こんにちは、木原秀樹です。
なぜか今日はお腹がイタイ、、、
冷たいものでも食べ過ぎたかな。。。
ま、それはさておき、今日は、グレートバリアリーフについて紹介します!
有名ですよね。超大きいサンゴ礁で、海から透けて見える。
なんとそれは宇宙からも見えるみたいです。
どんだけ大きいんだか。
宇宙からも見える巨大サンゴ礁 グレート・バリア・リーフ
グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)はオーストラリア北東部に位置する広大なサンゴ礁地帯です。1981年に、自然遺産としてユネスコ世界遺産に登録されました。
オーストラリアを代表する観光スポットのひとつとして有名なグレート・バリア・リーフは、なんといっても、「グレート」という名前のとおり巨大なことが最大の特徴です。
北端から南端までは緯度が14度も変わるほどで、長さは2,600キロメートルにおよびます。総面積34万平方キロメートルは、日本列島にも匹敵する広さとなっており、宇宙からの衛星写真でもはっきりとその位置を確認することができます。
この広大なサンゴ礁の存在は、ただ景観を美しくするばかりではなく、オーストラリアの生態系にとっても重要な役割を果たしてきました。また、先住民であるアボリジニたちも、グレート・バリア・リーフと共生をつづけることによって独自の文化を形成してきたのです。
いわばグレート・バリア・リーフは、オーストラリアの精神を体現する存在だともいえるでしょう。
グレート・バリア・リーフによって支えられてきた生態系
グレート・バリア・リーフのサンゴが暗礁を形成しはじめたのは、約60万年まえからだと考えられています。
それよりも古い時代には、この地域の水温は現在より冷たかったためサンゴが育つには適していませんでした。また、水面が低かったこともあり、日光を充分に浴びることもできませんでした。
これが、海面上昇や気候の変動といった要因が絡み合ったことで、巨大なサンゴ礁の誕生へとつながっていったのです。この水域に生息しているサンゴは、約71属400種にものぼります。
そして、グレート・バリア・リーフの完成によって、オーストラリアの生態系は非常に充実したものとなりました。
島国であるオーストラリアには稀少な動植物が多く生息していますが、この豊かな動植物相は、グレート・バリア・リーフなしでは考えられなかったものです。
そのなかには危急種や絶滅危惧種も含まれており、いかにグレート・バリア・リーフの環境が動植物にとって住み心地のよいものであるかが窺えるでしょう。
クジラやイルカ、ジュゴンといった海洋性哺乳類は約30種、ウミガメの仲間は6種が確認されており、これらは観光の目玉ともなっているでしょう。ほかには、近年人気のクマノミなどに代表される魚が1,500種以上、タツノオトシゴに代表される軟体動物は5,000種以上が生息しています。
コバルトブルーの海を色鮮やかな魚たちが泳ぎまわる様子は、まるで竜宮城に来たかのような気持ちにさせてくれることでしょう。
周辺には鳥類も豊富で、約200種が確認されています。このうち22種は海鳥で、32種が海岸線に棲む鳥ですから、やはり鳥にとってもグレート・バリア・リーフの恩恵は大きいようです。
さらに植物相については、もはや種類が豊富すぎて紹介しきれないほどです。わかっているだけで約2,200種類が生育しており、これらの植物の伝播には鳥類が貢献しています。
つまり、グレート・バリア・リーフを中心として、あらゆる生命が相互に影響しあって現在の繁栄があるわけです。まさに大自然の神秘だといえますね。
マリンスポーツが大人気 南半球最大のリゾート地
多くの生命体が好むグレート・バリア・リーフですから、もちろん人間にとっても大変魅力的な場所であることに変わりはありません。
リゾート地としてはオーストラリア国内でも有数の人気を誇っており、訪れる観光客は年間200万人、観光収入は50億オーストラリア・ドルにものぼります。
これだけ人気の観光スポットですから、幅広い客層にも対応してくれています。セレブ御用達の超高級リゾートアイランドから日帰りで気軽に楽しめるツアーまで、老若男女を問わずにひとときの休息を満喫することができるでしょう。
グレート・バリア・リーフでのアトラクションといえば、なんといってもスキューバダイビングとシュノーケリングですね。このためだけにオーストラリアを訪れるというマリンスポーツファンは世界中に存在しています。
澄みきったコバルトブルーの海を悠々と泳げば、かつて人間が海の動物だった時代の記憶もよみがえるかもしれません。
もちろん、潜ることに抵抗のある人でも楽しむ方法はたくさんあります。ボートツアーやクルージングも人気ですし、ヘリコプターに乗っての空から観光するツアーだってあります。
グレート・バリア・リーフの観光拠点となるケアンズやウィットサンデーでは、多くの旅行代理店がひしめいており、観光プランは盛りだくさんです。島によってそれぞれ特徴がありますので、わからないことはなんでも質問するとよいです。
必ずや好みに応じた最適のプランが見つかることでしょう。
持ち帰ってよいのは思い出だけ
ただし、こうしたリゾート地としてのにぎわいは、グレート・バリア・リーフの自然環境を損ねる危険性とも隣り合わせです。
そこで1975年には、オーストラリア政府によってこの一帯はグレート・バリア・リーフ海洋公園(Great Barrier Reef Marine Park)として指定され、厳重な保護管理がなされるようになっています。
このため、指定地域内の自然造形物は一切持ち帰ることができません。サンゴや魚はもちろん、貝殻なども禁止です。釣りももちろん駄目です。
観光用の船舶も、通行可能なルートが厳しく定められており、動植物の生活に危害が加えられぬよう熟慮されているほどです。
落ちている貝やサンゴのかけらをつい拾いたくなる気持ちはわからないでもありませんが、そのわずかな行為の積み重ねで大自然の驚異的なバランスは崩れてしまいます。
グレート・バリア・リーフを、そしてその周辺に生息する膨大な動植物を守るためにも、エゴは胸の底にしまいこんで、思い出だけを持ち帰りましょう。
引用
グレート・バリア・リーフと周辺の島に滞在。巨大サンゴ礁に感動!
グレートバリアリーフはかなり厳重に管理されているので、
このままこの美しさを保っていてほしいですね。
こんなにきれいな世界を見たら世界観変わりそうだな~。
地球ってすごい。
木原秀樹