上田知佳のチカ過ぎる毎日

塩釜の夜から朝の巻。

10日の夜は、
仙台のほとんどのホテルが満室で、
私は、塩竈に泊まる事に


最寄りの本塩釜駅には、
復興に向けての
子供たちの可愛い絵がいっぱい





いざ、ホテルへ

実は、
私が泊まったホテルも津波の被害に合ったそうです



でもホテルでは、
そんな傷跡を感じる事なく、
元気に営業されていました




次の日の朝、
塩釜からリメ[トする予定だったので、
下見を兼ねて、
夜の塩釜へ



今回の東北取材は、
復興商店街を目指して行こうと考えていて、
塩釜にも、
「元気です!しおがまみなと復興市場」があるという事で、
向かうことに…


歩いていると、
シャッターが壊れたままになっていたり、
大きくひびが入ったりしている建物、
そんなに多くはないですが、
所々に見られました。



途中、コンビニでも、お話を伺うと、
「ほら、そこ写真貼ってるでしょ」
と、レジの後ろの壁に
揺れと津波でグシャグシャになり、
およそ1メートルの高さまで
水が入ってきている写真が貼ってありました。


「たくさんの人に知ってもらいたいし、
あの日を忘れない様にと…」

色々お話を聞かせて頂きました




そして、復興市場へ

夜だし、もう誰もいないだろうと思いつつ、
覗いてみると、
男性2人発見

この市場を管理している人でした


話を伺うと、
離婚した奥様が福岡出身で
地元話で盛り上がり…


「明日は、別の管理人が7時には来てるから、
対応してもらいー」と…


前日の内に約束出来、ホッ



更にその方に色々お話聞いてみると、
地震の時の
これまで聞いたこともないような
低音の恐ろしい音を聞いた事、
津波の水の中、
家に向かう途中、
車の中で亡くなっている方も見たそうです。


想像しがたいお話をたくさん聞きました。




「母親が迎えに来てるけん、
ホテルまで送るよ」
と、
最後は、車で送って頂き

夜道は、やっぱり不安だし、
ホテルまで少し距離もあったので、
優しさに感謝



おかげでホテルでゆっくり
次の日の予定を確認する事が出来ました




そして朝

塩釜港にあるその市場に
重たいピンクのゴロゴロを持ち向かうと、
その昨夜教えて頂いた管理人さんに
会う事が出来ました


「管理人室に荷物置いてていいよ」

なんて、親切にして頂き、
そこから、2回、リメ[トする事が出来ました


管理人室から見えた
港の様子は、
こんな感じです





まだほぼ被害を受けたままの状態…


私が、
最初で最後に撮った
震災の爪跡写真となりました。




まずはそんな塩釜の様子を伝え、
2回目は、
牡蠣やワカメが軒先に並ぶ
「いとう水産」の奥様に
インタビュー出演して頂きました


お写真は、恥ずかしいからNGという事で、
お店の写真を





「1年は、本当に早かった…
プレハブの仮設市場に入れたけど、
これから本当の復興に向けて、
仮設じゃない店を仮設市場の期限、
2年以内にオープン出来るのか、
その不安が大きい」と…


「でも、馴染みのお客様や、
支援の為にと遠方から
お客様が来て下さるのが、
本当に嬉しい」ともおっしゃっていました。




放送終わって、
「これから石巻に行きます」
と伝えると、
「石巻はすごかったからねー。
それに比べたら、私達はまだ大丈夫だから。」
って…。


それでも大変なはずなのに
そう思える事がすごいなぁと思いました。



皆さんに笑顔で送って頂き、
電車と代行バスで
石巻に向かいました
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