背中のホック

つがいの、鳩に、嫉妬。

いつだったか、お庭の、花桃の木に、鳩が、一羽、とまってたの。

ちょうど、私が、いつも、座ってる、場所から、ふと、外を、みたら、いたの。

私を、見てるみたいに。

パパだ、って。

会いに来てくれたの?って。

涙が、あふれた。

でも、次の日、みたら、つがいに。

なんだ。

パパじゃなかったのね。

 

つがいの、鳩にさえ、嫉妬した私。

次の、年も、彼らは、やってきたの。

巣を、作った、形跡は、ないけど。

今年は、まだ、やって来ないの。

もう、やって来ないのかな。

もしかしたら、死別、、?

鳩って、一生、同じ夫婦らしいから。

それとも、何処か、他に、居心地のいい場所、見つけたのかな。

そういえば、以前の、台風で、布切れみたいなのが、飛んできてて、枝に、引っ掛かったままなの。

風に、はためいてる。

だから、危険とみなし、来なくなっちゃったのかな。

待ってたのに。

 

お庭に、鳥や、蝶々が、飛んでくると、なんだか、嬉しいの。

パパかもって、思うの。

つがい、以外はね。


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