前日、映画館に着いてすぐに
先輩ライダーからメールを貰った。
今は別の会社と契約してる
先輩ライダーの方が、事故で亡くなった。
っちゅうコトを報じる文面やった。
カオを合わしたらちょこっとハナシをして貰う間柄。
っちゅうカンジやったケドも、本町廻りのヒトが休んだ時に
そのヒトが代わりに午前の本町便を廻るコトがあった。
昼からはワシが廻るんやケドも、そのヒトが廻った後やと仕事がし易く
ホンマに助けられるコトが多かった。
メッセンジャーとしてスキルが高く。
配車する側からの信頼も高かったそうである。
この春で、単車でメシを喰い始めて
まる10年になるんやケドも、ワシと仕事で接点のあったヒトが
単車の事故でケガをしたっちゅうのは聞いても
亡くなられるっちゅうコトが無かった。
原付からの24年の単車生活でこういうコトが
何回かあったケドも、回数関係無くホンマにツラいモンである。
それと同時に、なんとも言えん"恐怖心"が湧いて来る。
"気ィ着ける"
"安全運転"を徹底する。
コトバにしたら簡単やケドも
絶対的な安全の保証っちゅうモンは無い。
仕事の性質上、"緊急性"のあるモンも扱うケドも
仕事あっての生活である前に、"命"あっての仕事であり生活である。
「急いで欲しい！」
「理解りました！」
コトバでは簡単に言えるケドも
見えんトコでは、必死になるあまり
見落としてしまうモンが必ずあるっちゅうコトを
忘れんといて欲しい。コレは依頼するモノ、受けるモノ双方にある。
無理を承知で頼む。
それをカタチにするんがプロ。
そういう風にワシも思てたコトがあるし
今でも、そう在りたいと思う。
せやケドも、我がの身に降り掛かる危険だけや無い。
仕事道具が"凶器"になり、他人の身に危険を及ばすコトもある。
そのコトを、理解って欲しい。
理解ってくれて無いワケや無いと信じてますが
こういうコトと背中合わせなんです。
我々ライダーも、もういっぺん
日々の運転を検証してみて、気を引き締めて
戒めて行って貰いたいと思います。
ホンマに、こんな思いはしたくない。
