子供?大人? ませていた子供たち。
昔の小学校って 異様な集団だった。
洋服が着られないで 着物姿でくるもの。袖の破れた
兄たちからの下がり物というぷかぷかの洋服輪着ているもの。
袖は 青洟をこすった後でてかてかに光っている。
学校から帰ると かばん放り投げて 近くの川に走る。
潮が引いて浅瀬になったところに 石をつみ始める。1メートル四方の石の城
ができあがったころ三三五五帰宅する。
翌日、石の城枠はずしにかかる。手にはバケツと鰻をつかむ鋏を持って
石を一枚一枚はいでゆく。
おい、でかいのが入ってるぞ。城の中は鰻であふれていた。
今夜の夕食のおかずができた。磯いて帰って鰻を裂く。
のあちこちから 鰻の芳しい香りが漂う。
父親は焼酎がさぞかしおいしいことだろう。
親の手助けをしながら、学校に通い詰めた君は偉い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます