昔、お寺の小僧だった頃、同僚と言っていいのか・・・
お寺の御用を手伝って下さるご婦人で
美奈子さんという方がいらっしゃいました。
戦後まもなく東京女子大を卒業後、京都大学哲学科で美学を
選択されたインテリゲンチャです。
お母さんの夏子さんもよくお寺に遊びに来られました。
御二方ともスリムな方で、夏でも涼しそうな顔しながら
「あつぅてかなんなぁ~」と微笑んでおられました。
美奈子さんとは、よく色々と討論をしたり
知識を与えていただいたり実に楽しかったです。
今はお二人とも往生なさいましたが美奈子さんには父、
夏子さんには夫である
井上永悠氏の信奉者でもありました。
竹内栖鳳、村上華岳、小野竹喬といった蒼々たる面々から
指導を受け、高い評価を受けながらも
自分の美学に反するものは師の作品でも酷評するという
偏屈さ、さらに画商嫌いで有名だったために
ほとんど世に知られなかった方です。
日本画に収まらず西洋技法も取り入れた精密な画法で
とりわけ、鹿ヶ谷南瓜の静物画は圧巻、
美専の先生方からも「南瓜の永悠」と異名を取るほどだったそうです。
国立近代美術館で綿羊の墨絵をみましたが
超巨大な絵ですごい迫力でした。
今、僕がこんなブログを書いているのを見たら
「ゴンさん、貴方ね、文章は紙に書く物よ!」と
ぼやくだろうなあ。
お寺の御用を手伝って下さるご婦人で
美奈子さんという方がいらっしゃいました。
戦後まもなく東京女子大を卒業後、京都大学哲学科で美学を
選択されたインテリゲンチャです。
お母さんの夏子さんもよくお寺に遊びに来られました。
御二方ともスリムな方で、夏でも涼しそうな顔しながら
「あつぅてかなんなぁ~」と微笑んでおられました。
美奈子さんとは、よく色々と討論をしたり
知識を与えていただいたり実に楽しかったです。
今はお二人とも往生なさいましたが美奈子さんには父、
夏子さんには夫である
井上永悠氏の信奉者でもありました。
竹内栖鳳、村上華岳、小野竹喬といった蒼々たる面々から
指導を受け、高い評価を受けながらも
自分の美学に反するものは師の作品でも酷評するという
偏屈さ、さらに画商嫌いで有名だったために
ほとんど世に知られなかった方です。
日本画に収まらず西洋技法も取り入れた精密な画法で
とりわけ、鹿ヶ谷南瓜の静物画は圧巻、
美専の先生方からも「南瓜の永悠」と異名を取るほどだったそうです。
国立近代美術館で綿羊の墨絵をみましたが
超巨大な絵ですごい迫力でした。
今、僕がこんなブログを書いているのを見たら
「ゴンさん、貴方ね、文章は紙に書く物よ!」と
ぼやくだろうなあ。
そういう人を発見する喜びというモノがります。
些細な事で良いので…死後100年くらい経ってから、縁もゆかりも無い人に、何かをきっかけとして「こんな人も居たんだ」と思って欲しいなどと…詮無き事を考えます(^_^;
「ああ、作品見たことあるわ。けっこうええで。」
と言ってましたが、実際に作品を削っているところを
見たり、その方のとんでもない生き方を聞いたりすると
価値がさらにさらに変わっていくはずです。
井上永悠さんも、美の追究のために家族は苦労して
いたようですが、娘さんに「食べることは、贅沢しても
決められただけしか身につかないけど知識、教養は得た分だけ全て身につくんだよ」と教えておられたそうです。
夏に収穫した鹿ヶ谷南瓜を翌年の3月に朽ち果てて
しまうまで毎日、同じ場所に置いたまま
観察をしておられたようです。
僕のような目の安い人間は、その人の生き様を聞くことで
やっと気付かせていただけるものが沢山あります。
うん!うん!
全くその通りで素晴らしい教えだと思うですが・・・それはそれとして、体に起こる事は心にも起こるので・・・食べ過ぎで肥満が起こるように・・知識の詰め込みすぎは心を肥満にする・・そしてそれに関連して・・体に起こる同じ事が心にやっぱり引き続き起こるのだと・・チョットそういう事は一面の問題としては考えるのですけどね\(~o~)/
私の感じでは時々「病的な屁理屈」を振り回す人が・・心の血糖値が上がっている人だと思います(^_-)-☆
太く見えるほど細い人でしたから。
彼女は独身で晩年、癌に冒され特養に入って・・・
食べ物が喉を通らなくなってもすごく元気でしたが
物忘れが始まってから休息に身体に異変が生じ
二ヶ月足らずでした。
知識が栄養という感じがしました。
僕の場合、本を読んだり考えてる間は
貪欲がそちらに向きますので、幾分食物への貪欲が
抑えられます。
少欲知足に心懸ければよいのですが・・・
単純な線なのに恐ろしく張り詰めた空気が漂っています。
どれほど神経を削って描かれたのかと感じます。
また美術館で見た緬羊の絵はとんでもない迫力でした。
どの絵も驚くほどの存在感を持っていて
まさしく写実の魅力だと思っています。
です。弟さんが3人とか。