（波聞風問）２年差の五輪 平昌―東京、溝越える懸け橋 吉岡桂子

　波聞風問（はもんふうもん）

　領土や歴史問題で波立つアジアの海に臨む中国海南島Nikeスパイク サッカー中国が内外の政財界の要人を招いて開く「博鰲（ボアオ）アジアフォーラム」で１０日、李克強（リーコーチアン）首相は通商交渉にも波頭を立ててみせた。

　米国が主導する環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）には、「開放的な態度をとる…

北朝鮮制裁めぐり米中対立 安保理決議まで前途多難

　【ニューヨーク聯合ニュース】北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射に関連し、制裁強化を求める米国に中国が反対しており、国連安全保障理事会での決議採択までに数週間かかる見通しだ。複数の海外メディアが報じた。
　米国のゲーリー?ロック駐中国大使は17日、北朝鮮の安保理決議違反をめぐる中国との協議について「米中の意見が完全に分かれている」との見解を示した。
レブロン12ロック大使は北朝鮮への制裁強化を決議案に盛り込みたい考えだが、「中国は6カ国協議を通じた北朝鮮の説得を望んでいる」と明らかにした。
　国連関係者らは、決議案に関する協議は進行しておらず、結論が出るまで数週間はかかるとの見通しを示した。また、制裁案に中国が同意する保証もないと指摘した。
　今回のミサイル発射や失敗に終わった今年4月のミサイル発射について、安保理は国連決議違反だと非難はするものの具体的な対抗措置を取っていない。安保理常任理事国の中国が北朝鮮に対する制裁に反対しているためだ。
　中国外務省の洪磊副報道局長は14日、「朝鮮半島の平和を保障する方向で安保理の対応措置が取られるべきだ」と述べた。このため外交筋は決議案の採択なしに、北朝鮮企業を現在の制裁リストにあらたに追加するなどの案が出される可能性もあると指摘した。