『大好きな大好きな大切な友達が、亡くなった、ということ』

お見舞いに行った日。
たくさんたくさん、話した日。

別の日。
ぐっすり寝ていたね。

急に目覚めて、サンドウィッチを２切れも食べて、
大福も食べたいと言って、笑ってた。

『またね』『すぐね』と言いながら、手を握り合って、
その手の力が、すごくすごく強かったから、

まだまだ、次も次も、会えると思っていたよ。



東京で、新宿西口のスバルビルにたどり着くのに、
たくさんたくさん、歩いたあの日のことだとか、

引っ越したばかりの小さな部屋に遊びにきて、
心配してくれた、あの日のこととか、

大好きなハーブスのケーキを、
ニコニコしながら食べてた、あの日のこととか、

悲しいことがあった日も、
涙があふれてしまったあの日も、

あの舞台を作った時も、
ものすごく緊張して、泣きそうな顔をして演奏した時も、

いつも、いてくれたね。

箱の中に入っているの。嫌だったよ。
信じられなかった。




10才の息子のこと。
約束通り、親友になるからね。

ありがとう。

ありがとう。

ありがとね。

またね。