こちら噂の情報局

酒のツマミになる話題をセッセセッセ。独断偏見は”味付け”です※文中の敬称は略。

幻の大阪決戦27年前センバツ

2017-03-31 | 日記

明日から4月の声。
センバツ決勝戦が水入り。

大阪決戦が一日休めたのは何より。
履正社大阪桐蔭互いにベストコンディションで戦える。
疲労困憊では見方が変わってくる。

関東以北は冷めていると聞く。。
プロ野球が両リーグ開幕する、ということもある。



史上初の大阪同士の決勝だが、実は寸前までいった大会があった。

私が高校野球担当だった90年センバツ
大阪から私学7強の一角、近大附北陽が出場。

近大附がエース後藤章浩、主砲・犬伏稔昌で初優勝した大会だ。
準決勝で北陽が延長17回で愛媛の新田に敗れた。
北陽のエースはアルバトロス投法といわれた寺前正雄。
186センチの長身右腕で、後に近鉄1位でプロ入りする逸材だった。

寺前は17三振を奪う力投。
しかし、3-3の同点のまま延長17回。
あと1イニングで再試合だった。
寺前は先頭打者に痛恨のサヨナラ本塁打を浴びた。

238球目のストレートだった。

 

実はこの準決勝2試合とも死闘だった。
1試合目の近大附と東海大甲府も延長13回。
近大附が延長サヨナラ(5-4)で決勝進出。
今大会の2戦連続15回引き分け再試合には及ばないが、手に汗握った。

2試合とも大阪勢が絡んだ。
原稿に四苦八苦したことを思い出す。



ネタは東京本社、大阪本社で手分けしている。
だから、東西対決なら支障はない。
どちらが優勝しても原稿の手分けが出来るからだ。
だが、今回のように地域が重なると担当記者は目が回る。

記者席でも、もう一つのドラマがある。
どんな感動を伝えてくれるか。
高校野球の見方も角度を変えれば、楽しみが増える。
裏舞台が垣間見えて、興味深い。

【資料は報知高校野球】






森友FAX 安倍昭恵秘書が南米赴任の噂

2017-03-30 | 日記

森友学園騒動、いわゆるアッキーナ疑獄。
籠池理事長の国会証人喚問で明らかになったFAX。
安倍昭恵付き秘書の谷査恵子。
経産省から内閣府に出向し、夫人と行動をともにした女史だ。



安倍夫妻が、右翼人脈の強化を図ろうと応援した森友学園。
国有地バーゲンでの「口利き」の危うさで「手のひら返し」。
知らぬ存ぜぬ、も、FAXが強力な証拠になってきた。

こりゃまずい。
そう考えたのか?

当の谷秘書を南米の小国に赴任との噂が流れている。

現在、谷は中小企業庁、経営支援部経営支援課(連携推進専門官)。
南米へ行けば、マスコミに引っ張り出されることもない。
ましてや、国会証人喚問など困難になる。

もし、この噂が真実なら、こんな露骨なやり方があるのだろうか。
さらに事実とすればメディアが触れていないのも、大いに気にかかる。
権力の恐ろしさが迫ってくる。



「安倍首相に迷惑をかけ、憲法改正に邪魔するならただでは済まさない」
かつての籠池右翼人脈からの脅しメールもあるようだ。

その辺りはフリージャーナリスト赤澤竜也記者のレポートが詳しい。

現在発売中の写真週刊誌「フラッシュ」(4・11号)に書いている。
証人喚問前後の1週間を、ホテル、車など完全密着している。

素晴らしい同行取材になっている。

「まだまだ、書けない事がヤマほどあります」
嬉しい悲鳴を上げる赤澤記者。
知れば知るほど、新たなネタが楽しみになってくる。


センバツ決勝!近畿から大阪大会になった

2017-03-30 | 日記

センバツがいよいよ大詰め。
近畿3校が登場した準決勝。

やはり緊迫した試合になった。

履正社6-4報徳学園
大阪桐蔭2-1秀岳館

結果、センバツ史上初の大阪同士の決勝戦になった。

履正社は安田尚憲が高校通算50号アーチをかけた。

安田は清宮と並ぶ西のスラッガー。

報徳学園は元報知カメラマンの息子さんの津高投手がリリーフ。
いずれプロ入りする安田とピンチの場面で対戦。
四球で歩かせたが、きっといい思い出になったことだろう。
秘かに応援していたが、勝ち越されて残念だった。



