コメント
 
 
 
支那崩壊は時間の問題 (青雲大空)
2008-01-15 15:58:40
武漢(wuhan)でこんな有様では河口の上海には淡水が届かないであろう。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b4/Wuhan_location.png
黄河は既にこの様な状態と聞いているので、当初は黄河と思っていた。
水を治める者が国を治めるの例え通り、治水事業は為政者の一大事業だ。
支那の二大河川がこの現状では支那崩壊も近いと感じる。
 
 
 
Unknown (ぽん)
2008-01-15 18:56:48
長江と聞けば、満々と水を湛える姿しか思い浮かばなかったので、この写真はおぞましい限りですが、仮に長江断流などという事態になれば一体どうなる事か。
しかし、この有様では、華北における水不足解消の切札たる南水北調計画は…。
 
 
 
黄河が干上がり… (90)
2008-01-15 20:37:35
こんばんは。

黄河が干上がっている話は聞いていたのですが、長江までこうなっているとは驚きです。NHKの「激流中国」で北京の水不足解消のため華南地方の水を華北へ流す話をしていましたが、これで流せるのでしょうか。勝海舟が「揚子江を見るとシナの大きさ、日本の小ささが分かる」と賞賛したのに、勝海舟も歎くでしょう。

ところで、某巨大掲示板でシナに駐在中という人が「シナ農民は貧しく見えても出稼ぎでテレビとか揃えて裕福だし、公害がひどいと言っても昔の日本も同じ、水不足は昔からなので中国が破滅することはない」と言う意味のことを言っていました。あまりにも楽観的だと思ったのですが、どうでしょうか?私は詭弁だと思ったのですが。
 
 
 
青雲大空さんへ (御家人)
2008-01-15 20:42:02
黄河では棲息していた魚類の三分の一がすでに絶滅とのことです。

 ●黃河三分之一魚類種群已絕跡(新華網 2007/01/16/15:59)
 ttp://news.xinhuanet.com/politics/2007-01/16/content_5613178.htm

 ●黄河危うし!環境問題でも斬り結ぶ「中央」と「地方」。(2007/01/17)
 http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/17f05927bcfa2ec9a41993742f8fe224

 さらに渤海ではすでに魚類が絶滅状態とのこと。

 ●渤海生態瀕臨死亡
 ttp://hk.news.yahoo.com/070112/12/1zv8u.html

>水を治める者が国を治めるの例え通り、治水事業は為政者の一大事業だ。
 正にその通りなんですよね。逆にいうと、黄河や長江などの大河が中国の豊穣な歴史を育み、中国自体を成立させてきたともいえます。それだけに単に「干上がりました」で済む話ではないように思います。長江では武漢よりさらに上流の重慶あたりで、歴史的低水位ということが昨年すでに報じられていました。

 ともあれ以前の長江を実見した者としては、すごくショッキングな写真でした。動画とかがあれば是非みてみたいです。いや、観たいような観たくないような……でもやっぱり観ないといけないんでしょうけど。
 
 
 
ぽんさんへ (御家人)
2008-01-15 20:43:00
 長江は武漢あたりでも相当な川幅があるので、たぶん川床の真ん中あたりは一応それなりの水量があるのではないかと思います。というかそう信じたいです。この写真は低水位を強調するためのアングルで撮影されているので、歩いて渡河できるほどひどくはないのではないか、というのが私の希望的な予想です。

 ただ、だから船はまだ通れるといっても、それならそれで、その水のあるあたりに応急桟橋のようなものを設置する必要がある訳で、ともあれ従来のインフラは全く機能していないことになるので深刻です。水量と同時に水質も心配。

>しかし、この有様では、華北における水不足解消の切札たる南水北調計画は…。
 あの計画も水質汚染が深刻で、「汚れた水を引いてきてもらっても迷惑」みたいな声もあがっているようです。華北といえば現時点では「北京五輪を開催できるだけの環境整備」(これ自体もんのすごーいトピックですよね)が最重要課題でしょうけど、北京を取り巻く形のため、にことごとく北京に奉仕させられて犠牲になっている河北省の関係者に本音をぶちまけてほしいところです。
 
 
 
90さんへ (御家人)
2008-01-15 21:05:47
 上でも書きましたが、南水北調計画は本当に水量が確保できるのかという懸念とともに、汚染された水を運んでくるだけではないかという声が出ています。何でもその流域には公害企業みたいな工場がたくさんあるそうで、中央政府はそれを潰しにかかりたいようです。ただ税収の大幅減や雇用機会喪失などの問題をもろかぶりすることになる地元当局の抵抗も予想され、「きれいな水をたくさん華北に運ぶ」ことが実現するかどうかは疑問です。

>ところで、某巨大掲示板でシナに駐在中という人が「シナ農民は貧しく見えても出稼ぎでテレビとか揃えて裕福だし、公害が……
 これは、実際に現地に入ったことのない私には何ともいえません。ただ「テレビとか揃えて裕福」というのは都市部でいえば1980年代の感覚ですし、インターネット人口が1億数千万人(=事実上の都市部限定メディア)ということからも、農民と都市部住民との格差は私たちの予想以上ではないかと思います。そもそも「出稼ぎで裕福」という物言い自体に問題があるようにも思います。都市から農村を見下した発言ではないかと。

