通院（後編）

黄子嬢「今日も無事に帰れたニャ・・・。」

ＲＯＣＫ「無事って・・・、元気になる為に通ってるんでしょう？」

黄子嬢「それでも嫌ニャものは嫌ニャ！」

ＲＯＣＫ「相当ご機嫌斜めねぇ～。」

黄子嬢（ダダッ！）「お外に行っちゃうニャーッ！」

黄子嬢（ジト～ッ）「ＲＯＣＫさんが居るから、お家の中は安心できないニャ。」

ＲＯＣＫ「何か、ＲＯＣKの事悪者扱いじゃない？」

黄子嬢「あたしを病院に連れて行く悪者ニャッ！」

ＲＯＣＫ「ひ、酷いっ！黄子ちゃん酷いよぉ～っ！！」

黄子嬢（コックリ、コックリ）「あ～、疲れたニャァ～・・・。」

黄子嬢（キョロ、キョロ）「ニャッ！今、赤猫が前を通った気がするニャ・・・。」

黄子嬢「ＲＯＣＫさん、赤猫見なかったニャ？」

ＲＯＣＫ「ああ、赤猫なら・・・」

ジョー君（ガサゴソ・・・）「ふんふんふ～ん♪新しい箱を見付けたニャ～ッ☆」

ジョー君「この箱を橋頭保に、猫軍団の縄張りを俺の物にしてやるニャッ！」

ＲＯＣＫ「ま～た、無謀な野望を・・・（溜息）」

ＲＯＣＫ「結局、黄子ちゃん輸送用の箱は、お外の段ボール箱ハウスに改造されました！」

ジョー君「ニャッ！姐さん何時の間にっ！！」

黄子嬢「玄関の方から入って来たニャッ！」

　　　　 「ジョー、戦利品があるから、ＲＯＣＫさんに貰うといいニャ。」

ジョー君（じぃ～ん）「姐さん、お土産貰って来てくれたんだぁ～。」

ＲＯＣＫ「あとで、ハクちゃんやぶっちゃんと食べようね♪」

ＲＯＣＫ「黄子ちゃんの戦利品です。カリカリ数種類☆」

ＲＯＣＫ「こちらは箱入りで可愛いね?」

　　　　 「昨日のブログで黄子ちゃんが言ってたのは、これの青箱（男の子用）の事です。」　

ロン君「あれ？今日の黄子ちゃん不機嫌そうだなぁ～。」

黄子嬢「そうニャ。ロンちゃんも、ＲＯＣKさんと仲良くしてたら絶交ニャッ！」

ロン君「ええ～～～っ！！」

ＲＯＣＫ「黄子ちゃんならすぐに機嫌直るから、気にしなくていいよ。」

プラ池で溺れ掛けてた金色毛虫さんを救出しました。

ロン君「ゴージャスな毛虫さんだね。」

ロン君「あっ！威嚇してるよっ！！」

ＲＯＣＫ「ここにも気が立ってる猫さんが・・・。」

　　　　 「既に三発猫パンチ貰ってるんだよぉ～（落涙）」

ＲＯＣＫ「ほらっ。さっき貰って来たカリカリだよ。」

　　　　 「そろそろ機嫌直してよ。」

黄子嬢「・・・。」

黄子嬢（パリ、ポリ）「怒りながら食べてても美味しくないニャ。」

　　　　　　　　　　　　「そろそろ許してやるニャ。」