大阪桐蔭は個人的には思い入れのある学校だ。

91年センバツ8強、夏は初出場初優勝した当時に取材した。
後に阪神ドラ1の萩原誠を軸にした豪打のチームだった。

それにしても大阪のレベルの高さが際立つ。
センバツ選考のデータになる昨秋の大阪大会。

優勝:上宮太子(近畿大会8強)
2位:履正社(近畿大会優勝)
3位:大阪桐蔭(近畿大会4強)

◆2016秋季大阪大会◆
▼決勝(10/16)
履正社  000120000=3
上宮太子05400100X=10
(履)竹田、松井、田中-片山
(上)森田-平田
【二塁打】 溝辺、西山(履) 木岡(上)

▼3位決定戦(10/16)
初芝立命館00002021=5
大阪桐蔭 04020024=12
(初)中林、二宮-野村
(桐)徳山、香川-岩本
【三塁打】 高尾(初)
【二塁打】 山本、岩本、宮崎(桐)

▼準決勝(10/15)
初芝立命館0000000=0
上宮太子 010024X=7
(初)中林-野村
(上)森田-平田
【三塁打】 坂中(上)
【二塁打】 岸本、野村(初) 平田(上)

大阪桐蔭100000300=4
履正社  01030300X=7
(桐)徳山、香川、井上、横川、根尾-岩本
(履)竹田-片山
【本塁打】 山本(桐) 安田(履)
【三塁打】 西山(履)
【二塁打】 藤原2(桐) 安田、若林(履)

準決勝で対戦した両校。
点差の割には履正社が圧倒している。
特にスラッガー安田を抑えられていないのが気にかかる。

夏は大阪から1校しか出場できない。
過酷な大阪夏の陣の前哨戦という見方も楽しかろう。




センバツまるで近畿大会 その陰でPL脱退届

2017-03-29 | 日記

西高東低は冬型気圧と思っていたが、甲子園もそうだった。
近畿勢が3校。
東は唯一残っていた高崎健康福祉大高崎が消えた。



ベスト4が出そろった。

履正社(近畿大会V)ー報徳学園(近畿大会8強)
大阪桐蔭(近畿大会4強)秀岳館

秀岳館も鍛治舎巧監督の教え子の枚方ボーイズを軸にしているチーム。

21世紀枠の選考当時、中学の球友H・Sとの話がよみがえる。

H・Sの母校(大阪・今宮高)のことでやりとりした。
「球友から落胆メール もはやセンバツの話題」(2016年12月22日ブログ)
「野球の血が騒ぐ センバツ考あれこれ」(2017年1月31日ブログ)
詳しくは上の二つのブログを参照。

H・Sはまず21世紀枠のことで、こういっていた。
「近畿の県推薦校の中で、甲子園に出ても一般枠校と互角に戦えるのは
今宮だけなのに、残念。いい夢見させてもらいました」

近畿、とりわけ大阪は最激戦区ともいえる。



今宮高は秋季大阪大会のベスト8。
上宮、大商大堺の私学強豪を連破している。
今宮が敗れた上宮太子は大阪を制覇しながら、近畿大会は8強。
大阪2位の履正社が近畿、神宮両大会を制する2冠。
大阪3位だった大阪桐蔭が近畿大会4強。

上宮太子は大阪枠の関係で甲子園を逃した。
同じ近畿8強の報徳学園はセンバツ4強に残った。

いかに近畿勢のレベルが高かったか。

やはりボーイズリーグを中心とした少年野球が強いこともある。
そういえば、高校野球中継(TBS系)で選手の出身は少年野球クラブ名。
昔は出身中学だったのだが、様変わりしたものだ。
もう、学校のクラブ活動は衰退しているのだろうか。

