Born Free

まだまだ…


 職場の休憩場所にあるテレビがお亡くなりになった。

「誰か要らんテレビ持ってないんかいな?」

っちゅうハナシになってた。

そこで、今回ワシがひと肌脱ぐコトになった。
(ホンマは脱ぐんはキレイなおね~ちゃんの
        前だけにしたいんやけども…泪)

ウチに、殆ど灯けるコトが無くなった古いテレビがある。

リモコン無し。
フロントパネルの前に並んでるボタンがチャンネル
っちゅうなつかしいテレビである。
せやけどもスイッチを入れたら信じられん位にキレイに映る。

このテレビは、今から数えるコト23年前の夏に
おばあちゃんが四階の部屋を借りた時に
最初に買うたテレビである。
その後に買うたテレビは
今あるもう一台のテレビ以外は壊れてしもた。

最近の電化製品は短命の様な気がするんはワシだけかなぁ?
テレビも冷蔵庫も、オーディオ機器なんか
その最たるモンやなぁと感じてまうんやけども…

ハナシがそれましたケドも…

その"昭和"を象徴するテレビを
職場の休憩場所に持って行った。

最初は…

「どないしょうかなぁ?」
「ばぁちゃんの形見とも言えるモンやしなぁ。」

っちゅう風にワシにも迷いがあった。

せやけども、どっちゃみちこの先
壊れようが壊れまいが五年後にはそのテレビは
地上デジタル化によって使えん様になる。
そしたら壊れるまで現役として
ヒトの役に立てた方が嬉しい気がしたんで
持って行くコトにした。

持って行く時がちょこっと苦労した。

休みの日に持って行こうと思たケドも
休憩場所のカギの問題とかもあったし
なんせ、休みの日に職場に行きたく無かったさかいに(笑)
単車で持って行けたらなぁと思た。

そこで、強引にハコの中に入れて
持って行こうとしたケドもやっぱりはみ出る。

結局、フタをちょこっと開けたまま
自転車用の荷掛け用のゴムひもで括って
ゆっくりめで走って運んだ。

昼休みにテレビを灯けた時に
みんなが想像してた以上の映りの良さに感嘆の声が上がった。

「キレイに映るやん! ムカシのテレビとは思えんわ!」

持って行った甲斐があった。嬉しかった。
内心、ガキみたいにはしゃいで喜びを表現したかった。

まだまだ使える"古きよきモノ"
そんな頑丈な逸品、みなさんも持ってましたならば
是非とも使ってあげて下さい。

テレビだけや無しになんでも…


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