(最後のページから)
みんなだれにも、なにかしら、
アナグマの思い出がありました。
アナグマは、ひとりひとりに、
別れたあとでも、たからものとなるような、
ちえやくふうを残してくれたのです。
みんなはそれで、たがいに助けあうこともできました。
さいごの雪がきえたころ、アナグマが残してくれたものの
ゆたかさで、みんなの悲しみもきえました。
アナグマの話が出るたびに、だれかがいつも、
楽しい思い出を話すことができるようになったのです。
あるあたたかい春の日に、モグラは、いつかカエルと、
かけっこをした丘に、登りました。
モグラはアナグマが残してくれた、おくりものの
おれいがいいたくなりました。
「ありがとう、アナグマさん。」
モグラは、なんだか、そばでアナグママが、
聞いててくれているような気がしました。
そうですね・・・ きっとアナグマに・・・
聞こえたにちがいありませんよね。
―スーザン・バーレイ―
<5月25日の日の出>
(AM5:00過ぎ)
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