御香屋14代のブログ

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シロバナミヤギノハギ

2018年11月01日 | 日記

万葉集で萩を詠んだ 141首のうち最初の歌
「我妹子に 戀ひつつあらずば秋芽子の 咲きて散りぬる 花にあらましを」
弓削皇子 巻2 120

無名抄に
高倉天皇(平安末期の第80天皇 在位1168~1180)の時代のこと
陸奥守であった橘為仲が 陸奥の国の土産として 長櫃に入れて 宮城野萩を持ち帰ったという逸話があります

これを受けて松尾芭蕉の「鹿島詣」
「萩は錦を地にしけからんやうにて ためなかが 長櫃に折り入れて みやこのつとにもたせけるも 風流にくからず きちかう をみなへし かるかや 尾花みだれあひて さをしかのつまこひわたる いとあわれ也・・・」
と詠む

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宮城野萩
Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai subsp. thunbergii f. thunbergii

Lespedeza
人名 Michanx が18世紀後半に調査の際 アメリカの東部 Florida 州知事のスペイン人Vincente Manuuel de Cespedes に捧げた名

thunbergii 
スウェーデンの植物学者 日本植物を初めて研究したC.P.チュンベリー(1743~1828)の

この学名の変遷が面白い

最初  Lespedeza thunbergii (DC.) Nakaiと Nakaiさんが名付けた植物に
のちに
 これはその 
亜種(あしゅ、英語: subspecies)ではないかとしたのだが

  実は これは 亜種とした植物の品種とすることになった f. 通常は(品種 forma) の略号

さらに シノムニは

L. penduliflora
(Oudem.) Nakai

penduliflora 
penduliflorus 下垂した花の

追記します 命名した日が分かりませんので 逆もいえます
まず 初めにシノムニの学名があり よく調べてみると 亜種として分類し その後 品種扱いに細かく分類された
これが 正しいように思います


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