日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 「大国崛起」日本編の「百年維新」についての話題をもう少し続けたかったのですが、話の枕にならないことを承知で強引に押し込もうとした環境問題の話が枕たる分量を超えそうなので、とりあえずそちらから片付けます。

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 先日は渤海の魚類がほぼ絶滅したとのニュースをお伝えしましたが、今回は黄河。農業部漁業局が1月16日に明らかにしたところによると、黄河にもともと棲息していた150種類余りの魚類のうち、現在はすでにその3分の1が絶滅したとのことです。

 干ばつで黄河の水位が下がったことも原因のひとつとされてはいるものの、これは明らかに人災です。同局も言及していますが、水利及び水力発電所建設プロジェクトによって魚類の回遊コースが失われたこと、また農業・工業生産における廃水と生活廃水によって水質及び周囲の環境が著しく汚染されたことが生態系への大きなダメージとなったようです。

 ●黄河の魚類、棲息種の3分の1がすでに絶滅(新華網 2007/01/16/15:59)
 http://news.xinhuanet.com/politics/2007-01/16/content_5613178.htm

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 その環境問題について、中国国民の環境保護に対する意識がまだまだ低いという趣旨の苦言をおなじみの『中国青年報』(胡錦涛の御用新聞)が呈しています。

 それによると、中国環境文化促進会が15日に発表した「中国公衆環保民生指数(2006)」において、国民の環境保護意識の得点は57.05点、環境保護行為は55.17点で、環境保護への行動はもとより、環境保護という意識自体の低さが指摘されています。「いずれも不合格」という記事タイトルなので100点満点での結果でしょう。

 ●エコ意識とエコ活動を採点、中国国民はいずれも不合格(新華網 2007/01/16/06:52)
 http://news.xinhuanet.com/environment/2007-01/16/content_5610339.htm

 信号は守らないしゴミはポイ捨て、行列への割り込みは当たり前というのが中国人です。「一盤散沙」(一握の砂=握りしめても砂は手からサラサラとこぼれるばかりでひとつにまとまらない)とかつて孫文が嘆いたように、中共のような前近代的かつ暴力的な統治装置で何とかバラけずにまとまっているという民族性であり民度。

 ですから公徳心だの環境保護への取り組みを求めるのは小学1年生に数学の微分・積分問題を解けと迫るようなものでしょうか(笑)。いやいや環境問題に国境はありませんから笑ってはいられません。

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 ●環保総局:排出削減目標の達成を阻んだ5つの要因
 http://news.xinhuanet.com/politics/2007-01/16/content_5614202.htm

 それからこれは標題の通り。目標達成ができなかったと環保(=環境保護)総局が怒っています。周生賢・局長によると、

 (1)産業構造の調整が緩慢で、経済成長方式が依然として効率無視の粗放なGDP成長率信仰型。しかも本来市場において淘汰されるべき生産設備が淘汰されずに保護されている。

 (2)過去2年間のイケイケ時代に認可されたプロジェクトが続々とスタートし、「汚染業種」の生産過剰問題が解決されないうちにその種のものが更に増えた。

 (3)環境保護への予算と取り組みが不足している一方、環境保護プロジェクトが奏功するまでに一定の時間がかかるり、まだその効果が出ていない。

 (4)一部の企業は違法と知りつつも環境汚染行為をやめず、一部の環境保護部門はこれに対する取り締まりが甘い。

 (5)環境関連統計が不揃いで、関連指標との比較に支障を来している。

 ……中央部門の長として周さんが怒るのも無理はないですね。(3)は致し方ない面があり、(5)については環保総局も責任を負わなければいけないでしょうが、残りは全て地方当局が関与していることが明白だからです。

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 ●産業構造の調整が緩慢で、経済成長方式が依然として効率無視の粗放なGDP成長率信仰型。しかも本来市場において淘汰されるべき生産設備が淘汰されずに保護されている。

