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ホイールアート展"BBS"

 

 「BBS」は日本が世界に誇るアルミホイールメーカーだと思われている方も多いのではないでしょうか?その歴史は今から40年ほど前にドイツに自動車部品の製造販売会社として「BBS」が誕生致しました。今でこそBBSはアルミホイールメーカーとして、確固たる地位を確立していますが、創立当時はツーリングカーレースに関わり、ウレタン製のエアロパーツを中心に開発・販売から始まり、レーシングカー用にアルミホイールを開発、多くのレーシングカーに採用され出し、次第にその名を世界に知ら示すこととなりました。



 丁度僕が自動車部品業に飛び込んだ昭和48年に、日本の糸巻き用のボビンを製作する"ワシマイヤー株式会社が、その鍛造技術をアルミホイールに流用できないかと目を付け、一流のアルミホイール製作会社「BBS」と提携し、鍛造3ピースホイール"RS"を発表・発売し瞬く間に世界中に次第に大流行致しましたが、鍛造であるが故高価で当時は憧れのBBSでもありました。僕もそんなBBSをBMWの5シリーズに履かせ、夜な夜な仲間と集まり走っていた過去がありました。特にBBSはBMWというイメージが強いようで、実際BMWへの装着率は大変高いようです。



 そんな絶頂期も永遠とは続かずドイツBBSは2010年に経営破たんを迎え、翌年には当時のBBSジャパン親会社に買収されましたが、やがてその親会社も破たん、新しい親会社を迎え、現在のBBSジャパン株式会社が確立されましたが、その技術力は更に進化し続け、他のホイールメーカーの追従を許さず、未だなお世界のトップとして最先端を歩んでいます。



 BBSのホイールと言えば鍛造(FORGED)で知られていますが、では具体的に鋳造ホイールとの違いは何なの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、分かり易くご説明させて頂くと・・・



 もしアルミホイールをまな板の上に置いて包丁で切れたとした場合、鋳造ホイールを切った断面は食パンの断面とお考え下さい。断面には無数の気泡が入り、車に必要な重量を支えるためにはそれなりのアルミの量が必要となります。



 一方同じように鍛造ホイールを切った場合、断面はチーズのように気泡の無いキメの細かい、流れるような断面となります。これはホイールの型に溶かしたアルミを重力で入れるか、8000トンの力で打ち込むかの違いで余分な気泡が入らない分、同じ強度を得るために鍛造ではアルミの量が少なく出来、結果強靭で軽いホイールが出来るのです」



 そんなF1への供給でも知られる高性能ホイールの代名詞「BBS」の、超超ジュラルミンA7000系を採用した鍛造ホイール「RID」は、R35GT-Rなどの超高性能スメ[ツモデルをターゲットに開発。この超超ジュラルミン鍛造ホイールは世界最軽量でもありが、大変な技術と手間が鰍ゥっているにも関わらず、価格も19インチで179,950円から20インチで227,850円と、アルミ鍛造と比べてもそれほど高くはありません。もし他社が商品化出来たとすれば、これよりはるかに高い価格でのリリースとなる筈です。



 現在当社の「ホイールアート展」においても、BBSのホイールも6種類の展示品があり、その中にこの夏注目の新商品「RI-S」、さらには超超ジュラルミン「RI-D」も現品を展示中です。9Jの19インチでわずか7.2kgの超軽いホイールを是非手に取ってお確かめくださいsymbol7

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