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進撃の巨人(前編)

2015-08-20 15:42:47 | 映画
2015/8/19 バルト9

巨人の気持ち悪さ加減が良く表されていた。
原作やアニメの、あの嫌な感じを忠実に引き継いで、更にいやーな感じ。
死んだ巨人が焼けるようにして消滅する映像よい。
大型の巨人の迫力が凄い。

人の暮らしの実在感がどうしようもない状況にマッチしている。
実写であることの意味が分かる。

立体機動はワイヤーアクションもいい出来だった。
進撃の巨人の設定上の非常に重要なものだけに心配していたが大丈夫だった。

登場人物、最初は原作との見かけの違いで戸惑う。
せりふを話しているうちにちゃんと実在感が出てくる。

エレン、ミカサ、アルビン、結局魅力的に実在感を持って生きている。
巨人への憎しみは、後悔と済まなさも付け加わって、原作より大きい。

ハンジが凄くいい感じ。
石原さとみの持っているすっとぼけ感が原作のハンジ以上に彼女を魅力的にしている

エレンともう一人の喧嘩がちょっとしつこい。
後で強い絆を持つのだろうがそこまでしなくても。

巨人を殺すことに何も哀れみも感じさせないように作られている。
ただ単に滅ぼすべき対象であり、共存の可能性など微塵もないものとされている。

原作が持っている設定の理不尽はこの物語を見る上では疑わないのが約束。
テクノロジーを否定する法律。
映画では、エレキを使わず、菜種油を動力源に発動機を動かしている。
電気など大したテクノロジーではなく、発電機・モーター・照明は容易であるにも関わらず。

巨人は人類が生んだものなのだろう。
初めて巨人に襲われたときの状況が不明。