…ではなく。
ワシにとっては忘れられん日である。
丁度、一年前。
昨年の6月6日、骨折での長期休暇から
職場に復帰した日である。
今の駐在先で働く時に目標を設定してた。
それは、一年間無休で働くコト。
"代わり"っちゅうのを作りたく無かったからである。
それが骨折で4ヶ月でペケになった。
その目標を復帰する際に再度設定した。
それから一年…
残念乍ら、達成するコトが出来んかった。
風邪を引いて熱を出しても、体調を崩しても
なんとか堪えながら働いた。
でも、どうにもならんかったコトで休ませて貰た。
"祖母の告別式"
フツウの会社員の場合は"忌引"っちゅうモンがあるが
我々には当然のコト乍ら、存在せん。
"休み"は"休み"である。
それも年末のいっちゃん忙しかった日である。
でも、さすがに仕事を優先する様な厳しさなんっちゅうモンは
持ち合わせて無いし、そんなモンは要らん!
他のヒトからはどない思われてるか
どない批評されてるかは、ワシには判明らん。
せやけども、ワシなりの"爪痕"は遺したつもりである。
いろいろあった。
仕事でペアを組んでた年輩のヒトと
仕事に対する考え方や性格の不一致で悩んだコトや
駐在先のヒトとのコミュニケーションが
上手く取れんかって悩んだコト。
ムカシやったら絶対逃げ出してたと思う。
「せやけども、ココでくたばったら
"おっさんニート"になりかねん!」
そない思たらコワぁて、悩もうが泣き叫ぼうが
クチを"ヘ"の字にしてでも踏ん張るしか逃げ道は無かった。
それに、我がで立てた目標である。
投げ出したら、自分にウソをついたコトになる。
せやけども、いっちゃんツラかったんは
祖母の告別式の次の日に出勤した時である。
さすがにどんなに悩んだコトよりもツラかった。
「ここで休んだら、いつまでもイジイジする!」
そない思て仕事に出た。
当たり前のコトやけども
祖母が無くなったコトっちゅうのは
社会にとっては"ただの私事"にしか過ぎん。
繁忙期に手伝いに来た先輩やペアを組んでた年輩のヒト
駐在先の所長とか、事情を知ってるヒトですら
なんもコトバをかけてくれんかった。
声を掛けてくれたのは、このブログの存在を駐在先で
唯一知ってる、T姐さんだけであった。
さすがにこの時は、ツラかった。
「ワシはこの職場には要らん人間なんやろうなぁ。」
そない思てしもた。
せやけども、考えてみたら
コレが"現実"っちゅうモンである。
ワシが甘かっただけである。
会社のヒトの親が亡くなっても
ワシには何も出来んし、出来事はそのひとそれぞれに起こるし
会社内の仕事は、たかだかいち個人の私事で
待ってくれるっちゅうコトはあり得るワケが無い。
この一年間で、改めて
"会社"や"社会"っちゅうモンが少しだけ理解った。
ワシはまた、改めて"一年間無休"の目標を立てる。
新たな"荒波"っちゅうモンがやって来るんやろう。
せやけども、敢えて苦言を言うならば…
どんなコトがあっても…
"人間"っちゅうモンを持った働き手になりたい。
最新の画像もっと見る
最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事