博士の就職活動日記2008

理工系大学院博士課程に通う学生の就職活動奮闘記です。

進路について

2007-04-10 09:58:53 | Weblog
前回の日記の後に自動車メーカーの研究職を受けたのですが
結局、専門性が少し違うという理由で不合格でした。
見学会等を通じて研究所の方々と話をする事ができ、
研究者の方々には僕の研究に対する能力?を認めて頂いていた
だけに残念な結果でした。

その後いろいろ悩みましたが、このまま就職活動を続けてどこかの
企業で働く事になっても自分ではそれで満足できないと思い
再び大学でのポストを探す方向へ進路を変更する事にしました。

先生や周りの人には企業に行った方が安定してるし、楽なんじゃないの?
という事を言われますが、僕はそもそも安定など求めてないし
やっぱり自分が満足できる仕事をやっていきたいので。

とりあえずは大学のポストを探しつつ、学振の海外ポスドクに応募しようと
思っています。若い内に色んな文化や人、地域に触れながら成長していきたいし
そこから自分の可能性をもっともっと広げていきたいです。

不安

2007-03-01 12:06:14 | Weblog
一昨日、ある研究所内の研究室見学に行ってきました。
この研究室は私の研究と分野が同じで環境も良くとても魅力を感じています。

見学会という名前なのですが、選考も兼ねているようで
私の他に4人ライバルがいました。(修士3人、博士1人)
参加者も全員、私の研究分野と同じでこの分野で有名な教授の研究室
で学んでいる人もいました。
この中で生き残っていくためには、博士課程だし研究でアピールするしか
ないと思っているのですが、正直なところ自分の研究に自信が持てないで
います。

私の所属する研究室では私のグループ以外は違う分野の研究を行っていて
なかなか情報が手に入りにくく、研究の方向が正しいのかどうかもわかりません。

見学会中に面談が一人ずつあって、自分の研究内容を紹介したのですが
研究者の方々の反応は「まだ、そんなことやってんの?」みたいな反応でした。

おそらく博士が企業に研究者として就職する時は分野がスゴク近く、且つ
研究内容が優れている時に採用してもらえるのでしょうが、私の場合は
研究分野の中でも特に研究成果が優れているわけでもなくオリジナリティ
すら疑わしいような状況です。

このまま研究者として採用してもらうために就職活動を続けても上手くいかない
ような気持ちになってます。
これまでに成果をあげられなかった事を悔やんでいます。研究者には
向いていないのかなー。
かといって他の分野を考えても・・・今さら・・・

なんか愚痴っぽくなってしまいました。
今度はもう少しみんなのためになるような情報を。




面接(化学系メーカー、2回目)

2007-02-25 12:56:11 | Weblog
先週、化学系メーカーの面接(最終?)に行ってきました。
30分の個人面接で、初めに研究概要を5分で説明し、質疑応答、という形式でした。

研究概要の他にエントリーシートのような志望動機や長所、短所等を
記入した紙も提出していて双方に関する質問を受けました。

博士課程という事もあってか、研究内容に関する質問が8割くらいでした。
研究の細かい内容はもちろん、オリジナルな点や苦労した点を聞かれました。
私の研究分野の事を知っている面接官の方がいて細かく質問もされました。

研究内容以外では、なぜ大学に残らないのか?という事を聞かれました。
その時は正直に胸の内を明かしたのですが、後で考えてみるともう少し前向きな
意見を述べればよかったと反省しています。

面接後は連絡ありません。落ちたかなぁー。
研究内容に関しては妥当な答えができていたと思うので、
企業で働きたいという明確な意思が伝わらなかったのかなと思ってます。



面接(化学系メーカー、1回目)

2007-02-13 12:10:35 | Weblog
土曜日に化学系メーカーの面接に行ってきました。
20分の個人面接で、初めての面接だったせいもあり緊張していました。

待合室に入ると、まず自己紹介カード?みたいな用紙を渡されて
名前や所属と他の志望企業を書く欄がありました。

面接室に入るとまず所属と名前を言いその後に
「3分で自己PRをしてください」と言われました。

あと聞かれた質問は趣味や普段何をしているのか。
(こんな事聞いてどうするんだろうと思いましたが、緊張をほぐすためなのでしょうか)

その後、研究内容の紹介と内容に関する質問が10分くらいあり
最後に他の企業から内定をもらったらどうしますか?という質問でした。

ただ、あまり受け答えが噛み合わず、手ごたえはありませんでした


まだ、一度しか面接を受けていませんが博士課程の学生が面接を受ける上で
重要な事はメンタツ等に書いてあるような基本的な受け答え
1.志望動機
2.自己PR
ができ、且つ自分が企業に入ってバリバリ研究できることをアピールするために
3.自分の研究のスゴイ点(客観的に見ても)
4.自分の研究が如何に活かせるか(分野が近ければそのまま、遠ければ手法等?)
この4点をしっかり抑えておく必要があると思います。

セミナーって?

