夕方に差し掛かろうとしてた頃。
某商業施設にて最後の待機から
集荷先に向かう時やった。
階段を降りようとしてたワシの眼前を
参人組の訪日旅行者のウチの
壱人の女性の歩き方に違和感を感じた。
「コラぁ…コケよんでぇ。」
っちゅう風に思てたら…案の定
踵を踏み外した様なカッコで
足首から崩れて転倒してもうた。
踵の高い靴を履いてたんやろうなぁ…。
痛がるっちゅうより
哀しみに暮れた表情でそのまま
その場で蹲った女性。
それを宥める同伴の人達。
その方々、なんせコトバが通じん
っちゅうのもあって、眼前のワシにも
助けを求められんカンジやった。
せやケドも、例え求められても
ワシはもっとコトバが喋れんさかいに
内心、どないしてええんか理解らん。
っちゅうコトで、取り敢えず
案内所に向かうコトにした。
幸いにも案内所の近くに
警備員さんが居てはったさかいに
事情を説明して現場に来て戴き
対応を御願いして、その場を離れた。
やっぱ要んねぇ…冷静さと語学力（泪）。