 今回のエントリーで紹介したヒ素含有量の高い井戸水で生活する農民の話は、恐らく他の地域でも類似例があると思います。あの記事自体も山西省西北部の山陰県のみをカバーしていて、「山西省南部の臨汾市や運城市の農村部でも同じような問題が」と端折っているくらいですから。報道されただけマシなのです。ずいぶん前に「貴州省の人口の半分がフッ素中毒者」という事例を紹介したこともあります。そうしたことを踏まえた上で、

「出稼ぎでテレビとか揃えて裕福だし」
「公害がひどいと言っても昔の日本と同じ」

 となお平気で言っていられるのかどうか。

「テレビがある=裕福って何十年前の話?」
「いま21世紀だって知ってる?なぜ日本の公害に学ばなかったの?」

 と切り返したくなります。

 ちなみに、そのうち正確な統計が出てくるでしょうけど、収入面での都市と農村の格差は拡大傾向に歯止めがかかっていない状況とのことです。これに福利厚生なども加味すれば生活面での格差はより広がることになります。……といった地域間格差や業種間格差といった「富の分配の不公平」に関する論文がここ数日で大量にネット上に出てきていて、一応拾っておく必要があるので私は毎日泣きながら記事漁りをしています(笑)。
 
 
 
永年の疑問 (はげ親爺)
2008-01-15 22:08:53
今日のエントリーを読み、永年の疑問がひとつ解けたような気がします。

今は昔、学校で教わった「古代文明は大河の畔に生まれ・・・・」と云う説。ナイル河畔のエジプト文明、インダス河のモヘンジョダロ、チグリス・ユーフラテス下流のシュメール・・・・一度はみな滅びた文明なのに支那文明だけは何故滅びず今に続くのか、と云う疑問。

支那文明は唐代までは黄河に、それ以降は揚子江のお世話になっていたんですね。つまり実母に養母と文明を育む母を二人も持つ特殊かつ例外環境だったんですね。

ここへ来て南の養母も気息奄々の兆し・・・・ウ~ン、文明文化の生死に最終責任を持つのが支那の皇帝ですから・・・・!!!!
 
 
 
これは大変だ(棒読み (きんぎんすなご)
2008-01-16 08:09:28
あけおめことよろです。
といってももうどんと祭も終わってしまいましたが(苦笑

長江の水運に頼っている重慶近郊の重化学工業の中の人は大変でしょうねェ
特に某最大手T自動車なんて只でさえ内陸部にまで工場(成都でRV車造っているとか)造らされて水運の輸送コスト削減の為に輸送日数削減に必死になっているのに…
でもこのお陰で工場稼働率低下して中国一の公害都市との名誉危うし
 
 
 
はげ親爺さんへ (御家人)
2008-01-16 09:56:48
>支那文明は唐代までは黄河に、それ以降は揚子江のお世話になっていたんですね。
>つまり実母に養母と文明を育む母を二人も持つ特殊かつ例外環境だったんですね。
 そういうことなのかも知れません。少なくともあの二大大河がなければ穀倉地帯も十分に持てず、あれほどの人口を維持することはできなかったでしょう。さもなくば文明めいたものも成立せず、「中華思想」という呪縛に中国人がとらわれることもなかった可能性があります。ともあれ現状は、黄河と長江の源流ともいえるヒマラヤ付近の氷河の面積がものすごいペースで減少しているそうです。

 黄河といえば、坂本龍一の古い楽曲に「高土高原」という、字面のイメージ先行でちょっと勘違い気味の讃歌めいた名曲があるのですが、現状は勘違いどころか全くの悲惨な別風景に成り果てたといえるかも知れません。
 
 
 
きんぎんすなごさんへ (御家人)
2008-01-16 09:57:08
 明けましておめでとうございます。昨年は実に得難い体験をすることができました。今年も李登輝さんに来日してほしいものです。

>長江の水運に頼っている重慶近郊の重化学工業の中の人は大変でしょうねェ
>特に某最大手T自動車なんて只でさえ内陸部にまで工場(成都でRV車造っているとか)造らされて
 本当に大変ですねこれは(棒読み)。重慶とか成都とか、旧日本軍すら進出しなかった奥地に出ていっちゃあいけません。攻勢終末点を無視して戦場を広げたらどうなるか、ガ島戦であれほど痛い目に遭ったのに……。案の定、補給線が伸び切ったところで水位低下で見事にやられていますね。ガ島では上陸した日本軍の3分の2が生還できませんでした(戦死より餓死や病死が多かったとか)が、現代の第十七軍は如何なる結末を迎えることやら。

>でもこのお陰で工場稼働率低下して中国一の公害都市との名誉危うし
 中国一の公害都市は山西省の臨汾市かと思っていましたが、あれは大気汚染度ランキングだったのかも。
 
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