恥の多い人生を歩んできた私です。
厚顔無恥な私でした。
中国に行ってから、なおさら日本の常識から離れていったのです。
北京についてから10日。 帰れなくなったので好意で民家に泊めてもらいました。
屋内に便所はありませんでした。
代わりに、室内に子供の砂遊びにつかうバケツが一つぽつんと置いてありました。
「ワタシ君、尿意を催したらここに発射してね。」
といって佳人は自室に去っていきました。
まさか自分が夜に尿意を催すことはないと高をくくっていました・・・
でも・・・
北京の寒さ(日中平均気温0度)に負けて負けて・・・しまいました。。。
にぃはお しぇーしぇー、多少銭(ハウマッチ)しか喋れないわたしに起きた課題は、
尿意に負けてバケツに御小水を垂らしていいか探りを入れることでした。
バケツの高さ25センチほど直径20センチほど
電気に透かしたり、眺めまわしていたのですが、最終的に匂いを嗅いだら・・・
うら若き女性のフェロ・・・ ション便の匂いでした。
我慢できなくなり排尿してしまいました・・・
そして・・・
そして翌朝のことです。
捨てるところを探しながら小便の入ったバケツをもってうろうろしていると、その家の女主人が声をかけてくれました。
「どうしたの。」
ワタシ君(小便すてるためにと心中で発語)「トイレです」
しかしバケツを見るや否や・・・
貸してごらんと言って・・・
野菜を洗うシンクにジャバ―っと流してしまいました。
はっきり言います!
ショック・・・
ショックでした・・・
余りのショックにぼーっとしていると、さぁ トイレに案内する といわれ
連れていかれたのが 奥の院
トイレに扉はなく、衝立はへその高さくらいしかないところに、溝があり
定期的に・・・
「じゃぁーーー」 「どぅどぅどぅ」「ばしゃぁ」っと水の音がしました。
大の大人が衝立に胸から上を隠れるようにズボンを下してしゃがんでおり・・・
太ももの一部が見えました。
さて、自分の番になりました。
意を決して・・・
側溝を跨ぐと・・・
「じゃぁーーー」 「どぅどぅどぅ」 と大きな音と共に
上流から 糞 が・・・
クソが勢いよく流れ落ちてきました。
「ばしゃぁ」っという音と共に
壁にあたった クソ は下水に流れていくのでした。
「あぁ・・・ やっちまった・・・」
変な罪悪感と、妙に開放感のあるトイレを体験してから
私の常識概念は徐々に崩れていくのでした。