コメント
 
 
 
Unknown (遊行七恵)
2006-06-22 09:40:14
おはようございます。



>金沢21世紀美術館(2004) 200億円

九州国立博物館(2005) 230億円



この二つは価値があったみたいです。

普段アートに無関心な人々も喜んでリピーターになっていて、感想を聞くと『楽しいよ』と答えが返ってきました。

ハコが立派なだけではどうにもなりませんが、こうして地元の人々に愛され喜ばれるのは何よりだと思います。



兵庫県立美術館は場所がそこしかないという

不便さと、構造上の欠点が目に付くのですが

(階段周りが年配者に気の毒)

内容のよいのをするので今のところ不平はかみころしてます。



最近の建築家は勘違いの人が多いようです。

実験=進歩(失敗も仕方ない)

使う側の不便<作り手の情熱

こういう図式が堂々とまかり通っていたりします。

不便でどうにもならぬものを作っても反省などなく、「無駄などないのだ」と言い放つ輩が多いので困ります。

修整も補正もないですし。

この新国立美術館がそうでないことを祈るばかりです・・・・・・



 
 
 
ご無沙汰しております。 (yann)
2006-06-22 18:00:00
日本の美術館は、箱は一生懸命作るけれど、入れるものにまで気が回らないというイメージがあるので、それを打ち壊して欲しいなと思っています。

建築は建築家のものではないという基本的なことを、本当に分かっている建築家がいたら、ぜひ名前を教えてほしいな~。

建物を造ってるんであって、「作品」を作ってるんじゃないんですから・・・。



私の方は、拙blogにもアップしていますが、地味ながらも楽しく活動をさせていただいてます。

 
 
 
思わず・・・ (r)
2006-06-22 22:08:50
美術作品を生かすために、徹底的に黒子に徹することのできるような人格の持ち主だと、いわゆる国家プロジェクトに該当するような大建築作品を設計する建築家にはなれないような気がします・・・相矛盾する要素です。



日本人ではないのですが、イタリアにあるカステル・ベッキオ美術館を設計したカルロ・スカルパという建築家は、そういう意味では美術作品に対する並外れたセンスの持ち主しとしてあげられるかもしれません。お城を美術館に再利用しているのですが、中に置かれている作品群は、正にその場にあるべくしてあるようにすべてが配置・設計されています。



ただ、このように細やかなセンスの持ち主だと、おのずと寡作&新規設計ではなく改修作品が多い&公共的な作品よりも住宅設計が多い、というような傾向が強いように私自身は感じます。





・・・書いているうちに思い出しました。

日本にも感じのいい美術館があります(小さいですが)。



浜松市にある秋野不矩さんという女流日本画家の為に設計された美術館です。

藤森照信さんという、建築史家が設計された美術館です。



是非一度訪れてみてください~
 
 
 
Unknown (はろるど)
2006-06-22 22:35:47
@遊行さん



こんばんは。コメントありがとうございます。



>この二つは価値があったみたいです



ともに人気のようですね。

先人たちの失敗を経験しているからでしょうか??

リピーター率も高いようですね。



>兵庫県立美術館は場所がそこしかないという

不便さと、構造上の欠点が目に付くのですが

(階段周りが年配者に気の毒)

内容のよいのをするので今のところ不平はかみころしてます。



安藤さんでしたか。

私も一昨年だったか行ってきました。

立地はMOTの例などもあるので、

そんなに気になりませんでしたが、

建物は確かにちょっとどうかと思う部分があります。

階段などはむしろえらく個性的で斬新(?)したが、

使う方にしてみると問題ありなのかもしれません。



>「無駄などないのだ」と言い放つ輩



建物も使われていくうちに、

それこそ微調整して味わい深くなっていくのがベストかと思います。

それを否定されるのはちょっと困りますね…。





@yannさん



こんばんは。

こちらこそご無沙汰しております。



>箱は一生懸命作るけれど、入れるものにまで気が回らないというイメージがあるので、それを打ち壊して欲しい



仰る通りです。

ただ逆に、所蔵品なしのここが危惧されるわけでもありますが…。



>建物を造ってるんであって、「作品」を作ってるんじゃないんですから



そうですね。

芸術性と実用性と、その兼ね合いでしょうか。

もちろんオブジェを作っているわけでないので、

より後者に重点を置かれるべきなのでしょうね。





@rさん



こんばんは。こちらにもありがとうございます!



>相矛盾する要素



そうかもしれません。

以前でしたか、吉村順三の建築展を見てそう思いました。



>お城を美術館に再利用しているのですが、中に置かれている作品群は、正にその場にあるべくしてあるようにすべてが配置・設計されています



それは興味深いですね。

美術館というハコと、中身の所蔵品。

それぞれにどう良く見せるのか。

身近な例で言えば、横浜美術館などはそれが非常に苦戦していると思います。



>藤森照信さんという、建築史家が設計された美術館です。是非一度訪れてみてください



ありがとうございます。

是非行ってみたいです!!
 
