この春から晴れて大学生になった男の子でした。
今まで制服だったから私服に何着たらいいかが？？？
なので色々話をしながら一緒にアレコレ選びました。
その中からその子自身が好みと思って選んだ洋服を試着。
「これ着てたら大学で浮きませんかね？」
「大丈夫！自信もって行きましょう！」
ちゃんと似合っていたので背中をバンと押してあげました。
帰る頃には本人的にも随分馴染んできたみたいで、
「よし！これ着てキャンパスデビューしてきます！」
と力強い言葉を残し帰って行きました。
こんなやりとりがあって思い出した記事。
「大学生の服装がみんな同じ」って記事。
最近WEBやテレビでよく取り上げられてますね。
服装が被るって事はよくあることでしょうが、
確かにリンク先の画像は少しヘンテコですね。
これは所謂ファストファッションの影響が強いんでしょう。
"それっぽい"洋服を格安で手に入れることができる時代。
そんなファッションが流行ならばそりゃ被るでしょうね。
でも、流行やトレンドはいつの時代もありますからね。
同じブランド・同じデザインの洋服をみんなが着る、
決して可笑しなことではないと思います。
自分が洋服に強く興味を持ち始めた頃も流行がありました。
こちらではしつこく何度と無く書いてますがｗｗｗ
９０年代中期から後期、いわゆる裏原ブームの頃です。
あの頃は街を歩けど、雑誌を開けど、似たような格好。
エイプのTシャツにLEVI'S 501XX、
足元レッドウイングにアクセはゴローズ。
そしてバッグはポーターで決まり。
みんな同じ格好で街を歩き、行列に並んだわけです。
なので、決して服装が被ること自体が変だとは思いませんが、
ただ、この頃と今とでは決定的に違うことがあります。
それは物に対する思い入れの違いです。
上で書いたアイテムを思い浮かべてください。
当時のエイプのTシャツはプレミア高騰必至、
LEVI'Sだって今に比べりゃべらぼうに高いし、
レッドウイングやゴローズも品薄が当たり前、
限定のポーターなんかはみんな並んで買いました。
要するに、欲しいアイテムを手にするために、
小遣いやりくりしたり、一生懸命アルバイトしたり、
お昼代ケチったり（健康の為にはオススメしませんｗ）、
授業サボって行列に並んだり（これも褒められたものではないｗ）
そりゃもう色々と手を尽くして頑張って手に入れたわけですよね。
そういう意味では、
今は"それっぽいものが簡単"に手に入れられ過ぎるわけです。
加えて、お洒落が分からない、人と同じ格好しておけば安心、
そんな感覚が助長して、似た服装の人が増えちゃうのかなと。
決してアンチファストファッションを云いたい訳ではないんです。
ファストファッションのクオリティの高さゆえとも云えるでしょう。
それらをうまく組み合わせてお洒落に着ている人もごまんといますし。
これはやはり単純にアイテムの持つ個性だけではなく、
内面から滲み出る雰囲気、心意気も十分重要な要素。
いろんな意味で"かっこよくありたい"と思うこと。
そんな心意気を持った人をGREEN HEAVENは応援します！
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