 胡錦涛が成長率より効率重視の「科学的発展観」を連呼しなければならないことの裏返しです。多くの地方当局が江沢民時代の「高成長率=好評価」という幹部査定を念頭に開発計画を立てるということが第一。

 「科学的発展観」が本格化するまでに地元を開発しちまえ、という駆け込みプロジェクトの流行が第二。

 第三は「本来市場において淘汰されるべき生産設備が淘汰されずに保護されている」という典型的な「地方保護主義」が根強いということです。

 要するに地方当局が頑強に抵抗しているということです。いやー私は大学時代から「中央vs地方」という視点から中国を眺めるのが好きですから、こういう記事には背中がゾクゾクしてきます。……という御託は脇に置いて次にいきます。

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 ●過去2年間のイケイケ時代に認可されたプロジェクトが続々とスタートし、「汚染業種」の生産過剰問題が解決されないうちにその種のものが更に増えた。

 「過去2年間」ですから2004年9月の胡錦涛政権発足後のことではありますが、胡錦涛も最近ようやく主導権を固めたような状況ですから、抵抗勢力や江沢民時代の負の遺産をひきずって(各地方当局によれば江沢民時代そのままの従来通りに)定められた開発計画が実施に移されているということでしょう。

 こうした状況についても、胡錦涛の掌握が及んでいて「科学的発展観」を奉じている地区(例えば胡錦涛→胡錦涛腹心の某省党委員会書記→胡錦涛系の市・県のトップ)であれば開発計画の見直しが行われたことでしょう。

 ところが、周さんの口ぶりからするとそういう中央に従順な地方当局は多くなかったようですね。

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 ●一部の企業は違法と知りつつも環境汚染行為をやめず、一部の環境保護部門はこれに対する取り締まりが甘い。

 これはもう説明不要ですね。地方当局に対する「取り締まりが甘い」との直接的な非難です。まあ地方当局にしたら、

「公害企業でも貴重な税収減だし雇用創出に貢献してるし……それ取り締まったら中央が穴埋めしてくれる訳?」

 という理屈になるのでしょう。それはそれで一理ない訳ではありません。公害は不倶戴天の敵なれど、税収や雇用に響くと乱を呼びかねませんからね。特に後者の失業問題。乱が起きたらクビを飛ばされるのは地元当局ということもあるでしょう。

 そうした地方当局の理屈を、例えば省当局の理屈を中央は抑えることができても、県から下の末端の行政単位による暴走を止める力はいまの中央にはありませんし、胡錦涛に任命された「団派」(共青団人脈=出身母体を同じくする胡錦涛の直系人脈)の雇われ省トップだってまずは省当局の掌握で手一杯。末端に手を出す余裕はまだないでしょう。

 そういう背景下で最末端の村落単位から郷、鎮、県あたりまでの中共による統治機構が立ち腐れつつある気配を、土匪のボスと化した観のある党幹部の腐敗ぶりや官民衝突事件などで察することができます。……が、それはまた別の話。

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 環境問題で終始する筈が「中央vs地方」の話になってしまいました。まあ成長率だけでなく、両者の利害対立は様々な場面で……例えば今回取り上げた環境保護の面にも及んでおり、息を殺しながら激しくぶつかり合い斬り結んでいる。……というまとめ方でよろしいでしょうか?

 それにしても渤海の魚類絶滅にも驚きましたけど、黄河に棲息していた魚類約150種のうち3分の1はすでに絶滅、というのも深刻ですね。前に日本でやっていたカムバックサーモンみたいなのはできないのでしょうか?……ってそれができるくらいの民度があれば孫文も魯迅も苦労しませんし、中国ももう少しマトモな国家になっていたでしょう。




コメント ( 11 ) | Trackback ( 1 )



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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-01-17 08:49:37
中国を国連管理にして欲しい。
日本が韓国を併合したときみたいなことをやらないと無理かも。
 
 
 
TVの印象操作 (寒川一意)
2007-01-17 11:29:22
この前のぽかぽか地球家族(テレ朝)は桂林ネタでした。
絶景ぶりを強調していました。
あんなのを見ていると中国に環境問題があるなんて思えません。
虹色絶景の川も放映しろよ、マスゴミ。
 
