今年度最後の京響定期公演でした。
メインの春祭はカンブルランさん、沼尻さん(なんとリハ1日!😆)など何度も演奏している京響のレパートリー!
ニコ生配信でも大変好評だったようで、ご覧くださった皆さんに感謝申し上げます。
私の出番はコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。
こちらも京響東京公演(サントリーホール)や過去に何度も演奏してきたレパートリー。
コルンゴルトといえばびわ湖ホールでのオペラ「死の都」
体調不良者続出した記憶がありますが...演奏するのがとっても難しいアカデミックな作曲家
ですが
ヴァイオリンコンチェルトが書かれたのはウィーンからアメリカへ亡命した後。
音楽も後期ロマン派の極みからジーンズにお着替えして、映画音楽も手がけるようになり、新境地の民謡やブルーノートを取り入れたりビートが軽快なダンスなど間違いなく大衆受けする作風でハリウッドの大作曲家として名声を築き始めた頃。
初演当時は批判されたようですが、今やハリウッドの映画音楽はクラシックのジャンルのひとつ。
(その礎やルーツをしっかりわかった上でジョン・ウィリアムズなどを演奏すると更に深みが出ます。)
ヴァイオリンソロの三浦文彰さんとは何度も共演させていただいていますがこの作品は初めて。
素晴らしい音色を響かせてくださり、心が潤いました。
そして指揮のジョンさんはさすがアメリカ人、カッコよく盛り上げてくださりラストノートがビシッと決まり拍手喝采。
楽しい演奏となりました。
今回のみならず、これまで素敵なプログラムを取り上げくださったジョンさん。任期最後の公演は格別でした。
リムスキー=コルサコフのスペイン狂詩曲、ラヴェルのボレロ、ワーグナーなど素敵な思い出が蘇ります。また是非ご一緒出来ますように。
出演者の皆さまBravissimi
関係者の皆さま お世話になりありがとうございました。
ニコ生をご覧くださった皆さま、会場へ聴きに来てくださったお客様に心から感謝申し上げます。