枚方、泉北、宝塚ボーイズ、調布シニアなどなど。
それで見ても、甲子園出場組は地方も含めて、関西の選手が多い。

我が世の春の近畿勢の陰で悲しい報道。
PL学園が29日、大阪府高野連に脱退届を出したのだ。



怪腕・三浦銀二は大野倫にならなかった

2017-03-29 | 日記

福岡大大濠のエース右腕・三浦銀二は準々決勝のマウンドに上がらなかった。
39歳監督の八木啓伸は悪者になれなかった。

延長15回196球を投げた翌日の再試合でも130球完投。
昨秋の県大会、九州大会、神宮大会全13試合(公式戦)を三浦は完投。

▼1回戦=22日(6-3創志学園)149球
▼2回戦=26日(1-1滋賀学園)196球
 延長15回
▼再試合=28日(5-3滋賀学園)130球



つまり三浦以外は投げていない。
他の投手でチームは勝てない。
そう分かっていながら、八木監督は使わなかった。

27年前の夏がよみがえる。
大阪桐蔭が夏を制覇した91年だ。

相手の沖縄水産エース右腕の大野倫は大会前から肘を痛めていた。
決勝当日も肘が曲がらないほどの痛みを抱えていた。
栽弘義監督は投げさせた。
「沖縄悲願の優勝のために鬼になった」
エースで4番だった大野しかいなかった。

栽監督は大会後、非難の嵐に見舞われた。
球児の将来を壊した、と。
今なら、ネットは大炎上していただろう。

八木監督は当日の朝、三浦を投げさせなかった。
「本人は大丈夫そうなことを言ってたが、周りの選手などにも聞いて、総合的に判断しました。(登板回避の)決め手は、優勝するために、ということ。決勝まで4連戦。休ませるなら、ここしかないと思った」

だが、負けた。
捕手の古賀まで継ぎこんだが姿を消した。
いまや、甲子園も投手分業の時代だ。
「腕も折れよ!」と強いるのはご法度である。



新年?4月?どちらが切り替わる?

2017-03-29 | 日記

新聞、テレビで告知が花盛り。
気温がなかなか上がらないので、桜前線は停滞したままだけれど。
テレビ番組表は特番だらけ。
長時間ドラマだらけ。


4月からの番組改編のためだ。
テレビは年に2度、春と秋に大幅に編成替えをする。
新聞も1面に社告として、こんな新企画、あんな新企画ありますPR。
新社会人、新入学生ら新たな門出の若人をターゲットにする。
製作現場は、これより遥か前から新企画に頭を悩ますのだ。

スポーツはプロ野球が31日に開幕する。
今年は大政奉還から150年。
幕末ものの企画が目立つ。

古巣の報知新聞から、購読者獲得の協力要請がある。
毎年、出来るだけ協力しようと、思っている。
もし、ご協力頂けるなら、こちらの方にご一報を。
手続き、手配はこちらでやります。


茨城の地域紙「常陽新聞」が活字離れで休刊へ。
老舗の週刊誌も資金繰りで経営危機、と同業他社に報じられた。
知り合いの出版編集トップに聞いてみた。
「電子版に切り替えようとして、必死です」とか。
まあ、わが身はいい時機にリタイアしたものだ。
今は春休み。
とにかく後2日で、もう4月になる。
私も4月の声を聴くと、古希に手が届く68歳になる。
『九十歳。何がめでたい』(佐藤愛子=小学館)
そんな本がベストセラーになっているそうだ。
本屋に行くとたくさん積んである。
読んではいないが、痛いほどわかるなあ。




