信号で停止しようとしたら
バックミラーに映った後続のトレーラーの動きが
ワシ的になんかイヤなカンジがしたさかいに
そのクルマを避ける為に、別の車線に移動した。
その後、何台か後ろに廻したハズのそのトレーラーが
隣の車線に居った、フツウのペースで走ってる
ミニバンの後ろを、狭い車間距離で猛追してたさかいに
なるべく関わりたく無いさかいに
様子を見乍ら走行してたんやケドも
ええカンジで先のカーブを曲がれそうやったさかいに
悪気は無かったんやケドも、抜く様なカッコになってしもた。
「なんか、イヤな予感がすんなぁ…」
っちゅう風に思たら、案の定。
立ち上がりから直線になったトコロで
そのトレーラーがムキななった様なカンジで
今度は、ワシを追っ掛けてるカンジで加速して来た。
「まさか…」
そのまさかやった。
先の信号で流れが悪くなり停止したトコで
流れてた隣の車線から、なんか怒鳴り声がして来た。
「ワシはなんもしとらん！ ほっとけ…。」
気の短いワシなんやケドも
アタマが悪いヤツを相手にするんが面倒臭かったさかいに
完全に無視を決め込んだ。
「おい、ゴルァ！」
「……………。」
「ゴルァ！」
「……………。」
クルマを停めて、降りて来るコトも無く
その場から消え去ってくれた。
我がは何の落ち度も無いクルマを好き勝手に煽り倒して
ちょこっと抜かれたら、ケンカを売られたと勘違いかい！
そんなコトしとるさかいに
使命感を持ってマジメに汗を流してる人間まで
"ホワイト"っちゅう風に崇め奉られてるヤツらに
見下され続けるんや無いんか！
好き勝手やって、ヒトをビビらせて
デカいカオしてるケドも、"世間全体"っちゅう
広いフィールドではバカにされてるっちゅうのが
なんで理解らんのか？ それでええんか？
己が好うてもワシは御免じゃ！
