万葉集で萩を詠んだ 141首のうち最初の歌
「我妹子に 戀ひつつあらずば秋芽子の 咲きて散りぬる 花にあらましを」
弓削皇子 巻2 120
無名抄に
高倉天皇(平安末期の第80天皇 在位1168~1180)の時代のこと
陸奥守であった橘為仲が 陸奥の国の土産として 長櫃に入れて 宮城野萩を持ち帰ったという逸話があります
これを受けて松尾芭蕉の「鹿島詣」
「萩は錦を地にしけからんやうにて ためなかが 長櫃に折り入れて みやこのつとにもたせけるも 風流にくからず きちかう をみなへし かるかや 尾花みだれあひて さをしかのつまこひわたる いとあわれ也・・・」
と詠む
宮城野萩
Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai subsp. thunbergii f. thunbergii
Lespedeza
人名 Michanx が18世紀後半に調査の際 アメリカの東部 Florida 州知事のスペイン人Vincente Manuuel de Cespedes に捧げた名
thunbergii スウェーデンの植物学者 日本植物を初めて研究したC.P.チュンベリー(1743~1828)の
この学名の変遷が面白い
最初 Lespedeza thunbergii (DC.) Nakaiと Nakaiさんが名付けた植物に
のちに
これはその 亜種(あしゅ、英語: subspecies)ではないかとしたのだが
実は これは 亜種とした植物の品種とすることになった f. 通常は(品種 forma) の略号
さらに シノムニは
L. penduliflora (Oudem.) Nakai
penduliflora penduliflorus 下垂した花の
追記します 命名した日が分かりませんので 逆もいえます
まず 初めにシノムニの学名があり よく調べてみると 亜種として分類し その後 品種扱いに細かく分類された
これが 正しいように思います
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