清宮劇場短い春!早大進学を勧める

2017-03-28 | 日記

早実は弱すぎた。
甲子園の清宮幸太郎は、このセンバツ大会が最後のような気がする。
早実は2試合15失点の投手陣を含めディフェンスが酷すぎる。
これでは夏は無理。


2試合で清宮は9打数3安打。
1年春から甲子園7試合すべてにヒット。
数字だけみれば、並みの打者ではない。

それでも怪物ぶりを期待する野球ファンは物足りない。
高校通算80号はお預けで打点もゼロ。
いくらアーチを量産しても甲子園で打ってナンボ。
清原和博(13発)も松井秀喜(4発)もそうだった。
大舞台でいかに大向こうをうならせるか。
それが怪物が怪物たるゆえん。
東海大福岡サイド右腕・安田大将投手は130キロそこそこ。
申し訳ないけれど、このクラスの投手に封じられていてはいけない。
原辰徳と東海大相模でプレーした杉山繁俊監督が見抜いた。
「清宮はローボールヒッター。高めにボールを集めろ」
清宮研究は進んでいる。
この日の三塁打も右中間への大飛球で終わっていた。
「あんなに高く打ちあげるのはスイングスピードが凄いからだ」
スカウトのコメントをスポーツ記者が取り上げる。
今秋ドラフトに向けスカウトは、この時期、悪いことを言うわけがない。
今後の交渉に差し支えるからだ。
「以前、こんなことを言ってましたね。印象が悪い」
なんて獲得したい選手周辺から言われたくもない。
甲子園でいかに勝ち進むか。
やはり投手次第だ、とわかる。
強打者がいても前後の打者を出塁させなければ大量点に結びつかない。

松井5連続敬遠はやり過ぎだが、敬遠という手がある。
早実は清宮の前に走者を置いた打席がなかった。
ネットでは即プロ入りではなく「早大進学が高まった」と飛び交う。
個人的にもそう思う。
東京六大学でどれだけアーチを量産できるか?
長嶋茂雄(立大)が8本塁打の新記録を引っさげて巨人入り。
田淵幸一(法大)は22本塁打で大幅記録更新(当時)した超大型捕手として阪神入りした。
ちなみに現在の東京六大学記録は23本塁打の高橋由伸(慶大⇒巨人)。
肩を消耗する投手と違って、打者はワンクッションおいてもよかろう。
東京六大学でアーチ量産、鳴り物入りでプロ入りしても遅くはない。
負けを夏に生かしたい
▼清宮幸太郎「いいところを見せられなかった。めちゃくちゃ悔しい。ふがいない。もうちょっと長くやるはずだった。(三塁打は)打ち取られたも同然ですが、何かあるんじゃないかと思って走った。この負けを無駄にするわけにはいかない。夏はもっと白熱する。最後のチャンスをいかしたい」
◆清宮幸太郎のセンバツ◆
▼1回戦5-4明徳義塾
第1打席:中前安打
第2打席:中大飛球
第3打席:捕邪飛
第4打席:左中間大飛球
第5打席:四球
▼2回戦8-11東海大福岡
第1打席:三塁フライ
第2打席:一ゴロ
第3打席:右中間三塁打
第4打席:右線二塁打
第5打席:遊飛

◆1年夏の甲子園成績◆

5試合22打席19打数9安打
(2本塁打、3二塁打)

8打点4四死球、打率.583、出塁率.864
◆3年センバツ成績◆
2試合10打席9打数3安打
(1三塁打、1二塁打)
1四球、打率.333

◆甲子園通算成績◆
7試合32打席28打数12安打
(2本塁打、1三塁打、4二塁打)
8打点5四死球、打率.429

▼参考記録▼
清原和博⇒91打数40安打(13本塁打)29打点、打率.440

松井秀喜⇒32打数11安打(4本塁打)15打点、打率.344
※松井はセンバツ打率.600。
夏は5敬遠などで不調も9四死球。


 ◆高校通算60発以上打者◆
107発:山本大貴(神港学園→JR西日本)
97発:黒瀬健太(初芝橋本→ソフトバンク)
94発:伊藤諒介(神港学園→法大→大阪ガス)
87発:中田翔(大阪桐蔭→日本ハム)
86発:大島裕行(埼玉栄→西武)
85発:横川駿(神港学園→立命館大)
83発:鈴木健(浦和学院→ヤクルト)
83発:中村剛也(大阪桐蔭→西武)
79発:清宮幸太郎(早実)
73発:岡本和真(智弁学園→巨人)
71発:高橋周平(東海大甲府→中日)
71発:奥浪鏡(創志学園→オリックス)
70発:城島健司(別府大付→ダイエー→マリナーズ→阪神)
70発:平田良介(大阪桐蔭→中日)
69発:筒香嘉智(横浜高→横浜)
68発:平尾博司(大宮東→阪神→西武)
68発:藤島誠剛(岩陽→日本ハム)
66発:吉本亮(九州学院→元ダイエ)
65発:大田泰示(東海大相模→巨人)
64発:清原和博(PL学園→西武→巨人→オリックス)
62発:今宮健太(明豊→ソフトバンク)
61発:江藤智(関東→広島→巨人→西武)
61発:松田宣浩(岐阜中京→亜細亜大→ソフトバンク)
60発:松井秀喜(星稜→巨人→ヤンキ-ス→エンゼルスなど)
60発:筒井孝(松戸馬橋→日本ハム)
60発:中村晃(帝京→ソフトバンク)
    :
    :
11発:柳田悠岐(広島商→広島経済大→ソフトバンク83発)
0発:小
笠原道大(暁星国際→日ハム→巨人→中日=378発)


