東京・中部地域労働者組合(POP TOKYOTUBE)

誰でも、一人でも加入できる、地域で働く仲間ひとりひとりのための労働組合
首切り/使い捨てはゴメンだ!

1/13地域学習討論会・「新自由主義の行方i

2023年01月10日 | 地域の仲間(中部交流会)の取り組み
1.13(金)      2023年頭中部地区労働者交流会学習討論会

  
空前の格差・広がる貧困と飢餓・進む排除と淘汰・疫病蔓延と環境破壊・雇用の劣化と職場解体・デジタル化と分断-新自由主義経済はどうなる?

講師・森原康仁さん(専修大学経済学部教授)

いま、労働者を巡る状況は極めて厳しいものがあります。取り分けて、新自由主義グローバル経済の席巻によって、歴史上かつてない格差と貧困に見舞われています。コロナパンデミックを利した使い捨てが横行し、労働者の生活や権利を守る手だてが失われていく状況が、しっかり職場に根を張ってしまっています。 職場での働き方や労使関係が一変されていく中で、労働運動、労働組合の変質と衰退が叫ばれて久しくなり、労働者の権利防衛どころか、労使の権利義務関係概念すら消え失せようとしています。その構造はデジタル化の進行でますます加速されているように思えます。
私たちは「一人の首切りも許さない」を合言葉に、中央区千代田区を中心に、主に中小零細、非正規、外国人労働者をはじめとする、解雇・倒産・賃金不払い・差別等の問題を扱っている、地域の労働者団体です。ドラステイックに転換する社会構造と、その今後の先行きをどのように見据え、自らの立ち位置をどのように見定め、展望を見出してゆくのかが、労働者民衆にとって喫緊の課題となっています。そうした観点から、私たちはこの間、資本との具体的な現場攻防を担いつつ、国家や行政からの攻勢を撃ち返す闘いに取り組む一方で、多様な課題の学習討論会などで、現状況の在り方を見極める作業を積み重ねてきました。
今回は、森原康仁さんを講師に迎えて、経済学者であるご自身の視点から、こうしたテーマに関連するお話を自由に提起していただき、認識と共有を深めたいと思います。森原さんは、一昨年12月の、「差別・排外主義にNO!12・13講演会」で、「コロナ禍で進む差別・分断・格差の拡大―新自由主義はどうなる」という講演をされた方です。多くの皆さんの参加を得て、内容豊かで伸びやかな意見交換の場に出来たらと思っています。

日時・2023年1月13日(金)18時~20時  
神田公園区民館洋室A
千代田区神田司町2-2■TEL 03-3252-7691
JR・東京メトロ銀座線神田駅から徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線
淡路町駅から5分、都営新宿線小川町駅から徒歩5分
主催・中部地区労働者交流会
千代田区内神田1-12-13      第一内神田ビル6階
03(5577)6705
gochupop3088@kph.biglobe.ne.jp

沖縄復帰50年とは何か。中部地域討論会

2022年07月05日 | 地域の仲間(中部交流会)の取り組み
「沖縄『復帰』50年とは何か?考える、伝える」
5・27中部学習懇談会を地域の労働者・市民・学者ら25名で開催。
 沖縄が「本土復帰」となって50年。米軍機はいまなお、沖縄の市街地・学校・病院上空をわがもの顔で飛び交い、爆音をまき散らし、墜落や落下物事故、環境汚染、軍人軍属による暴力によって、住民の生活と生命、人権が損なわれ、脅かされている状態が続いている。辺野古では、知事の「埋め立て設計変更申請不承認」を無視して、新基地建設が強行されている。「沖縄返還」とは何であり、その後の50年とは何だったか。どのような歴史的かつ社会的な「意識」あるいは「国民感情」がこうした現状を支えてしまっているのか。
「台湾有事」に備えた対中国包囲網形成の一環としての琉球弧の自衛隊による軍事要塞化の危機的現状。日本社会でのデマと差別による沖縄への誤解と無関心、排外主義者による排撃の真相へと討論は進んだ。沖縄と「本土」の歴史的経緯に広く深く触れながら、現状の淵源は「返還1952年(あるいは1945年)から1972年まで、沖縄が「アメリカ合衆国憲法も日本国憲法も適用されない無法地帯だった」「沖縄が日本の固有本土ではなかった」ことに求められ、日本本土の沖縄復帰願望には「ヤマトによる沖縄支配の論理」があったのではないか。
討論は、参加者の活動や生活の中での、この問題についての多様な接点における、受け止めや、悩み、問題意識などが率直かつのびやかに提示され、活発な意見交換がなされた。