 
 
長野県出身の (yann)
2006-06-23 00:25:58
藤森照信さんは、わが夫の高校のOBです。

この高校は、「釣りバカ日誌」に出てくるスーさんの出身校でもあります。

私も藤森照信さんはとても好きなのですが、長野県茅野市にある「神長官守矢史料館」は特に好きです。

こちらも機会がありましたら、ぜひ。
 
 
 
Unknown (サワノ)
2006-06-24 22:56:10
国立新美術館で検索中 ここに来ました。

トラックバックさせて頂きましたが

2回送ってしまった様です。

お手数ですがひとつ削除して下さい、申し訳ありません
 
 
 
Unknown (はろるど)
2006-06-25 00:24:26
@yannさん



こんばんは。



>藤森照信さんは、わが夫の高校のOBです。

この高校は、「釣りバカ日誌」に出てくるスーさんの出身校でもあります。



なんと!yannさんの!

そしてスーさんの…。これは奇遇ですね!



>長野県茅野市にある「神長官守矢史料館」



ご情報ありがとうございます。

こちらも拝見したいです!



ご推薦いただいた藤森照信さんについて、

少し調べて見ようかと思います。

身近な場所で意外な建物があることを願って…。





@サワノさん



こんばんは。

TBの件了解しました。

大丈夫です!
 
 
 
Unknown (遊行七恵)
2006-06-25 23:51:17
こんばんは



藤森照信センセの大ファンの遊行です。

わたしは十年ほど前から路上観察+近代建築探訪してますが、やっぱり藤森センセのお導きが大きいなと思います。

首都圏ではセンセの建築は個人住宅のみだと思います。(今のところ)ご自宅のタンポポハウスや赤瀬川原平さんのニラハウスとか。



看板建築という概念を世に送ったのも藤森センセです。ですから、以前「たてもの園」のことを少しお話しましたが、そのたてもの園の立役者も藤森センセですよ♪

なんだかすごく嬉しいです。
 
 
 
Unknown (はろるど)
2006-06-25 23:57:23
遊行さん、こんばんは。



>首都圏ではセンセの建築は個人住宅のみだと思います。(今のところ)ご自宅のタンポポハウスや赤瀬川原平さんのニラハウスとか。



これはこれはご情報をどうもありがとうございます。

個人住宅のみでしたか。

関東では大きいのを手がけてらっしゃらないのですね。



>看板建築という概念を世に送ったのも藤森センセです。ですから、以前「たてもの園」のことを少しお話しましたが、そのたてもの園の立役者も藤森センセ



たてもの園も!

7/2にぐるっとパスがきれるので、

それまでに何とか行ければとも思っていたのですが…。
 
 
 
最近の建築家は勘違い (かな)
2007-11-23 22:00:49
こんばんは。
「最近の建築家は勘違い」と入力して検索したらこちらのブログに巡り合いました。
  
 ウィキペディアで調べたら、「建築家」というのは資格制度上のクレジットではなく、自身では資格がなくとも、スタッフに有資格者を置くことで建築士事務所を主宰し、職業として建築家と名乗る、ということも可能ではある。・・・とあるように建築士の免許を持っていなくとも建築家を名乗っている人物が時々いる。 
 自分は一級建築士の免許を取得しているが、その上で無免許建築家について思うのは、「作品」が作れているからといって無免許でいることを自分に許している神経が図々しい。
 そういう突っ込みをその手の人にすると「時間がないから」と言うが、「試験に合格している人たちより自分の方が忙しかったとでも言いたい訳?! 時間の管理ができないことを公言してしまっている恥は無いのかっ!!」と思う。
 確かに一級建築士の合格に必要な知識は実務に直接関わらない割にやたら難しかったりするが、過去問を千本ノックのように解いていくうちに身に付く忍耐力は並はずれたことと思う。
 
 試験勉強を通して、ややこしい選択肢の正誤を見極めていくうちに「知ったかぶり」と「本当に知っていること」と「初耳なこと」の脳内での境界線を自覚でき易くなっていく訓練ができるのだと思う。
  
 既に一級建築士の免許を取得している者に対して自分の方が建築の知識が詳しいかどうか試しては気休めにしているような人には受かれる試験ではないと思う。

 私にとって合格に向けての試験勉強はさながらボクシングの試合に向けてコンディションを整えていくかのようだった。
 やってもやっても定着しない記憶、時間との戦い、またはせっかく時間が出来てもやる気が奮い立たない、解答の解説を読んでも解らんっ!!・・・等々の不安&プレッシャー。
 でも次の年に試験を先延ばししても、この記憶は来年に繰り越せはしない・・・まさにボクシング試合へのボディー調節と同じなのである。

 日本の建築士は「アーキテクト」でも「アーチスト」でもなく「アスリート」だと思う。
 
 
 
Unknown (はろるど)
2007-11-23 22:48:07
かなさんはじめまして。

>「最近の建築家は勘違い」と入力して検索したらこちらのブログに巡り合いました。

記事ではなくコメントの方が検索に引っかかったようですね。ご訪問ありがとうございます。

私は全く建築に疎く、そもそもご自身で資格を持たれていない方がいわゆる建築士を名乗っていることすら知りませんでした。
ただかなさんが仰るように建築士への道というのはアスリートに近いのかもしれませんね。コメントを拝見するだけでもその凄まじい労苦を感じます。
 
 
 
Unknown (長谷川恵真)
2020-06-16 12:51:52
鎌倉に現代美術館を建てたいと考えていたところ、参考になりました。ありがとうございます。(*^-^*)
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。