稀勢の里「見えない力」で感動の逆転V

2017-03-27 | 日記

スポーツ界にとって3月26日は語り継ぐ日になった。

大相撲春場所センバツ甲子園
それぞれに強烈な歴史を刻んだ。



まず新横綱・稀勢の里の奇跡の感動賜杯。

土俵に上がることさえ無理、といわれていた。
強行出場した14日目の鶴竜戦は左肩の痛みを隠せず2敗目。

出場さえ危ぶまれていた。
「休んだ方が今後のためにもいい」という意見が飛んでいたほど。
そんな稀勢の里が逆転優勝。

初場所で初優勝しての連続優勝。
しかも新横綱では貴乃花以来、22年ぶり優勝の勲章つき。


▼本割:(突き落とし)照ノ富士

▼優勝決定戦:(小手投げ)照ノ富士

で連勝したのだ。当初は、どんな相撲を見せるのか?

その程度の興味で千秋楽の稀勢の里を見ていた。
新横綱のプライドだけで土俵に上がった、と。

いい意味で裏切られた。



感動した。


「痛みに耐えてよく頑張った。感動した!」
小泉首相ではないが叫びたくなった。

2001年5月場所の千秋楽。
稀勢の里と同じく怪我(ひざ)をした貴乃花が強行出場した。

武蔵丸との優勝決定戦。
当時も貴乃花に勝ち目はなかった。

勝った瞬間、歓声で国技館が揺れた。
仁王像のような形相の貴乃花がこぶし握った。


稀勢の里は号泣した。

見えない力感じた
▼稀勢の里「今回は泣かないと決めていたのですが…。苦しかった分…うれしいですね。気持ちだけぶつけようと思った。自分の力以上のものが出た。あきらめないで最後まで力を出して良かったです。今までの相撲人生の15年とは違う15日間。横綱の土俵入りも初めてやって今は疲れた。見えない力をとても感じた15日間だった。千秋楽は見えない力が働いたので、確信とはいかないけど、またこれを確信に変えられるよう稽古をしていい相撲を皆さんに見せられるよう頑張る。しっかり治して5月場所に元気な姿を見せられるように、明日から治療したい」

もう一つはセンバツ
延長15回引き分け再試合が史上初の2試合連続。

福岡大大濠1-1滋賀学園
健大高崎7―7福井工大福井


福岡大大濠エース右腕・三浦は完投196球1失点。
再試合は翌日の第4試合に組み入れられる過酷日程。

ところがまさかが起きた。
小雨降る中、2試合連続の再試合。


大会本部は日程再調整に慌てふためいた。
急きょ、組み直して1日おいた28日に行うことになった。
投手の肩を考えれば連投は厳しい。

これで甲子園大会がタイブレーク方式導入に加速するかもしれない。


【※紙面画像はいずれも報知新聞】








稀勢と照ノ富士の美学対照的

2017-03-26 | 日記

あっぱれ!稀勢の里怪我なんの、強行出場。
13日目の日馬富士戦で左肩付近を痛めた新横綱が土俵に上がった。
これぞ横綱の誇り、重責。
館内は温かい拍手と歓声に包まれた。



横綱対決で鶴竜に寄り切られたが、優勝争いの興味をつないだ。
「来場所に尾をひかねば」
報知評論家の尾車親方が心配する。

1敗で稀勢の里と並走していた大関の照ノ富士が変化した。
大関復帰を目指した琴奨菊の夢もはたき込んでしまった。
1敗をキープした照ノ富士は単独トップに立った。
『勝負しろ!」館内の怒号。