中部労働者決起集会

2022年07月05日 | 誰でもいつでも加入できます!
激震の時代に地域共闘の力で労働者の未来を!3・18中部春季決起集会報告

世界で新型コロナウイルスの蔓延が止まらず、新たに発生したオミクロン株は、各地で空前の感染者を出してきた。この一年、政権及び資本はこれを封じ込める手立ても態勢も全くないままに、ウィズコロナと称して、弱者切り捨て・放置を正当化し、経済活動の維持へと突き進んできた。労働現場では、コロナ禍を理由とした解雇・雇止めが横行し、無補償の休業の押しつけ、収入ゼロ化や大幅減収が拡大し、テレワークで隠れ残業・労働時間の長時間が進む一方、働く者の共感基盤が奪われ、成果主義の純化が進み、労働者・民衆の生活破壊は、極限状況に至っている。これに対する異議申し立てに対しては、民事・刑事貫いた弾圧が、絶え間なく襲い掛かっている。支配にとってコロナ禍とは、弱肉強食による社会淘汰に身をゆだね、これを進めつつ、ひたすら強者の金儲けシステムを強化するという観点しかないことがむき出された一年でもあった。一方で岸田政権は、治安管理と戦争国家体制への道を突き進み、総選挙での、改憲勢力の議会席巻という事態に乗じて、明文改憲へ向けて、外堀内堀を着々と埋めてきている。そして2月24日のロシアのプーチンによるウクライナへの武力侵攻という事態は、新自由主義グローバリゼーションの帰結と、これを推進する国家なるものの実相をむき出しにした。世界の支配は、秩序は、まさに激震と混迷の極みを来している。
2022年度中部労働者春季集会はそうした情勢を受けて、この一年の攻防の意味と、地域共闘への確信を打ち固め、労働者・民衆の未来と、労働運動の先行きを見通すべく開催された。
司会は東京中部労組東邦エンタプライズ分会が担当。連帯発言の最初に「沖縄・一坪反戦地主会・関東ブロック」。日米地位協定の不当性を軸に、辺野古基地建設反対の意思表明がされ、「武蔵野五輪団被弾圧者」は、オリンピックなるものへの根源的な批判を提起し、公判闘争への結集を呼び掛けた。「差別排外主義に反対する連絡会」は現今のネトウヨ等の、差別排外動向に対して糾弾した。「争議団連絡会議」は、争議団等を覆う仮処分間接強制・損賠攻撃への反撃を訴えた。基調報告は明大生協労組が行った。膨大な基調の中から抜粋しつつこの間の、個別争議、共同行動共同討論、戦争治安国家化反対の各闘い、労働相談・組織化活動等に触れた。そして、新たなバングラデシュ人労働者の、不利益回復の取り組みや、これも新たな、大手コンサルタント会社での降格問題への取り組み、さらには、アンケートなど地域の職場労働者との交流の蓄積等を開示し、地域共闘としての中部の着実な前進を報告した。
そして、ロシアのウクライナ進行の暴挙と、これへいざなった米国およびNATOの東方進出を厳しく糾弾し、これを機に改憲攻勢を強める岸田政権を糾弾した。ロシア・ウクライナの民衆と結び合って、戦争反対の声を強く上げてゆく決意を示したのである。
支配の言いなりになる、弱者淘汰社会を突き進むのか、人間らしい生き方を可能とする社会へ向けた切っ先を見出すのか、まさに人類史的な正念場にある。労使概念・労働概念そのものの消滅へと突き進んでいる現在、中部交流会結成以来の、「一人の首切りも、一切の差別も許さず、自力実力で、労働者の未来を切り開く地域共闘・地域合同労組」の、その運動的かつ組織的な現在的意義を改めて確認し、これを打ち固め、支配による新たな収奪・分断・排除攻勢をはねのけ、あらゆる労働者民衆の利害と結合し、労働運動の未来を切り開くことが鮮明に打ち出され、会場の共感と拍手で確認された。
その後入れ替わりに職場・争議団が登場。苛烈な争議局面・職場攻防を訴えるにしては淡々と穏やかに、それでいて長年の営為の蓄積を、否応なくその立ち居ににじませて、決意を語る。  やるしかない。

中部反弾圧学習討論会

2022年07月05日 | 地域の仲間(中部交流会)の取り組み
8月26日に、中部地区交流会主催の反弾圧学習会を、夕方6時から、神田公園区民館で開催します。テーマは「入管行政の現在と、外国人労働者の実態」です。

6・23外国人労働者懇親会・大盛況!

