり・・・。
歌声は、いつもながら、よく響く声で素晴らしい。
特に、演説シーンなどの歌声は、ラダメスとはまた違った朗々とした声で、
短いフレーズなのが残念ですが、あの声を聴くと、スカっとします!
カサ・ロサーダの難しいメロディは、一フレーズずつとても丁寧に歌っていて、
言葉の意味をかみしめるように、ジェスチャーともぴったりと合っていて、説得力があり、よかったです。
そして、下手席のお楽しみ。
ニューアルゼンチーナの「♪自信がないんだ~」の時に、ペロンが下手の階段に座り込んで歌う部分があります。
最前列ではなかったのですが、いざ、ペロン来た~!座った~!と、思ったら、
想像以上に近くて、びっくりして、なんか・・・あまりまともに見れませんね。(笑)
うわ~!お化粧濃いな~とか、オールバックしてると、まるで紳士服のマネキン人形みたいだな~とか、
そんな余計なことを考えているうちに、エバに連れていかれてしまいました。
それで、今回初めて気づいたのは、ペロンが脱ぎすて投げた上着、
民衆役の女性がキャッチしていたのですけれど、
見ていたら、その上着を泣きそうになりながらメチャ喜んで抱きしめていました!(笑)
まるで、「きゃ~。見て!ペロンの上着よ!嬉しい!どうしましょー」って感じで・・・。
そこで、金田さん、千秋楽には、客席に投げてみるというのはいかがでしょう?
な~んてね。
「虹の歴訪」のラストで、少しだけ芝さんと金田さんが一緒にユニゾン歌うフレーズがありますが、
なんとなく、前より、金田さんが声を控えめにしている気がしました。
芝さんの声の方がよく聴こえてきました。
下手側は、ミストレス席でもありますね。
前に書きましたが、高木さんの声、声楽系のビブラートたっぷりの声で、私のミストレスのイメージとはちょっと違う・・・と思っていたのですが、
近くで聴いたら、生声に近くて、とても無垢な美しい声だな~と思い、
うっとりと聴き入ってしまいました。
よかったです!
私は、アンサンブルさんの顔や名前をまだよく知らないのですが、
エビータは、たくさんのアンサンブルシーンもどれも楽しくて、
ダンスも、コミカルなシーンも、重厚なコーラスのシーンも、それぞれ好きです。
そして、やはり楽曲が好きです。
最初聴いたときに、難しいメロディがあちこちにあり、
(レチタティーヴォと言われるの部分など特に)
とっつきにくいな、と思う曲もあったのですが・・・
でも、聴きこむうちに、段々、とっつきにくかったメロディが、逆に面白くなって
好きになってきたりするので、面白いですね。
上流階級に思い切り偏見を持った田舎娘のエバが、どんどん変化していき、
のしあがり、ペロンを引っ張り、影響を与えていく様、
貴族や軍人たちから冷笑されつつも、労働者を味方につけ、献身的に働く様、
そして、カリスマ的人気を得ていくエバ、そんなエバを外側から冷静に見つめるチェの姿、
フィクションが入っているとはいえ、
必死で生き抜いたドラマティックなエバの人生を描いた、よく出来たミュージカルだと思います。
カーテンコールなんですが、本当に淋しいカーテンコールだったんです。
拍手も、なんか途中でまばらになったりして、気の毒なくらい。
それで、一通りのカーテンコールが終わって、一度幕が閉まったら、そのまますぐ終了。
えーー!うっそーでした。こんなに短いのは初めて・・・。
カーテンコールって、舞台の〆として、盛り上がって役者さんの嬉しそうな顔を見られると
舞台全体の印象もいいし、嬉しいものですよね。
観客の数も少なかったのだと思いますが、あまりにあっさりで、なんか淋しかったです。
平日マチネっていつも、カーテンコールが盛り上がらなくて残念。
土日とか、ソワレだともっと盛り上がるのだろうなー。
さて、昨日のキャスト発表、チェはどうなるか?と思ったけれど、
芝さん、変わりませんでしたね。
最後までいてくださるのでしょうか?
金田さんのチェもいつかすごく観たいですけれど、
もう、しっかり芝さんのチェが焼き付いてしまったなぁ。
「飛躍に向かって」とか、金田さん、どうなるのだろう?想像がつかないんです。(笑)
あと2週間、たくさんお客さんが入るといいですね!
四季HPに23日のリハ見学会のレポが出ました。
楽しそう~。
質問コーナーの時、あんな風に客席に降りてくれるんですね。
そして、金田さん、アルマーニの白のパーカー!
やはり前髪おろしていると素敵ですねぇ。
ところで雑誌”Best Stage”にアイーダの阿久津さんの記事がありましたヨ。
ページをめくった途端”chiharuさんに報告しなくてはっ!”と思った私です。
カテコ一回って逆に経験したことないかも(笑)
実は私は次の日の27日の土曜日に行ってきました)^o^(チャントオオイリデシタ
楽の日、マジで軍服客席に投げてくれないかしら??
切れ端でいいから欲しいです(〃▽〃)
それにしても、髪の毛おろすと金田さんは200%カッコよさが更に増しますね( ´艸`)
舞台、観ていないのに、いつも読んでいただいてありがとうございます。
チャンスがあったら、是非、舞台もご覧になってくださいねー。
Best Stageに今度は阿久津さんが登場ですかー!
ありがとうございます。
チェックしてきます。買うかわからないけど。(笑)
まぁ、ノエルさんも東京にいらしたんですね!
そうなんです。先日はかなりガラガラでした。
アイーダでさえも・・・。
カテコ、普通、一度幕が閉まっても、次に主要キャストだけでの挨拶があるでしょう?
それさえ一度もなかったのです。
軍服投げ、客席に来たら、大盛り上がりですよね。(笑)
リハ見の今回の金田さんの写真は、かっこよいですねー。前髪サラサラで!
テカテカオールバックじゃなくて、前髪サラサラペロンだったら、さぞかし素敵。
でも、余計に若いお兄ちゃんペロンになっちゃうからダメですね・・・
ジーザス大阪の時にバックステージツアーに参加したんですが、その時に金田さん舞台から登場されてそのまま客席に降りてこられたんです。
多分シャワー浴びたてのサラサラふわふわヘアで!
しかも前から2列目の真ん中に座っていた私の前に金田さんが!
あまりの眩しさに直視できなかったことを思い出しましたf^_^;
エビータは来週見に行くんですが、上手席なんです。下手席がおいしいんですかー。残念(>_<)
素顔の金田さんに、お会いになったことがあるんですねー。
いいないいな―。
あまりの眩しさに直視できないですか!
下手で座って歌う、オールバックにメイクしたペロンはですね、
情けない顔して歌うところですし、ルックスはいまいちかも・・・
上手でも、おいしいポイントいくつかありますよ。
エバとの出会いのシーンでは、上手の方がペロンの表情がよく見えますし、軍服を脱ぐのもやや上手寄りです。
楽しみですね~!