「思いきりぶつかって欲しかった」
同じく尾車親方の解説。

似た風景があった。

「痛みに耐えて頑張った。感動した!」
小泉首相(当時)の記憶に残るあの勝負。
膝の故障にめげず武蔵丸を優勝決定戦で投げ飛ばした貴乃花。
相撲史に刻まれている。

貴乃花はその後、7場所連続休場、そしてしばらくして引退した。
不幸中の幸いか、稀勢の里は下半身の怪我ではない。
相撲取りの下半身の怪我は、巨漢を支えるだけに致命傷。



「勝負は勝たなくては意味がない」
朝青龍イズムがモンゴル勢に充満している。
スポーツの世界、アスリートの勝負の場。
ある意味、間違っていない。

伝統の大相撲は、しかし、違うのだ。
強いだけではいけない。
言動に品格が要請されるのが「横綱」日下開山なのだ。

大相撲春場所で奇しくも、美学がくっきり出た。

1敗の照ノ富士と2敗の稀勢の里。

朝青龍イズムか。
北の湖、貴乃花イズムか。

千秋楽は美学の激突でもある。


稀勢の里にみる横綱の哲学

2017-03-25 | 日記

初戦敗退寸前だった早実ナインに和泉監督が言った。
「谷があれば、必ず山が来る」

明徳義塾の2点リードを土壇場でひっくり返した。
百戦錬磨の明徳・馬渕監督のコメント。
「早実には神様がついている」

勝負の現場の言葉は味わい深い。



稀勢の里が新横綱13日目に痛いイターイ初黒星。



何度も横綱昇進のチャンスを逃し、ようやく頂点にたどり着いた。

大相撲春場所が晴れ舞台。
長い「谷歩き」が吹っ切れたのか山頂をめざし12連勝。
新横綱優勝は目の前だった。

その稀勢の里が13日目、横綱・日馬富士との一戦で土俵下に転落。
左肩を強打してうめいた。
左胸辺りを右手で抑え46秒間、立ち上がれない。
そのまま救急車で病院に搬送された。

力士らしい力士として教え込まれた。
昔の相撲取りを彷彿させる力士だ。
喜怒哀楽を極力抑えこむ、その稀勢の里が珍しく痛がった。



よほどの痛みだったのだろう。
14日目の休場は間違いない。

そう思っていたら14日目の朝、強行出場を決めた、と報じられた。
「横綱への責任感」を体現した。

ひざを痛めながら武蔵丸に勝ち優勝した貴乃花。
当時の小泉首相の「感動した!」のシーンは再現出来るか?