2019年07月04日 | POPの日々の闘い
6・23外国人労働者懇親会実現・大盛況!    
この懇親会は、これからどんどん増える外国人労働者が、日本で働き、生活するための権利と環境を確立するために、日本の労働者とともに協力し合っていく礎を作っていくために企画されました。
二月より、4ヶ月間、各方面と意見交換を重ね、共感を醸成しながら準備を重ねてきたし、中部総力を挙げての料理を揃えて、待ち構えたのですが、いかんせん初めての試みで、当日になっても、外国人も日本人も、誰がどれくらい来るか、その人たちがこのイベントおよび、私たちをどのように受け止め、どのような気持ちで参加し、どのように振舞おうとしているのか、皆目見当がつきませんでした。当日、全ての疑念・不安は吹き飛ばされたのです。バングラデシュ、ミャンマー、韓国併せて33人の外国籍労働者含む50名もの労働者が、ぞろぞろどんどん集まってきたのです。それぞれ、料理や飲み物を持ち寄り、国際色豊かな塊があちこちに出来、和気あいあいと意見交換している。出会い、語り合い、食し合い、触れ合うことの楽しさを満喫しているようでした。Sさんと、中部労組委員長の進行で、それぞれ、日本で働いているうえでの、感想や、問題が、参加者から指摘され、共に考えて行こうとの決意が語られました。Sさんへの民事反動判決についての批判と、⒎・12日本橋デモへの呼びかけも真剣な面持ちで受け止めてもらえたのです。次が楽しみ。やったね!

日韓労働者連帯へ

2019年06月13日 | POPの日々の闘い
争議・職場闘争の新たな飛躍へ!「日韓労働者連帯行動」の成功!
5月14日の「争議・労働運動つぶしの弾圧を打ち破れ!民事弾圧の拡大、民事執行法を許さない、日韓労働者国際連帯集会」および、これと前後して行われた、現場連帯行動は、東京中部地域労組および中部地区労働者交流会をはじめとした地域共闘運動にとって、新たな飛躍へ向けた、大きな橋頭堡としての位置を持つものとなりました。
経営側による仮処分間接強制・損害賠償攻撃などの民事弾圧は、韓国の労働運動でもさらに過酷・熾烈に仕掛けられてきています。中部では、古くは、柴法争議への韓国山本労組の現場共闘や、洋C弾圧での、民主労組傘下9団体からの連帯メッセージなどで、交流が実現されてきました。ここ数年は、韓国サンケン労組と旭ダイヤ闘争などの争議現場への相互交流および、韓国労働者集会派遣へ、明大生協労組が参加するなど、連帯活動を蓄積させてきたのです。今回、日韓民衆連帯委員会および争議団連絡会議によって、具体的かつ、共通にかけられている攻撃について、国を超えて交流する企画が実現したことの意味は決定的に重いものがあります。
韓国双竜自動車争議の報告では、争議現場に機動隊の大部隊を導入し、暴力の限りを尽くし、ヘリから劇性の強い催涙液をぶっ掛け、大量逮捕・起訴・長期拘留の上、数十億円もの損害賠償金を組合員個人に請求し、自宅を差し押さえる等の攻撃が連続して仕掛けられ、その生々しい映像が、私たちの全身をゆさぶりました。30名もの仲間の死という筆舌に尽くしがたい苦難を、現場からの反撃にしがみつきつつ、今次解雇の政治的戦略性を見抜き、そうした面からの攻め寄りによって押し返し、職場復帰を実現させていること、正規非正規貫いた団結で、非正規労働者の正規化を勝ち取ったこと、なお、職場労働者との連帯を求め、損賠攻撃に反対する社会的連帯の形成をしてきたことなどは、労働三権防衛の現在的意義とともに、労働運動の何たるかを改めて、私たちに再認識させてくれました。また、日本の労働者がこうした攻撃を受けていることを、自分たちも知らなかったことや、今回の東京の争議現場において、通行人や、社員が一枚も自分からのビラを受け取らなかったことへの驚きを通して、日本の労働者市民の抑圧・閉塞状況を実感し、国際連帯の力でこれを本気で突破してゆく決意を熱く語ってくれたのです。
国境を越えて共通にかけられてくる、労働者への攻撃、とりわけ、労働者の生活のみならず人格・生存破壊を狙う民事弾圧に対し、労働者も国境を越えた連帯の力で打ち砕いてゆかねばなりません。その端緒を切り開いた取り組みとなりました。これからです。

貧乏なのは、苦しいのはあなたのせいじゃない!