 
 
Unknown (kyotaro)
2007-01-17 11:41:45
北京の友人(中国人)がマジで食の安全性にびびってます。
仕事柄地方での宴会が欠かせないので、出張が怖いと言ってます。
だからといって北京の野菜が100%安全というわけでもなく、
私なんかこれでオリンピック出来るのかいなと思いますけどねえ・・

それから話は関係ありませんが、御家人さんご案内の
「3日でおぼえる中国語」購入致しました。
たしかによくまとまっているような気がします、役立ちそうな1品です。ありがとうございました。
 
 
 
赤い国のレッドブック(絶滅種目録)は… (でんすけ)
2007-01-17 12:46:37
・・・怖いですね。
近い将来、全部日系企業の所為にされそうですね・・・。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-01-17 14:54:25
日本だとこのあと環境汚染やら核開発やらと世紀末思想が結び付いてそのての漫画やアニメを見て育った子供達が病的なまでの環境保護を始める訳ですが
中国だと恐怖感を煽るメディアが無いからどうなることやら
 
 
 
民度が、、 (みみ)
2007-01-17 19:09:05
ま、30年ほど前ではわが国でも水銀なんかを川にたれながしていたわけで、、、いまのシナの民度はその頃のレベルなんだろうけど、、まこれはしょうがないわけだが、日本と違うのはその後の対応だね、決定的に違う点は、
かの国に未来はない、これだけは断言できる
 
 
 
環境問題も飯の種 (毛熊)
2007-01-17 21:30:08
御家人様ご無沙汰していました。
産経の福島記者も環境問題について書いていましたが、環境問題まで自分たちの利権にしてしまう強欲シナ竹は、棺おけのふたが閉まるまで反省しないんでしょうね。
 
 
 
Unknown (■□ Neon / himorogi □■)
2007-01-17 23:11:45
いわばBC戦の内戦やってるようなものですが、化学兵器処理施設絡みで日本に変なツケ回す気じゃないかなぁ。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-01-17 23:48:59
今日のブログを読んで、ふと頭に浮かんだのは
植木ひとしの「スーダラ節」です。
まさに「わかっちゃいるけど やめられない」ですね。
中国の止まるところ知らない欲と桁違いの破壊力は、厳しすぎる生存環境と歴史が育んだ体質というべきなんでしょうか。

中国人の衛生意識や他者を顧みない自己中心的思考は、この写真がすべてを物語っていると思います。
↓(中国の股開きズボン)
http://rizhong.web.infoseek.co.jp/nityu-okayama/oyaoya/oyaoya1-mataaki.html
自分はこれを見て笑えるというより、何とも言えない怖さを覚えました。
もしかして中華思想の本質って股開きズボンとそう変わらないのではないかと。
 
 
 
日本海の汚染は…… (おむら)
2007-01-18 02:14:38
朝鮮人が人的に汚染してくれてますが、それはさておき。
件のエチゼンクラゲといい、あの手の問題が日本海に
頻発しそうで。対馬、竹島も含めて、日本海側は支那
朝鮮に穢されてますなぁ。
 
 
 
なぜ、熊が人里へ出てくるか? (アドレス)
2007-01-18 22:34:56
針葉樹と広葉樹の「混交林」は豊かな世界だが…
針葉樹の「単純林」は死の世界だ。
動物や鳥の食べる物が何もない。

だから、熊が人里に出てくる。
営林署はこの50年間、何をして来たんだ!と二人はカンカンです。

ただ、私の危惧は生態系より、日本の子供たちですね。
子供たちが自己家畜化していること。
そして、生活文化の伝承が断ち切られていること。

http://www.artdays.co.jp/book2/5/06l-kotoba/book.html
 
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いやはや (4*9=89)
滅びるなら自分たちが滅びろよ、中○人。 先日は渤海の魚類がほぼ絶滅したとのニュー...