姐さんと若頭。

ROCK「おや、ハクちゃんじゃない。何か疲れた顔してるね～。 」

ハクちゃん「ちょっとな・・・。」

ROCK「ーって、うぎゃ～っ！お前その両ほっぺの傷どうしたんだよっ！！」

ハクちゃん「・・・。」

ROCK「喧嘩か？相手は誰だよ。ハクちゃんにここまでダメージ与える奴って・・・。」

ハクちゃん「誰だっていいじゃんよ。」

ROCK「そうもいかんだろう。チャッキーって事は無いだろうし・・・。」

　　　　 「鼻茶Ⅱか？それとも変な人に暴れん坊の犬嗾けられたとか・・・。」　

ハクちゃん「ふんっ。何にも喋らねーからな。」

ROCK「な～、教えろって・・・。チャッキーもやられてるんだぜ。」

ハクちゃん「ふんっ。男のプライドに関わるこた～聞くなって・・・。」

ROCK「よし、御飯あげるからちょこっとだけ教えてよ。」

ハクちゃん「何っ！御飯だって！！」

ハクちゃん（ガツ、ガツ）「あ～、俺様すげー腹減ってたんだよな～。」

　　　　　　　　　　　　　　 「えっと、相手はな～・・・。」

ROCK「うん、うん。」

ハクちゃん「おっと。御飯に釣られて喋っちまうところだったぜ。」

ROCK「くそっ、作戦失敗か！」

ハクちゃん「とりあえず御飯ありがとな～。」

ROCK「お礼なら黄子ちゃんに言いな。」

　　　　 「お前にも御飯やれっていつもうるさいんだよ。」

ハクちゃん「そっかーっ。黄子ちゃんって、ほんといい子だな～♪」

　　　　　　 「惚れ直したぜ～。」　

黄子ちゃん「早く御飯食べてハクちゃんと遊ぶニャ～♪」

ROCK「ハクちゃんの真似して早食いしないのっ！ゆっくり食べなって・・・。」

黄子ちゃん「さーて、食べ終わったニャ～。ハクちゃん一緒に遊ぶニャッ！！」

黄子ちゃん「ニャ？ハクちゃんいつもの元気が無いニャ・・・。」

黄子ちゃん「ROCKさん、ハクちゃんどうかしたのかニャ？」

ROCK「チャッキーと同じで怪我しちゃってるんだよ。」

黄子ちゃん「ニャンですとーっ！喧嘩に負けるとは情けないニャッ！！」

ROCK「いや、負けたかどうかは知らんよ・・・。」

黄子ちゃん「喧嘩の極意を叩き込んでやるニャ！」

ROCK「ちょっと黄子ちゃん、今日は優しくしてあげなよ・・・。」

黄子ちゃん「ふんっ。喧嘩で怪我をしてくるとはお前もまだまだニャ。」

ハクちゃん（しょぼ～ん）「面目ねぇ～・・・。」

黄子ちゃん「怪我が治ったら、ちゃんとリベンジしてくるニャ・・・。」

　　　　　　　「男は勝利あるのみニャッ！☆！」

ハクちゃん「おうっ！絶対ここいらの大ボスになってみせるぜっ！！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　END