2016年07月28日 | POPの日々の闘い
貧乏なのは、苦しいのはあなたのせいじゃない!
東京中部地域労組ポップがあります。
賃金が低いのも、勤務がきついのも
あなたのせいじゃない!
いつ首を切られるかわからないのも
首を切られたのも
あなたのせいじゃない!
労働組合POPで話そう、解決しよう!


30年前は16パーセントだった非正規雇用率は
間もなく40パーセントになろうとしている。
非正規の賃金は、同じ労働で、正規の4割だ。
昇給、退職金、賞与は殆どなく、雇用保険も、健康保険も有給休暇も、半分ほどしか取得できていない。
これは違法です。

資本家、金持ち、政府がもてはやす「規制緩和」は、
企業の「責任」「義務」をなくして、労働者には「自己責任」「自己負担」を押し付ける。
長時間、過重労働は、人間の生理の限界を超え、
職場には、いじめ、パワハラ、差別、暴力、恐怖支配が蔓延。
耐え切れなくなって退職を望めば、「損害賠償」で脅すブラック企業。
こいつらは、搾れる限りは搾り採る。人間らしい暮らし全てを搾り取る。
貧困・格差・強制労働・首切りは、ほとんどが
経営者のしわざ、金持ちのしわざ、金持ちのしわざ。

なのに、職場では
労働者同士が競争相手、自分が生き残るには同僚を蹴落とすしかない
話せない。相談できない。分かち合えない。
そして、既成の、企業内労働組合は、正社員のことばかり。自分たちのことばかり。
一番苦しい人には、殆ど何も出来ません。やりません。
労働審判は、ほんのわずかな金銭でことを済ますだけです。

だから・・・・・・


職場で一人で苦しんでいる人、
職場を奪われた人のために。
地域合同労組POPがあります。

企業や産業を超えた組合、東京・中部地域労組POPで話そう!
地域の仲間と、雇用を、労働条件を、生活を
みんなで守ろう、かちとろう!

職場で
あなたが直面している問題は
労働者全体の問題
みんなが労働者として解決すべき問題です。
一人で悩まないで!

労働者には
団結権があります
労働組合には
団体交渉権があります
団体行動権があります
労働者の団結の力で、労働条件を向上させ、生活を守ることが出来るのです。 


中部労組の活動

●労働相談を随時受け付けています。
●団体交渉で経営者と話し合って、色々な労働問題、労働条件を解決しています。
●必要に応じて、弁護士、労政事務所と連携し、労働委員会や、裁判にも取り組んでいます。
●労働者を職場に戻す為、解雇撤回を求める争議行為にも取り組んでいます。
●会社への抗議行動として、情報宣伝活動、抗議デモ、統一行動などをおこなっています。
●労働問題や、それを取り巻く社会問題について、学習会を定期的に行っています。
●労災問題にも取り組んでいます。
●労基署交渉もおこなっています。
●外国人労働者問題も取り組んでいます。

また、
他の地域合同労組や地域共闘、全国の合同労組・争議団との連携や労働者の人権と生活を守るための社会的活動、労働法・派遣法、治安立法、戦争反対、憲法改悪反対等の活動も行っています。

今までに、
★経営との団体交渉で、賃上げ、一時金支給、有給休暇などの労働条件のほかの職場の改善を勝ち取っています。
★解雇を撤回させ、職場復帰を勝ち取っています。
★不当配転を撤回させ、職場復帰し、定年後、再雇用を勝ち取っています!
★労働条件の改善を勝ち取っています。
★職業病を認めさせ、労災認定を、勝ち取っています!

皆さん!東京中部労組ポップに結集して、雇用と生活を守りましょう!

お気軽に相談を!もちろん無料!秘密厳守!

