分けられないジレンマ

職場での話です。出張や旅行などでお出かけになられた方が、
部屋の人のためにとお土産を買ってきてくださるのですが、
なぜか私がいつもお配りしています。自分で配ればいいのにと思うのですが、
立場上そういうのも仕事のうちのようなのでやっています。

それが１個ずつ包装されているクッキーやせんべいなど、
日持ちのするものならさっさっさと配れるのでよいのですが、
先日「あんまき」を頂きまして。

「（出張先の）名物だからねーおいしいよー」と自慢げに語られるその人。
あんまきは薄い皮にあんがたっぷり巻かれているという
大変おいしいお菓子なのですが、完・全・に生ものです。
そして数を数えると明らかに部屋の人数より少ない数。

「あ、数ないからね、適当に切って配っておいてー」

…(゜Д゜)。

ひとつ、まず、生ものだからその場で配りきらねばならない。
ひとつ、数が足りないので切り分けなければならない。
ひとつ、切るための道具が部屋に存在しない。

…はっきり言って超～～～～～迷惑なんですけれど。

名物でさぞかし高かったのでしょうが、こんな中途半端な数で買ってくるなー！
むしろ人数分揃える気がないなら、最初から買ってくるなー！(丿>ロ<)丿
適当に切る？はさみで斜めに切ってみようか？
それともカッターナイフで定規あてて切ってみようかあぁぁぁん？ヽ(`Д´)ノ

…なぜ、あんまきを前にこんなに苦悩せねばならないのか。

仕方が無いので、本当はあまり出入りしたくない前の部署に行きまして、
引き出しの奥にしのばせ…ではなくて置いておいた切れない包丁を借りて、
まな板なんてないので、あんまきが包んであった紙の上で真っ二つにぶったぎｒ
…いたしました。「わあ、ありがとう」という皆さんの声がせめてものなんとか。
「ゆーきさんも遠慮せずに食べてね！」とおっしゃったので、
遠慮なく２切れ（１本分）いただきました、ええ、ごちそうさまです。
…余り物、って言うんですけれど。計画的にやったわけではなく、
単純にふたつに分けたら、たまたま数が余っただけなんで(笑)
できれば次は乾物でお願いします…。m(_ _)m