2007-01-23 10:24:15 | Weblog
セミナーって何なのでしょうか?
みんなの就職活動日記を見ていると選考に関係あるのと関係ないのがあるようです。
セミナーに参加しないとエントリーできない企業もあるようで前もって
自分の行きたい企業のセミナーがどういう物なのかを調べておかないといけないですね。

で、昨日は化学メーカーのセミナーに行ってきました。
選考には関係ないようなのですが、本命の一つなので期待して行きました。
研究者の方が3名来てくれて、研究内容や仕事のやりがい、普段の生活等を
聞かせてくれました。
ただ、質問を何も考えていなかったので、座談会の時は少し困りました・・・。
やっぱりセミナー行く前はちゃんと企業への質問を準備しとかないといけないですね。。。


初めてのエントリーシート提出(化学メーカー)

2007-01-09 15:46:13 | Weblog
先ほど、化学メーカーにエントリーシートを提出しました。
内容は、
履歴書 1枚
自己PR 1枚(自由書式)
研究内容2枚

年末にエントリーシート締め切りの案内が来て第一回締め切りが1月10日(消印有効)で、2回目が1月20日でしたが、友人やみんなの就活日記等の情報から早いほうがいいだろうという事で10日に間に合わせるように年末年始で書き上げました。

年明けに修士2年の後輩に自己PRを添削してもらって大いに参考になりました。
自己PRで大事なポイントは、自分がどういう人間で今までどういう事をしてきたのかを具体的に書くこと。志望動機やヤリタイ仕事もこの分野のこの仕事がしたい!と具体的に書くこと。この2点を後輩に指摘してもらったおかげで随分良くなったと感じました。

これからエントリーシートを書く方は今までの自分の人生を振り返って、経験を具体的に書けるように準備をしておいた方がいいのでは?


エントリーシート

2006-12-27 17:27:22 | Weblog
今日は化学メーカーのエントリーシートを書いています。
一回目の締め切りが1月10日なのでそろそろ書き始めないと。

内容は様式自由で自分の紹介や志望動機・どんな仕事をしたいか等です。

11月くらいから「絶対内定」という本に書いてあった自己分析を少しずつ
進めていたので、自分のやりたい事やなぜやりたいのかといったことは漠然と
わかっているのですが、エントリーシートという形で具体的に文章にするのは
初めてなのでなかなか難しいです。

後輩にエントリーシートのポイントを聞くと
自分の性格とやりたい事、なぜやりたいのか等を関連づけて人生観まで
盛り込めたらいいかも。
という事でした。

もう一度自分を見つめなおしてじっくり考えてみたいと思います。

先生に進路の相談

2006-12-22 10:52:30 | Weblog
前回の記事にも書きましたが、最近は大学に残る道もアリかなと思ってきました。
やっぱり自由度はかなり高いと思いますから。

今日はそんな気持ちを先生に相談したのですが先生の考えとしては
・大学のポストは余ってない。特にポストの比率は
 教授:助教授:助手=1:1:0.9
 くらいになっているので助手になるのはかなり難しい。

・さらにポスドクの数も異常に増えている。ある研究室の助手の公募は
 倍率が30倍だったらしい。

・予算は毎年1%ずつ減っている。つまり100年後には大学がなくなっても
 いいというのが国の政策で、今後は大学が自ら予算を持ってこないといけない。
 そうなると今までのような自由度の高い研究はできない。特に基礎研究は
 蔑ろにされてしまうだろう。

・将来的に大学で働きたいなら、企業で研究して経験を積んでから働くという
 道もある。それに近い将来、大学改革が起こるだろうからその時に実力と
 実績があれば大学で教授として受け入れてくれるかもしれない。

と、まあこんな感じの話でした。確かにその通りだなと思いました。
やっぱり大学で働くためにポスドクになるというのは危険な選択なのでしょうか。

今のところは企業での研究がどんな感じで行われているかわからないので
もっと企業のことを知りたいですね。

ん~、頑張るぞー!!
とりあえず化学メーカーからエントリーシート提出の案内が来たので
それに取り組みます。


合同説明会

2006-12-20 09:05:32 | Weblog
12月7,8日に東京で開かれたJOB STUDYというのに参加してきました。
幾つかの企業の人事の方が就職活動を進める上でのポイント等を
教えてくれたり、こちらからの質問に答えてくれたりするような
パネルディスカッションと個別のブースにわかれての説明でした。

就職活動のポイントはとにかくいろんな業界の企業を見てまわること!
でした。ただ、僕のような博士課程の学生が金融とか銀行とか見ても
仕方ないような気もするので、メーカーを中心にいろんな企業を
見てみようと思いました。

説明会の後は大学の友達の家へ。
1年前に会った時はすごく仕事が楽しそうだったんですが、
なんだか今回は疲れてました。やっぱり元気のある友達でも
企業で働くのはかなり大変なのでしょうか。
他の友達とかも残業がかなり多いみたいです(会社や部署によるのでしょうが)
その分給料はもらえるようですが。

今のイメージでは
企業に就職 = いろんな仕事をしてお金がたくさんもらえる
大学に就職 = やりたい事ができるがお金はあまり・・・
という感じです。

最近はまた、大学で働きたい願望が大きくなってきました。
本当に悩みます。。。。






第一志望

2006-12-05 15:43:41 | Weblog
第一志望だった素材系メーカーの採用HPに

「選考に進む前に博士課程の方は研究概要を送ってください」

とあったのでA4一枚に研究概要をわかりやすく(学会の要旨とは違う感じで)
書いて先月中頃にメールで送ったのですが、結果が先ほど届いて【不採用】
でした・・・。普段からそこのメーカーの素材を使って実験をしていて
親近感もあっただけに研究内容で落とされたのはショックでした。

せめて具体的に指摘してもらえれば今後の活動にも活かせるんですけどね・・。

また、次頑張ります!