家のはなし~床~

床にもいろいろありますよ
さて、どんな床にしましょうか…

クッションフロア

2013年10月27日 | 床材
昭和の高度経済成長期以降、洗面脱衣所やトイレやキッチンなどの水回りの床材として、人気だったのが、クッションフロアです。
クッションフロアは、きちんと施工してあれば、水がこぼれても大丈夫で、メンテナンスや掃除も簡単であると同時に、多彩な色やデザインのものがあり、価格も比較的リーズナブルです。

しかし、やはり、ナチュラル感がなく、木のフローリングに比べたら、どうしても安っぽくなります。
また、この上に家具などを置くと、へこみ跡につき、とれませんし、キャスターやゴム製品が原因で、ゴム汚染が起きてしまいます。
しかし、最近では、従来の安っぽい印象のクッションフロアも進化しています。
木の温もりや表情をリアルに表現したものや天然石の持つ上質な重厚感をリアルに表現したものもあります。
機能にしても、遮音性をあげることで、耳障りな足音を軽減し、クッション性をあげることで、万が一転倒しても、骨折などの怪我を防ぐことができます。

私の後輩の住まいでは、2階の子ども部屋に遮音性を高めた厚いクッションフロアを採用しました。
以前マンション暮らしをしていた時、子ども達の走り回る足音などに神経を使っていました。
今度の住まいも、子ども部屋の下は、二世帯共用のリビングダイニングになっていますから、階下に子ども達の走り回る足音や椅子を引く音や本やおもちゃなどを落とす音などが響かないようにしたいと思っていました。
実物のウォールナットの質感をリアルに再現していますから、まるで、木のフローリングのようで、以前のクッションフロアの安っぽさはありません。
ジュースなどをこぼしても、さっと拭くだけでいいので、自分たちで専用のモップを使って、掃除するようにしています。
子ども部屋の床材は、簡単に掃除ができるものが一番です。
息子達2人は、アレルギー体質なので、尚更です。