次回のライブまで少々時間があるのですが
皆さんにライブをより楽しんでいただきたいと思いまして
我がバンドのルーツである「ファンク」という音楽について
少しずつお話をしていきたいと思います。
そこでファンク博士的な我がバンドのドラマー
新谷先生から、ファンク研究論を語ってもらいましょう!!
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ドラムの新谷です。
ファンクといえば、真っ先に思い浮かぶのはなんでしょう?
僕の場合はやはり…James Brown大先生ですね。
1950年代からアルバムを発表しているので総アルバム数は膨大。
僕もさすがに全部は聞いていませんが…。
しかし、彼の初期作品のうちはまだファンクとは言えず
いわゆるsoulとか、Funky Soulとか言われていたんですよね。
「Papa's Got A New Bag」あたりから
いわゆるFunkといわれるようになったんじゃないかと。
僕がドラマーなのでドラマー視点でいうと、
ファンクのビートというのは不思議なループ感を持っています。
JBのグループで活動していたドラムのクライド・スタブルフィールドは
「One(1拍目)が大事なんだ」と言っていますが
実際彼らの演奏って何拍目のどこから聴いても
不思議と気持ちよく聞こえてしまう…。
まあそれは置いといて、ビートにおいての彼のすごいところは
「ゴーストノート」「スリップビート」です。
「ゴーストノート」、これはスネアのアクセント以外のところで
非常に小さな音で表現する音で、ビートに躍動感やウネリを与えます。
クライドは実はゴーストノートがなんのことだか
本当のところはよくわかっていないらしく(そこがすごいところなんですが)、
自然にこうしたらただ気持ちよかったから叩いてみた、というだけのようです。
「Give it up, or Turn it Loose」なんかを聞くと
その気持ちよさがわかると思います。
「スリップビート」、これは通常スネアのアクセントが
2拍4拍の頭に入るべきところを、8分音符分後ろに
ずらしたりする手法ですね。当時としてはすごいことでした。
「Cold Sweat」あたりがいいですね。
そのほか、「In the Jungle Groove」の中で「Funky Drummer」と言う曲の
ドラムパートだけを抜き出したリミックストラックがあります。
16ビートのパターンを延々と繰り返しているのですが
その気持ちいいことといったら…!!!
これらの曲は今でも僕を刺激します。
皆さんにライブをより楽しんでいただきたいと思いまして
我がバンドのルーツである「ファンク」という音楽について
少しずつお話をしていきたいと思います。
そこでファンク博士的な我がバンドのドラマー
新谷先生から、ファンク研究論を語ってもらいましょう!!
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ドラムの新谷です。
ファンクといえば、真っ先に思い浮かぶのはなんでしょう?
僕の場合はやはり…James Brown大先生ですね。
1950年代からアルバムを発表しているので総アルバム数は膨大。
僕もさすがに全部は聞いていませんが…。
しかし、彼の初期作品のうちはまだファンクとは言えず
いわゆるsoulとか、Funky Soulとか言われていたんですよね。
「Papa's Got A New Bag」あたりから
いわゆるFunkといわれるようになったんじゃないかと。
僕がドラマーなのでドラマー視点でいうと、
ファンクのビートというのは不思議なループ感を持っています。
JBのグループで活動していたドラムのクライド・スタブルフィールドは
「One(1拍目)が大事なんだ」と言っていますが
実際彼らの演奏って何拍目のどこから聴いても
不思議と気持ちよく聞こえてしまう…。
まあそれは置いといて、ビートにおいての彼のすごいところは
「ゴーストノート」「スリップビート」です。
「ゴーストノート」、これはスネアのアクセント以外のところで
非常に小さな音で表現する音で、ビートに躍動感やウネリを与えます。
クライドは実はゴーストノートがなんのことだか
本当のところはよくわかっていないらしく(そこがすごいところなんですが)、
自然にこうしたらただ気持ちよかったから叩いてみた、というだけのようです。
「Give it up, or Turn it Loose」なんかを聞くと
その気持ちよさがわかると思います。
「スリップビート」、これは通常スネアのアクセントが
2拍4拍の頭に入るべきところを、8分音符分後ろに
ずらしたりする手法ですね。当時としてはすごいことでした。
「Cold Sweat」あたりがいいですね。
そのほか、「In the Jungle Groove」の中で「Funky Drummer」と言う曲の
ドラムパートだけを抜き出したリミックストラックがあります。
16ビートのパターンを延々と繰り返しているのですが
その気持ちいいことといったら…!!!
これらの曲は今でも僕を刺激します。