ゲバラの非革命日記

歌舞伎、馬場信浩先生、猫、酒、散歩、サッカー、ボクシング、競馬、教育、呆れた韓国、旅、♂♀、哲学等を綴ります

三津五郎さんの娘道成寺、消えていく歌舞伎座の良き思い出として・・

2008年12月07日 22時21分32秒 | 歌舞伎
 昨日、歌舞伎座の昼の部に行ってまいりました。
 
 今月の歌舞伎座はなんと言っても、三津五郎さんの「京鹿子娘道成寺」ですね。 三津五郎さんがこの演目を歌舞伎座で踊るのは初めてということで、大きな話題なっています。

 しかし、実際、素晴らしい舞台でした。
 大向こうの「待ってました!」の掛け声に、思わず頷いてしまいます。

 道行の、常磐津にのせた赤の着付け姿で踊る艶やかさ・・。
 鞠唄のときの、なんとも可憐で生き生きとした姿。
 クドキの、恋の手習い・・の、手拭を使った仕草の儚さ、切なさ・・。
 名人の踊りを堪能させていただきました。

 今回は三階の東からだったのですが、オペラグラスで見ていたら、クドキの場面で、三津五郎さんがそっと噛んだ手拭に、ほんのり口紅の色が付いたのが目に留まりました。

 こんな一瞬の光景が、私の、歌舞伎座の思い出のひとつになっていくのかもしれません。


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