12勝1敗の稀勢の里はまだ優勝争いの先頭。
ツナの重みを知らしめる稀勢の里にエールを送りたい。

【紙面は3月25日付報知新聞】






清宮不発!生き残った

2017-03-24 | 日記

注目の早実清宮幸太郎のセンバツ第一打席。
さすがの速い球足で中前に運ぶ安打。



やはり怪物は何かを持っている。
明徳義塾に初戦敗退か、と思えば生き残った。
四球攻めに遭うこともなかった。

松井秀喜の5連続敬遠の再現か?
記者からも戦前、馬渕監督に質問が飛んだ。
そんな因縁のゲームだった。

早実は8回裏に1点を追加され2-4。

2点ビハインド。
万事休すか、と思われたが土壇場の9回に同点。
延長10回に決勝点をもぎ取った。


期待された甲子園3発目の清宮アーチのヒットは1本だけ。
高校通算80号はお預けとなった。

◆清宮幸太郎のセンバツ◆
▼1回戦5-4明徳義塾

第1打席:中前安打
第2打席:中大飛球
第3打席:捕邪飛
第4打席:左中間大飛球
第5打席:四球


WBCビデオ判定について

2017-03-24 | 日記

囲碁6冠・井山裕太がAI(人工頭脳)に敗れた。
将棋の世界も同じ道をたどっている。
ロボットが脳の領域に入っている。
すぐそこに鉄腕アトムの時代が来た。
AIではないがWBC野球でも機械が取り入れられている。
度重なるビデオ判定が気になった。
クロスプレーの度にビデオ判定に持ち込まれる。
ひどい時には序盤で4,5回。
そのたびに試合が中断する。
なるほど公平なのかも知れない。
敬遠をアピールするだけで4球投げなくてもいい。
そんなルールをMLBが取り入れた。
時間短縮だ、という。
ではビデオ判定は?
延長11回タイブレークなど、野球がどんどん味気なくなってくる。
今開催されているセンバツ、夏の甲子園。
そこでビデオ判定を取り入れたら、どうなる。
ひどい判定の数々。
球児がどれほど泣かされてきたか?
え?え?え?
アウト?セーフ?ストライク?ボール?
球児は抗議できない。
すべての審判ではないが、酷いジャッジは少なくない。
思い出すのは広陵バッテリー野村(明大⇒広島)と小林(同大⇒日生⇒巨人)の悲劇。
誰もがストライクと思ったがボール判定。
直後に満塁本塁打を浴びて、優勝を逃したシーン。

1球の誤審が人生を狂わせる。
だが、それも人間だもんね。


侍ジャパン4強敗退!胸張れ!

2017-03-23 | 日記

ドカンドカンとやられると思っていた。
WBC準決勝ラウンド米国戦は意外な決着だった。
大砲をぶっ放したのが侍ジャパン。
ミスにつけ込み勝ちを拾ったのはメジャー軍団。

野球は分からない。



先制点も決勝点もエラー、ミスでの得点献上。

皮肉にも、米国のお株奪うホームランは侍ジャパン。

名手・菊池のまさかのエラーから4回、先制を許した。
大きく弾いて走者を二塁まで進塁させたのが響いた。


雨だの天然芝だ、とかいうけれど、条件は同じ。
慣れ不慣れは確かにある。
それも含めてベースボールだ。

結果、菅野がマカチェンに左前適時打を浴びた。
再三、菊池の美技に救われたチームの気落ちが怖かった。
だが、6回まで、この1失点6三振でしのいだ菅野に責任はない。
MLBのクリーンアップを揃えた米国を封じたのはあっぱれ。



6回には菊池が右越え同点アーチ。
ミスをきっちり取り返した。

1-1同点の8回1死二、三塁。
快投の千賀が打ち取った三ゴロを松田がファンブル。
取っていれば5-2-3の併殺だった。
決勝点をやってしまった。

元気もん松田宣浩の痛恨お手玉。

終盤のこの1点が重すぎた。
米国を代表する中継ぎ、ストッパーを小刻みに繰り出されては、どうしようもない。

しかし、野球にミスはつきもの。
7割失敗3割成功で一流。
ミスをした侍ジャパンが負け、ノーミスの米国が勝つ。

野球とはそういうスポーツなのだ。。
さらにいえば菊池は準決勝まで再三の美技で助けてきた。
松田は元気もんで勇気を与えてきた。

130億円軍団といわれる米国と対等以上の激戦。
少年時代に見た全米選抜。
シーズンオフに物見遊山で来たのに日本はコテンパン。

そのことを考えれば、凄いゲームだった。

ベスト4!侍ジャパンは胸張って帰れ!

選手は責められない
小久保裕紀監督「ホームが遠い試合でした。ピッチャーは本当に良く投げてくれた。1番から9番までチームの主軸を打っているような相手に良く投げた。一発勝負で難しい試合。守備のミスも出たが、選手は責められない。8回が勝負だと思っていた。ここでヒットが出るか、出ないかは分からない。開幕前のリスクを負ってユニホームを着てくれた選手には感謝している。2013年からこの大会まで、ということでやらせていただきましたが、これで契約は満了です」

何とかしたかった
菊池涼介「菅野に悪いことをしたので、何とかしたい気持ちで打席に立ちました」

上体がブレた
松田宣浩「悔しいの一言。勝ちたかったという思いだけです。弾くと確実に1点入るケースだった。必ず体で止めてグローブに入っていさえすればホームアウトだったと思う。少し上体がブレた。ホームに投げられずにファーストアウトにしてしまった。悔いが残る。きっちり(打球を)捕ってなかった。あそこはホントに試合を大きく決めるところだった。しっかりホームで殺すべきだった」

日本は手堅いチーム
米国リーランド監督「先発ロアークが勝利のカギだったね。投手陣が素晴らしい仕事をしてくれた。ソロ本塁打の1点だけに抑えることができた。大事な場面で相手がミスを犯した。そこにつけ込むことができた。優勝は目標ではなく、いい思い出をつくってほしい。日本は自分たちとは少し違う試合運びをするが、基本に忠実で手堅いチームだった」

