ピピン モデム

ピピン　というのは

以前AppleとBANDAIが提携してBANDAIブランドで商品化された
インターネット機能付きゲーム機のことです。

Appleらしい斬新なコンセプトを持った商品でしたが
売り上げ不振であえなく撤退した機器でした。

当時はまだダイアルアップ通信全盛時代に33.6kbpsで
ネットゲームをしようとしたのは早すぎる選択でした。

あとはゲームソフト自身の数・品質の貧弱さと供給力のなさが
致命的だったと思います。

ハードウェアのコンセプトとしては時代が早すぎたという印象があり
ソフトは全然だめだったという感じでしたね。

でもこのコンセプトが今のプレイステーション２に繋がっているのか
と思うと複雑な気持ちになります。

さて前置きが長くなりましたが偉そうなことをいって
私はピピンを持っていません。(^^);;;

ただ当時Duoを所有していてモバイルをしていた時代に速い通信速度を得たくて


ピピン　モデムを入手したわけです。

ピピンモデムはピピンの外部取り付け用通信モデムで33.6kbpsの速度を
持っていましたが専用機種ということで汎用モデムではありません。

その当時どこかのホームページか通信BBSにピピン モデムを改造して
PowerBook用モデムとして使用する改造ネタが乗っていて
私もそれに習って改造モデムを作成したのがこの写真です。

要はケーブル部分を改造してDuoのシリアルポートに接続できるようにして
電源供給をADBポートからできるようにしたと思います。

当時シリアルポートの形に似たGEOポートという規格がありシリアル通信＆
電源供給できたコネクターを２つにわけて対応したということになります。

これで今までDuo内蔵の14.4kから33.6kbpsに通信速度が変わったので
当時は劇的な体感速度の変化になったわけです。

形は不細工でしたがあまり改造はしない私が当時よくやったな～って感じの一品です。