選挙期間中はバイデン氏有利の報道がなされ、
いざ開票が始まった4日の夜の時点では、トランプ氏がほぼ当選確実。
ところが、一夜明けた5日朝には、バイデン氏逆転の流れになっていました。
”郵送されて来た投票用紙には、既にバイデン氏にマークが付いていた”とか、
”朝、開票作業に行ったら前日にはなかった十数万票のバイデン票が置かれていた”とか、
”開票作業に、何故か州兵が動員されており、滲んだとされる投票用紙の転記をしていた”とか、
"郵便局で、期日が過ぎた郵便投票に、投票日前日の消印を押していた"とか、
イロイロ情報が飛び交ってますが、デマとする情報もあり、錯綜している状況です。
もう、ここまで来ると、訴訟の中で明らかにして行くしかないでしょうね。
そもそも、日本と米国では選挙文化が異なるそうです。
日本の場合は、前日までの選挙運動で人事を尽くし、後は天命を待つといった風ですが、
米国の場合は、投票が終わって、開票後の相手の票をいかに減らすかという所までが選挙とのこと。
現に、トランプ氏陣営は既に、幾つかの州で訴訟手続きに入っている様です。
実はバイデン氏陣営も、開票時には600人からの弁護団を手配しており、準備万端とのこと。
お互い、訴訟前提なんです。
今回の選挙では、コロナ禍を理由とし、特に民主党知事がいる州で”郵便投票”が推し進められたようです。
この”郵便投票”が選挙の鍵になると言われ、また不正の温床になりかねないとも言われてきました。
その通りの結果が見られるのが、ウィスコンシン州とミシガン州の開票経過。
バイデン氏の得票数が面白い伸び方をし、トランプ氏の得票数を追い越しています。
あの時間帯なので、おそらく郵便投票が一気に計上されたと思われますが、その票が1候補に寄っているという不自然。
その可能性があるとすれば、思い付くのは、中国系アメリカ人による組織票かなぁ。
中国人のほとんどは、中国共産党の影響下にあると言われており、そうした動きも不可能では無いのかなと思ったり。
その場合、その投票自体は不正ではないんですが、民主主義とは何だろうと考えさせられます。
いずれにしろ、既に選挙の開票結果は、意味をなさない段階に来ています。
本来であれば、今回の選挙結果を受けて12月14日に選挙人による選挙が行われ、翌1月6日に大統領が決定される予定となっていました。
が、訴訟は最高裁まで持ち込まれ長期化するでしょうから、12月の選挙が出来なくなる可能性があります。
その場合、1月に”連邦議会下院での選挙”(200年ぶりらしい)となりますが、各州1票の投票となるため、共和党が有利と言われています。
トランプ氏陣営としては、そこを保険としているかと思われますが、そこまで行くと、そもそも大統領選挙の意味が無くなってしまいます。
お互いの支持者は納得がいかず、その後の米国内は混乱を来たすでしょうが、そこから選挙制度を立て直して行くしかないのかもしれませんね。
まぁ、今回の騒動を見ていて思ったのは、「効率重視の国家における民主主義は、ここまで落ちて行くんだな」という事です。
全般ランキング
最近の「2020米大統領選挙」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事