ひとさじの砂糖

愚痴にならないように、のんびりと

コーヒーとストロー

2005年11月18日 17時27分59秒 | 調査・実験
なぜ、ホットコーヒーにはストローがつかないのだろうか。
アイスコーヒーには必ずと言っていいほどついているのに。
理由を考えてみた。

1、ストローを使うと、熱いコーヒーが急に口に入り、かなり熱い。
2、プラスチック製のストローが熱で溶ける。

この二つが頭に浮かぶ。
長年のこの疑問を検証するために
自宅にて実験してみることにした。

まず、近くの自販機でホット缶コーヒーを購入し
部屋に持ち帰り、一口飲んでみた。
運が良かったのか、それはほどよく温かく、飲みごろであった。
さっそくストローを挿し込み飲んでみた。

・・・ふつうに飲めた。意外である。
特に熱く感じることもなく、ストローにも変化は見られなかった。
なぜだ?
なぜ、何事もないのか。
もしかしたら、缶コーヒーではぬるすぎたのかもしれない。
今度は、インスタントのコーヒーをいれて試してみることにした。

いい具合に湯気と香りが立ちのぼる。
さっそくストローをさし、かきまわしてみると
ゆがんだ!
角度は30度。仮説2は立証された。
ストローはそのままつかえそうだったので、
つづいて、ストローから熱く黒い液体を吸い上げた。おそるおそると。
あつい!
ゆっくり飲んでいたせいか、それほどダメージはなかった。
しかし、油断するとやけどするであろう。
熱いものが直に舌の上に届く。味も香りもあったものではない。

結論。
熱いコーヒーを飲む際にストローを使うと、材質によってはそれが変形する。
つかい続けられなくはないが、不恰好でオススメできない。
そして、ストローを用いると舌の上に液体が直に届くため、やけどする危険性がある。
お店では、けっして出すことはできないものである。

コーヒーを安全に飲むためには、カップに口をつけ、少しずつ口にふくむべきである。
そうすれば、その熱さの確認とともに、
口の真上についている鼻で香りも楽しむことができ、さらにおいしくいただけるのだ。