リトルチルドレン

ずっと楽しみにしていたパトリック・ウィルソン＆ケイト・ウィンスレット主演の
「リトルチルドレン」がやっと公開されました。
どっぷり夏休みに入ってからの公開、去年までだったら、子供が家にいて、
出にくかっただろうけれど、今年は中学生になったので、子供も部活で忙しいし、
留守番も最近は、ちょっと楽しくなってきたみたい・・・。シメシメ。
早速、先週のレディスディに、渋谷まで　出かけてきました。

 

「リトルチルドレン」という親しみやすく、ほのぼのとした印象の題名をしっかり裏切るかのような内容です。
Ｒ－１５ですよ！ヒェ～！！

「リトルチルドレン」とは、「小さな子供」を意味するのではなくて、
「大人になりきれないでどこか子供のような部分を引きずって生きている人たち」・・・という意味なのでした。

ＳＴＯＲＹ　　　　　　

郊外の街に住む主婦サラは、いつも娘を遊ばせに来る公園での主婦付き合いに飽き飽きしていた。
そんなある日、司法試験勉強中の“主夫”ブラッドが息子と公園にやってくる。
互いの存在に興味を抱いた２人は、子供をダシにして市民プールで毎日会うようになる。
そんな中、子供への性犯罪で服役していたロニーが釈放され、街に帰ってくる。
ブラッドの友人で元警官のラリーはこれに過敏に反応、ロニーと老母への執拗な嫌がらせを開始するが…。

アカデミー賞の主演女優賞（ケイト・ウィンスレット）・助演男優賞（ジャッキー・アール・ヘイリー）・
脚色賞の3部門にノミネートされた感動ヒューマン・ドラマ。アメリカの典型的な郊外住宅地に住む
“大人になりきれない大人たち”の日常を描き出す。彼らは経済的には何不自由なく、
愛すべき家族もいるのに、自分の幸せに気付かずどこか満たされない空虚な日々を送っている。
とはいえ本作が彼らを見つめる目線は、愛情に満ちていて温かく、ユーモアを失わない。
変なクセを持っていたり、立派な大人なのに時々子供じみた考えをする不完全な彼らがキュートで、
思わずいとおしくなってしまう。そして最後に待ち受ける、衝撃と感動！見て損はない一本。

公式ＨＰ　リトルチルドレン

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この作品、とても不思議な雰囲気の作品に感じました。
ずっとナレーションが入る映画って最近あまり見たことがないので、印象的だったし、
要所要所に、これはコメディ？って思えるような、笑い声が出てしまうような場面があるかと思えば色っぽいシーンもあり、シリアスな重たい側面もあり・・・。

 

一見　何の問題もなさそうな夫婦が、実はそれぞれの心の奥底では、
どこか満たされないものを感じていて、なにか違う自分を求めている。
そして、たまたまブラッド（パトリック）とサラ（ケイト）が出会い、
ひょんな出来事からそれぞれの心の隙間を埋めていく大切な存在になっていき、
欲望に溺れていく。
でも、２人のその関係を成就させることが果たして正しい道なのか？
一番大切なものはどこにあるのか？

最近、友人の間で、“夫婦って長い間うまくやっていくのは難しいもんだよね”～
などと言う話を、あーだこーだとしたばかりだったので、余計に考えさせられるものがありました。

私が応援している、パトリックは　今回、おいしい役どころ。
主夫ではありますが、公園ママたちに「プロムキング」というあだ名をつけられているモテモテパパです。
子供と遊ぶシーンなんて、本当に優しいパパそのもので、
今、実際に一才の男の子のパパであるパトリックは、家でもこんな風に遊んであげているんだろうな～なんて微笑ましい限りでした。

 
飛行機ぶ～～～ん！

そして、話題のプールでの水着シーン、そしてケイトとのラブシーン。
とにかく大胆に惜しみなくＮｉｃｅ　Ｂｏｄｙを披露しています。
ケイトもあそこまでやるとは・・・　とビックリです。
（ケイトが相手役としてパトリックを指名したらしいですよ～ん！お目が高い！）
でも、この２人、もともと知的＆文学的雰囲気を持つ役者さんのせいか、
さほどいやらしい感じがしなくて、いい感じだったと思いますよ。
でも、ラブシーンの撮影をした頃は、パトリックは新婚ホヤホヤだったのですって。
奥様も女優さんとはいえ、複雑じゃなかったかしらねぇ？

元性犯罪者のロニーがプールに現れ大騒動に・・・。

パトリックの妻役のジェニファー・コネリーはとにかくスタイルが抜群でため息ものでした。
美女でスタイル完璧で仕事もバリバリできる・・という最高の女性。
それでも、夫の心を癒す存在にはなれない。
夫のことを理解しているつもりでも、実はプレッシャーを与えていたりするのです。

ジェニファー・コネリー＆パトリック・ウィルソン

子役の２人は食べてしまいたいくらいに、可愛かったですよ。


そして、脇役ながらも、とても大切な役であり、すごいインパクトを残すロニー役（ジャッキー・アールヘイリー）とその母親がなんとも、悲しい影を与えていました。
ジャッキーは、この映画で助演男優賞を６つもとってしまったくらいです。
本当にはまり役だったと思います。

ジャッキー・アールヘイリー　　

ケイトはゴールデングローブ、アカデミー賞でノミネートされました。

えーと、パトリックは？
ヤング・ハリウッド賞男優賞受賞だそうです。なんだそれ？(笑)
まぁ、なんでもいいわ。おめでとう～！！


パトリック＆ケイト　美しいですね～。


彼は、「オペラ座の怪人」ラウル役でだいぶ知られるようになりましたが、
以前はブロードウェイミュージカルで活躍されていて、
主演男優として２回、トニー賞にノミネートされた経歴もあります。
いつか、俳優としても、レッドカーペットを歩くパトリック、見たいわ～。

 

「リトルチルドレン」　ラストシーンは、やっぱりそういうことなんだね・・・って
ホッとしたような、切ないような、なんともいえない気分でした。
胸の奥に何かが渦巻いているような思いで映画館を後にしました。
私にとっては、「感動」とか「面白い！」って感想とはちょっと違うのですが、
さり気なく、実はとても深いことを語っている作品のように感じました。

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さて、パトリックは、すでに５,６本の作品をすでに撮影済みで、公開を控えているのですが、果たして、いつ日本に来るのか？　その前に、日本には来るのか？　
未定ばかりで哀しいですよ～ん！
これからも、役者魂の熱いパトリックの演技を楽しみにしています。
でも、歌もたまには歌ってほしいです。ミュージカル映画とかも。

 

さて、去年、問題作とされていたパトリックの映画「ハードキャンディ」が
８月９日深夜一時～　wowwowで放送されます。
すさまじいですから、　是非、ご覧ください。(笑)
ご主人とは一緒に見ないほうがいいと思われます。
男性には非常に辛い映像がありますので、ご注意くださいネ。