くるみっちblog

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局所的なリスクファクター(口腔内環境)

2019-08-09 17:32:46 | 日記
・歯石
歯垢(プラーク)に唾液中のカルシウムやリン酸などが沈着すると2日程度で歯石になります。
歯石は表面がザラザラしていたり無数の穴があって歯垢(プラーク)がさらにつきやすくなってしまうため、歯石の周りに細菌が増えていき、歯周病の症状が悪化しやすくなります。
→歯石は硬いので歯磨きではとれません。歯科医院のクリーニングで定期的に歯石を取ってください。



・歯並び
歯並びが悪い部分は歯ブラシが届きにくく、清掃が不十分になりやすいため、歯垢(プラーク)が溜まりやすく炎症が起こりやすくなります。
→矯正で歯並びを良くし磨きやすくするのもひとつ手ですが、磨き方を工夫したり磨きやすい道具を加えて歯垢が溜まりにくくします。しかし、ご自身での歯ブラシでは限界があるため、矯正器具がとれるまでこまめな歯科医院での専門的なクリーニングが必要です。

・不良習癖(口呼吸、歯ぎしり、くいしばり)

〈口呼吸〉
口で呼吸するくせがある方は、口の中が乾燥し歯垢(プラーク)が付着しやすくなります。また、抗菌の役割のある唾液も少なくなるため細菌数が多くなってしまいます。さらに歯ぐきの抵抗力も弱くなってしまうため炎症が起こりやすくなります。
→口を閉じ鼻で呼吸する習慣に変える工夫をしてください。

〈歯ぎしり、くいしばり〉
歯ぎしりやくいしばりをしているとき、歯には強い力がかかっています。このような強い咬合力により歯周組織がダメージを受けることを咬合性外傷といいます。細菌の感染による歯周組織の破壊はこの咬合性外傷によりさらに助長されてしまいます。歯の周りの組織に過度な負担がかかり歯周病が進行することも防ぐ必要があります。。
→ストレスを貯めないようにする。歯の力の負担を軽くするためマウスピースをする (口腔内カメラ)。

・不適合な冠
歯に合っていない詰め物やかぶせものは、適合が悪いため隙間が生じています。その歯との境目や段差に歯垢(プラーク)が溜まりやすく、炎症が起こりやすくなります。
→再治療し適合のよい詰め物や被せ物にし磨きやすい形態またはプラークが溜まりにくい環境にしてもらう。

・唾液量少ない
唾液が少ないと口の中が乾燥し歯垢(プラーク)がつきやすくなります。また、唾液の抗菌作用も減少するためお口の中の細菌が増えてしまいます。
→唾液腺マッサージしたり、食事のとき噛む回数を増やしたり、こまめに水分補給して唾液を増やす(コントラアングル)。