2012年06月20日 | 誰でもいつでも加入できます!
相談は毎日受け付けています。
もちろん無料です。もちろん秘密厳守です。


 このブログか、メールか、電話録音、ファックスで24時間受け付けています。
相談日、相談時間もご都合に応じて対応をとります。
相談内容によっては弁護士が必要な場合は参加してもらいます。
弁護士紹介を望む場合にも対応できます。
 あなたの置かれている状態をよく分析して、またあなたの考えや希望をよく聞いて、何をどう考え、どうすべきなのかをともに考えたいと思います。

 
 いつだってわりを食っているのは「労働者」だけ。
「とかげのしっぽ」じゃあるめエし、労働者の首切って済まそうなンざ、許さねエ!! 職場で、地域で人間らしく生きる権利を「ポップ」の仲間と闘い取りましょう。


電話・ファックス 03-5577-6705
e-mail: gochupop3088@kph.biglobe.ne.jp
住所・千代田区内神田1-12-13 第一内神田ビル6階

いろんな職場いろんな人々

2009年08月21日 | 東京・中部地域労組POPとは
POP(東京・中部地域労働者組合)は、東京の千代田区や中央区を中心とした周辺の労働者の地域合同労組です。 
 この地域には、大手企業の中枢が集まっている一方では、中小から零細に至る様々な規模の事業体がひしめいています。出版や印刷、小売書店、そして様々な商店街が立ち並んでいますし、サービス業やビル管理、大小の証券会社、など業種も千差万別です。そこでの雇用形態は、正社員・臨時・パート・派遣・アルバイト・下請けなどさまざまであり、外国人労働者も多い地域です。
 POPは、企業内労働組合ではありません。
 POPの組合員は、様々な企業の人がいます。様々な業種の人がいます。そして、 正社員も、臨時も、下請けも、派遣も、パートもアルバイトも失業者もいます。一時は外国人の方もたくさんいました。
 みんな、低賃金劣悪労働条件で働かされ、職場で分断されて、孤立していた人たちばかりです。すでに解雇されてから、飛び込んできて、ともに解雇撤回闘争に立ちあがったり、解雇されそうなので、相談に来て、ともに解雇を阻止したりしている人もいます。
 老若男女20歳代から70歳代まで、多様多彩な陣容を誇っています。

派遣切りとか、リストラという名の大量首切りが横行しています。
経済効率の悪いといわれる職場は片端からつぶされ、当たり前のように労働者が職場から排除され続けています。
 非正規雇用労働者の割合が急激に増え、労働者の団結する権利、闘う権利、働く権利がどんどん奪われ、資本家や使用者の果たすべき責任と義務はどんどん緩和・解除されていっています。
 労働者の生活も命も、構造的に押しつぶされてきているのです。
 そして、以前は、経営者の横暴に対して、労働者一人一人の生活を本気になって守ってくれたかのように見えた「闘う労働組合」は、企業の中にはほとんど見当たらなくなりました。
 今、労働者って何だろう?労働組合って何だろう?
 東京・中部地域労働者組合popは、こんな時代だからこそ、企業を超え、職場を超え、また、正規ー非正規の壁を超え、労働者である一点での団結と信頼を闘いの中から培い、自分たちの生活と権利を自分たちの力で闘い取る、そういう労働組合こそが必要とされていると考え、様々な問題に取り組んで来ました。 
 

解雇や抑圧を許さず!

2009年07月14日 | POPの日々の闘い
解雇撤回を目指して街頭デモ!
 未曾有の経済危機ということで労働者の雇用と生活は極度に弱められています。
 わがpopにも、職場を奪われたり、解雇された人がたくさん駆け込んできています。
 そして、今たまたま雇用が保障されていても、信じられない低賃金だったり、一時金や残業代も支払われなかったり、いじめや退職強要にあったりして相談に来る人もいます。
そのほとんどが、正社員というより、臨時やパート、派遣の人たちです。
 私たちの組合は
職場での差別や排除、権利や団結を破壊することは絶対に許さないこと、
解雇、排除に対しては元の職場に戻させること、
経営者の責任をきちんと果たさせること
与えられた不利益を回復すること、
などを基本的な立場として様々な闘いに取り組んでいます。
 いま、取り組んでいる闘いは、
 一部上場の機械製造販売会社の解雇問題、
 神田神保町の小さな出版社の解雇問題、
 コンピューターソフト制作会社のプログラマーの職場、
 印刷会社の下請け清掃会社、
 多角的な下請けのビル管理会社などの労働条件の向上、
 タクシー会社のコールセンターで働くパート労働者の排除問題、
 また、中部地域で共に闘っている大学生協労組の解散・解雇問題、
 予備校講師組合の解雇問題などがおもなものです。
 その他いろいろな職場で、いろいろな経営者を相手に闘っています。
 連日、団体交渉や、街頭での社員への情宣行動や、会社経営への抗議行動などで、ひっきりなしに動き回っています。
解雇や排除、抑圧を許さず、生活を守るために一緒に考え、一緒に行動してみませんか?