小久保ジャパン足跡

侍ジャパン11-6キューバ
【先発・石川、本塁打=松田1号3ラン、筒香1号2ラン】
★視聴率:23・7%(関東地区22・2%)


侍ジャパン4-1豪州
【先発・菅野、本塁打=中田1号、筒香2号2ラン】
★視聴率:24・6%(関東21・2%)


侍ジャパン7-1中国
【先発・武田、本塁打=小林、中田2号2ラン】
★視聴率:20・5%

2次ラウンド

侍ジャパン8-6オランダ
【先発・石川、本塁打=中田3号3ラン】
※延長11回タイブレーク
★視聴率:24・9%(関東25・2%)

侍ジャパン8-5キューバ
【先発・菅野、本塁打=山田1号、2号2ラン】
★視聴率:23・7%(関東27・4%)

侍ジャパン8-3イスラエル

【先発・千賀、本塁打=筒香3号】
★視聴率:25・6%(関東27・4%)

▽準決勝(ドジャースタジアム)

侍ジャパン1―2米国

【先発・菅野、本塁打=菊池】
★視聴率:20・5%(関東地区)
※紙面は報知新聞から。


夢の甲子園

2017-03-21 | 日記

野球少年にとって甲子園は夢の舞台。
グラウンドに立てたら、どれだけ幸せだろう。

その昔、中学時代のチームメイト(明星)が出た。
1年先輩(御所工)が出た。

うらやましかった。

今ではかつての職場の息子さんの出場が続く。
現阪神投手の歳内がエースだった聖光学院(福島)遊撃手。
昨夏は豪腕藤平(現DeNA)
がエースだった横浜(神奈川)捕手。
そして今年のセンバツは報徳学園。

何だか自分のことのように嬉しい。
私の子供も、と思ったが娘二人ではどうしようもなかった。
今は娘夫婦の子供は男だ。
秘かにこの孫を!と思っている。

今3つ、甲子園球児になるまであと12年か。
我が齢は80歳になる。
ウム。
キャッチボールも出来ないか。

さて、報徳学園のT君は背番号10。
控え左腕ながら、終盤マウンドに上がった。
かつての職場だった元カメラマンの息子さんだ。
「もう毎日、気が気じゃありません。本人よりガチガチでした」
そりゃ、そうだろう。

幸い21世紀枠の多治見を猛打21長短21得点で下し初戦を突破した。
まだまだ、親御さんの気持ちはほぐれない。

強豪チームのレギュラーをつかむだけで大変。
代表32校544選手分の家族知人ら関係者が気をもんでいる。



WBC決勝戦の相手はプエルトリコ

2017-03-21 | 日記

センバツが雨で順延。
清宮登場、WBC決勝、サッカーW杯最終予選UAE戦、国会の籠池理事長喚問と目白押しの23日だった。
しかし、とりあえずは清宮早実はイチ抜けた。
現地記者によるとWBC決勝戦の天候も崩れそうだ、という。

それにしても、WBCが世界大会らしく大陸4強になった。
北米(アメリカ)南米(プエルトリコ)欧州(オランダ)アジア(日本)


21日はプエルトリコVSオランダが激突した。

オランダの4番バレンティンが凄い。
大会4号2ラン含む3安打。
これで3試合連続3安打。

打率は6割超え(7試合26打数16安打4本塁打12打点)。

だが試合は3-3のまま延長11回タイブレーク。
オランダは侍ジャパン戦と同じく突き放されサヨナラ負け。

昨年47セーブのジャンセンを緊急補強したオランダ。
延長に持ち込むのがやっと。
抑えの層の厚さが勝負を分けた。
プエルトリコが決勝に駒を進めた。


13年WBC準決勝で侍ジャパンが3連覇の夢砕かれた相手。
特に内川にとって忘れられない。



走塁ミスで悔し涙を流した内川のためにもプエルトリコと再戦を願う。

何とか最強スター軍団米国を破って、侍ジャパンは決勝に進出してもらいたい。

WBCのドラマはまだまだ続編がある。